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長崎大会 第8分科会「見て・聞いて・学ぼう"ナガサキ"」

2017年08月08日

長崎大会 第8分科会「見て・聞いて・学ぼう“ナガサキ”」
 
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証言と講演:山川剛(長崎県被爆教職員の会)
      西岡由香(漫画家)
参加者 140名
 最初に、原水禁国民会議制作のDVD「君たちはゲンバクを見たか」が上映されました。広島・長崎の原爆投下による悲惨な実態が映像を通して感じることができました。
 続いて、被爆体験講話として山川剛さん(県被爆教職員の会)の講演に入りました。山川さんからは教職員出身ということから、戦時中における学校教育が果たした役割や政府の広報が果たす役割として、「ぜいたくはしません」「パーマネントはだめ」「学校校庭での竹やり訓練」などを通して、世論を戦争へと誘導して行く実態が報告されました。
 また、長崎市への原爆投下による悲惨な実態や、自ら経験した原爆被害の肉体的・精神的な恐怖から「二度とヒバクシャを作らない」ために核兵器廃絶を強く訴えられました。
 会場からは、核兵器禁止条約が国連にて採択されたが実効性はどうかなどの質問が出され、山川さんからは「核兵器廃絶元年として実効性を高めて行くために、市民の努力が重要となっていく」との見解が述べられました。
 次に、西岡由香さんの講演に入りました。西岡さんは漫画で平和活動を展開する原動力は、被爆体験者の話を聞くことにより自分の心に被爆を感じたこと。そうした中で原爆は絶対だめと強く感じるようになった。その運動を漫画や紙芝居を通じて取り組むようになった。運動は色々な方法があると述べられました。また、「今日の聞き手は明日の語り手」として運動の輪を広げていきたい。憲法9条改憲の動きがある中で平和を守るためにがんばって生きたいと決意が述べられました。
 最後に、原水禁運動が取り組むべき課題として、安倍政権がこの間強行してきた「特定秘密保護法」「自衛隊の集団的自衛権行使(戦争法)」「テロ等準備罪(共謀罪)の強行」「原発再稼動」などと対峙する闘いと、核兵器禁止条約への日本政府の参加を求める闘いに全国の仲間と連帯して行くことを確認しました。

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