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もんじゅ/関係自治体の首長への申し入れ書(福井県外)

2013年12月07日

2013年12月5日

滋賀県知事  嘉田由紀子 殿


原子力発電に反対する福井県民会議
原水爆禁止日本国民会議
ストップ・ザ・もんじゅ
反原発運動全国連絡会
NPO法人原子力資料情報室

 

もんじゅの運転再開に反対の声をあげてください
実効性ある防災計画を求めてください


 12年暮れに、福井県敦賀市にある高速増殖原型炉「もんじゅ」で1万件におよぶ点検もれが明らかになりました。点検すべき機器の点検を怠っていたのですが、所定の手続きを経ずに点検間隔が延長されたことなどを理由に、点検不備と表現されていますが、怠っていたことに違いはありません。この点検漏れと大強度陽子加速器施設の放射能漏れ事故が日本原子力研究開発機構への信頼を失墜させたとして、機構改革計画が検討され「自己改革ー「新生」へのみち」が公表されました(9月)。

 同計画書で機構みずから認めているように、「事故・トラブルの都度、再発防止策を講じてきたにもかかわらず、再び今回の保守管理上の不備を引き起こし、社会からの信頼を著しく失墜」しました。再発防止策に加えて根本原因分析も行われましたが、再発防止につながりませんでした。今般公表された「自己改革」を読んでも、運転再開を急ぐための改革に終始しているようで、どこまで根本に迫れるか、甚だ心もとない限りです。

 他方、文部科学省はもんじゅの研究計画をまとめて公表し(9月)、もんじゅの運転再開を謳いました。放射性廃棄物の減容という幻想に重きを起きながら、遮二無二もんじゅの生き残り策を探っているようです。

 「もんじゅ」の建設工事で機器の据付が始まったのは1985年、27年も前のことです。また、もんじゅ事故から18年が経過していますが、これまで出力40%を超えて運転されたことがありません。居ながらにして施設の老朽化が進んでいます。

 現在、原子力規制委員会によって敷地内断層(破砕帯)の調査が行われており、未だ結論は出ていません。新規制基準が策定されましたが、もんじゅに特有の基準は今後検討されることになっています。普通の原発に対しては、過酷事故対策が導入されることになりましたが、緊急炉心冷却装置の設置が義務付けられていないもんじゅの安全性に疑問を感じずにおれません。もんじゅは炉心出力の変化が核分裂を増加させる方向に向かい、最悪の場合、核暴走爆発事故に至る恐れがあります。当然のことながら、過酷事故対策はこうしたもんじゅ特有の事故に対応しなければなりません。こうしたことが原子力規制委員会で検討されているのですが、しかし、核暴走事故に対する災害対策など取り得ないのではないでしょうか。

 もんじゅの開発では、これまでに関連費用ふくめて2兆円近い予算が費やされてきました。仮に全く展望が見えない中で、実用化を目指して進むとすれば、さらに数兆円の国費を費やすことになるでしょう。福島原発事故を経験した日本ですから、高速増殖炉開発から撤退するのが本旨だと思います。

 貴職に置かれましては、以上のことを熟慮していただき、
①もんじゅの運転再開に反対の姿勢で臨んでくださるようにお願いします。
②また、実効性ある災害対策の立案のために、立地地域並みの協定を日本原子力研究開発機構に求め、少なくともその確信が得られるまで再開反対の姿勢で臨んでくださるようにお願いします。
 
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2013年12月5日

高島市長 福井正明  殿



原子力発電に反対する福井県民会議
原水爆禁止日本国民会議
ストップ・ザ・もんじゅ
反原発運動全国連絡会
NPO法人原子力資料情報室


もんじゅの運転再開に反対の声をあげてください
実効性ある防災計画を求めてください


 12年暮れに、福井県敦賀市にある高速増殖原型炉「もんじゅ」で1万件におよぶ点検もれが明らかになりました。点検すべき機器の点検を怠っていたのですが、所定の手続きを経ずに点検間隔が延長されたことなどを理由に、点検不備と表現されていますが、怠っていたことに違いはありません。この点検漏れと大強度陽子加速器施設の放射能漏れ事故が日本原子力研究開発機構への信頼を失墜させたとして、機構改革計画が検討され「自己改革ー「新生」へのみち」が公表されました(9月)。

 同計画書で機構みずから認めているように、「事故・トラブルの都度、再発防止策を講じてきたにもかかわらず、再び今回の保守管理上の不備を引き起こし、社会からの信頼を著しく失墜」しました。再発防止策に加えて根本原因分析も行われましたが、再発防止につながりませんでした。今般公表された「自己改革」を読んでも、運転再開を急ぐための改革に終始しているようで、どこまで根本に迫れるか、甚だ心もとない限りです。

 他方、文部科学省はもんじゅの研究計画をまとめて公表し(9月)、もんじゅの運転再開を謳いました。放射性廃棄物の減容という幻想に重きを起きながら、遮二無二もんじゅの生き残り策を探っているようです。

 「もんじゅ」の建設工事で機器の据付が始まったのは1985年、27年も前のことです。また、もんじゅ事故から18年が経過していますが、これまで出力40%を超えて運転されたことがありません。居ながらにして施設の老朽化が進んでいます。

 現在、原子力規制委員会によって敷地内断層(破砕帯)の調査が行われており、未だ結論は出ていません。新規制基準が策定されましたが、もんじゅに特有の基準は今後検討されることになっています。普通の原発に対しては、過酷事故対策が導入されることになりましたが、緊急炉心冷却装置の設置が義務付けられていないもんじゅの安全性に疑問を感じずにおれません。もんじゅは炉心出力の変化が核分裂を増加させる方向に向かい、最悪の場合、核暴走爆発事故に至る恐れがあります。当然のことながら、過酷事故対策はこうしたもんじゅ特有の事故に対応しなければなりません。こうしたことが原子力規制委員会で検討されているのですが、しかし、核暴走事故に対する災害対策など取り得ないのではないでしょうか。

 もんじゅの開発では、これまでに関連費用ふくめて2兆円近い予算が費やされてきました。仮に全く展望が見えない中で、実用化を目指して進むとすれば、さらに数兆円の国費を費やすことになるでしょう。福島原発事故を経験した日本ですから、高速増殖炉開発から撤退するのが本旨だと思います。

 貴職に置かれましては、以上のことを熟慮していただき、
①もんじゅの運転再開に反対の姿勢で臨んでくださるようにお願いします。
②また、実効性ある災害対策の立案のために、立地地域並みの協定を日本原子力研究開発機構に求め、少なくともその確信が得られるまで再開反対の姿勢で臨んでくださるようにお願いします。
 
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2013年12月5日
長浜市長 藤井勇治  殿


原子力発電に反対する福井県民会議
原水爆禁止日本国民会議
ストップ・ザ・もんじゅ
反原発運動全国連絡会
NPO法人原子力資料情報室


もんじゅの運転再開に反対の声をあげてください
実効性ある防災計画を求めてください

 12年暮れに、福井県敦賀市にある高速増殖原型炉「もんじゅ」で1万件におよぶ点検もれが明らかになりました。点検すべき機器の点検を怠っていたのですが、所定の手続きを経ずに点検間隔が延長されたことなどを理由に、点検不備と表現されていますが、怠っていたことに違いはありません。この点検漏れと大強度陽子加速器施設の放射能漏れ事故が日本原子力研究開発機構への信頼を失墜させたとして、機構改革計画が検討され「自己改革ー「新生」へのみち」が公表されました(9月)。

 同計画書で機構みずから認めているように、「事故・トラブルの都度、再発防止策を講じてきたにもかかわらず、再び今回の保守管理上の不備を引き起こし、社会からの信頼を著しく失墜」しました。再発防止策に加えて根本原因分析も行われましたが、再発防止につながりませんでした。今般公表された「自己改革」を読んでも、運転再開を急ぐための改革に終始しているようで、どこまで根本に迫れるか、甚だ心もとない限りです。

 他方、文部科学省はもんじゅの研究計画をまとめて公表し(9月)、もんじゅの運転再開を謳いました。放射性廃棄物の減容という幻想に重きを起きながら、遮二無二もんじゅの生き残り策を探っているようです。

 「もんじゅ」の建設工事で機器の据付が始まったのは1985年、27年も前のことです。また、もんじゅ事故から18年が経過していますが、これまで出力40%を超えて運転されたことがありません。居ながらにして施設の老朽化が進んでいます。

 現在、原子力規制委員会によって敷地内断層(破砕帯)の調査が行われており、未だ結論は出ていません。新規制基準が策定されましたが、もんじゅに特有の基準は今後検討されることになっています。普通の原発に対しては、過酷事故対策が導入されることになりましたが、緊急炉心冷却装置の設置が義務付けられていないもんじゅの安全性に疑問を感じずにおれません。もんじゅは炉心出力の変化が核分裂を増加させる方向に向かい、最悪の場合、核暴走爆発事故に至る恐れがあります。当然のことながら、過酷事故対策はこうしたもんじゅ特有の事故に対応しなければなりません。こうしたことが原子力規制委員会で検討されているのですが、しかし、核暴走事故に対する災害対策など取り得ないのではないでしょうか。

 もんじゅの開発では、これまでに関連費用ふくめて2兆円近い予算が費やされてきました。仮に全く展望が見えない中で、実用化を目指して進むとすれば、さらに数兆円の国費を費やすことになるでしょう。福島原発事故を経験した日本ですから、高速増殖炉開発から撤退するのが本旨だと思います。

 貴職に置かれましては、以上のことを熟慮していただき、
①もんじゅの運転再開に反対の姿勢で臨んでくださるようにお願いします。
②また、実効性ある災害対策の立案のために、立地地域並みの協定を日本原子力研究開発機構に求め、少なくともその確信が得られるまで再開反対の姿勢で臨んでくださるようにお願いします。
 
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2013年12月5日
揖斐川町 宗宮孝生  殿

原子力発電に反対する福井県民会議
原水爆禁止日本国民会議
ストップ・ザ・もんじゅ
反原発運動全国連絡会
NPO法人原子力資料情報室

もんじゅの運転再開に反対の声をあげてください
実効性ある防災計画を求めてください

 12年暮れに、福井県敦賀市にある高速増殖原型炉「もんじゅ」で1万件におよぶ点検もれが明らかになりました。点検すべき機器の点検を怠っていたのですが、所定の手続きを経ずに点検間隔が延長されたことなどを理由に、点検不備と表現されていますが、怠っていたことに違いはありません。この点検漏れと大強度陽子加速器施設の放射能漏れ事故が日本原子力研究開発機構への信頼を失墜させたとして、機構改革計画が検討され「自己改革ー「新生」へのみち」が公表されました(9月)。

 同計画書で機構みずから認めているように、「事故・トラブルの都度、再発防止策を講じてきたにもかかわらず、再び今回の保守管理上の不備を引き起こし、社会からの信頼を著しく失墜」しました。再発防止策に加えて根本原因分析も行われましたが、再発防止につながりませんでした。今般公表された「自己改革」を読んでも、運転再開を急ぐための改革に終始しているようで、どこまで根本に迫れるか、甚だ心もとない限りです。

 他方、文部科学省はもんじゅの研究計画をまとめて公表し(9月)、もんじゅの運転再開を謳いました。放射性廃棄物の減容という幻想に重きを起きながら、遮二無二もんじゅの生き残り策を探っているようです。

 「もんじゅ」の建設工事で機器の据付が始まったのは1985年、27年も前のことです。また、もんじゅ事故から18年が経過していますが、これまで出力40%を超えて運転されたことがありません。居ながらにして施設の老朽化が進んでいます。

 現在、原子力規制委員会によって敷地内断層(破砕帯)の調査が行われており、未だ結論は出ていません。新規制基準が策定されましたが、もんじゅに特有の基準は今後検討されることになっています。普通の原発に対しては、過酷事故対策が導入されることになりましたが、緊急炉心冷却装置の設置が義務付けられていないもんじゅの安全性に疑問を感じずにおれません。もんじゅは炉心出力の変化が核分裂を増加させる方向に向かい、最悪の場合、核暴走爆発事故に至る恐れがあります。当然のことながら、過酷事故対策はこうしたもんじゅ特有の事故に対応しなければなりません。こうしたことが原子力規制委員会で検討されているのですが、しかし、核暴走事故に対する災害対策など取り得ないのではないでしょうか。

 もんじゅの開発では、これまでに関連費用ふくめて2兆円近い予算が費やされてきました。仮に全く展望が見えない中で、実用化を目指して進むとすれば、さらに数兆円の国費を費やすことになるでしょう。福島原発事故を経験した日本ですから、高速増殖炉開発から撤退するのが本旨だと思います。

 貴職に置かれましては、以上のことを熟慮していただき、
①もんじゅの運転再開に反対の姿勢で臨んでくださるようにお願いします。
②また、実効性ある災害対策の立案のために、立地地域並みの協定を日本原子力研究開発機構に求め、少なくともその確信が得られるまで再開反対の姿勢で臨んでくださるようにお願いします。

 

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