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「被災59周年 3・1ビキニ・デー全国集会」が開催される

2013年03月01日

 2月28日、静岡県男女共同参画センターあざれあ(静岡市)を会場に、「被災59周年 3.1ビキニ・デー全国集会」が開催され、全国から約250人が参加しました。

 はじめに、川野浩一原水禁議長が「今日の原水禁運動の起源は、第五福竜丸事件に端を発して東京都杉並区のお母さんたちが始めた核実験禁止の署名運動から。もしその署名が無かったら、地球はどうなっていたでしょうか。考えただけでもぞっとします」とあいさつしました。
130228_01.jpg 静岡県平和・国民運動センター会長の原科臣孝さんの地元からの歓迎あいさつに続いて、静岡福祉大学名誉教授で、「ビキニ市民ネット焼津」代表の加藤一夫さんによる講演・提起「ビキニから見えるもの」では、「政治運動に限らず、『楽しい』社会運動をつくっていくことも、これからは大切」と訴え、福島第一原発事故を経た現在においても、第五福竜丸事件が決して、過去のものではないことが指摘されました。

 特別報告として、福島から福島県平和フォーラム代表の五十嵐史郎さんが、「原発事故から2年が経過し、全国の方から『収束したのでしょう?』などと言われるが、県民の思いとしてはまったく状況は変わっていない」と、事故が風化していくことでの苦悩を訴えました。

 焼津市長と牧之原市長からのメッセージが読み上げられた後、第15代平和大使で、静岡県立清水東高校1年の鈴木七海さんが、「私たち高校生は、まだまだ学ばなければいけないことがたくさんありますが、皆さんの思いを引き継いでいきたいです」と発言しました。

 最後に静岡県平和・国民運動センター副会長の加藤保さんが、集会アピールを読み上げ、参加者の拍手を以って承認されました。

 27日には、浜岡原発周辺30km圏の11市町と県や中部電力へ浜岡原発の廃炉を求める要請を行いました。また、3月1日は焼津市で久保山愛吉さん墓前祭がとりおこなわれ、広島や長崎、JCO臨界事故を経験した茨城、柏崎刈羽原発を抱える新潟などからの参加がありました。
 

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