今年は44回目 武力で平和はつくれない
今年は、憲法施行60年であり、私たちの憲法理念を実現する大会(護憲大会)も44回目となりました。
今年は、「武器では平和はつくれない」をメインスローガンに東京で開催し、1日目は、開会集会とシンポジウム、
2日目は、分科会と市民集会とデモ、3日目はフィールドワークでした。
関東の実行委員会の奮闘もあり、開会集会には、1000人、市民集会には、4000人の仲間が参加をしてくれ、全体としては大成功でした。
7月、参議院選挙で野党が大勝利し、それを受けての大会であったが故に、次は野党政権だいう高揚した雰囲気が会場に広がっていました。
3日間のとりくみを通して、「憲法の改悪は許さない。憲法理念を実現するのだ」という決意を固めあいました。
私たちのめざすもの
私たちは、戦後一貫しての自民党政権の改憲攻撃に対抗して、憲法理念の実現をめざして、とりくみ、多くの課題は前進してきました。
しかし、一方憲法9条は自民党政権によって空洞化され続け、2000年代に入ってからの「ブッシュ・ネオコン政権に操られる小泉・安倍の自公政権の時代」
はさらに深刻であり、9条の空洞化・戦争する国づくりがいっきに加速しました。
そして今年2007年入り、教育基本法の改悪を強行した安倍自政権は、憲法「条文改悪」を掲げ動き出し、「国民投票法」を強行成立させ、
9条は「条文改悪の危機」に直面しました。そして今年の大会は、きわめて重要な大会になることが予測されました。
しかし、7月末、参議院選挙で「戦後レジームからの脱却・憲法改悪路線」を掲げた自民党が惨敗し、民主党を中心とする野党が勝利し、与野党逆転となりました。
選挙民・市民は「戦争する国に向かって暴走する自公政権」に不支持を突きつけたのです。
その後の「二つの意味での安倍の醜態」は自公政権の末期的症状を見せてくれました。
福田首相の所信表明演説から「憲法改悪」の主張は消えました。
参議院選挙での与野党逆転という新しい政治の枠組みのなかで、野党や平和団体の側は多くの武器を得ました。
自公政権主導で政治は動きません。
私たちも、自公政権の暴走に抵抗するだけでなく、憲法理念を実現する、平和を創り出すことのできる可能性は大きく拡大しました。
政府は、「テロ特法」の延長ができずに、自衛隊をインド洋から引き上げ命令を出さざるを得なかったことがそのことを示しています。
解釈改憲・実質的「戦争する国づくり」に対決を
当面9条の条文改正の危機は遠のきましたが、米政府は、「日本を米国の戦争に引きづり込むこと、日本の集団的自衛権の行使の合憲化」をあきらめたわけではありません。
そして自公政権は米政府の意図を請けて、解釈改憲へ戦争する国づくりへと引き続き動くことが予想され、警戒が必要です。
以上に様な基本認識を踏まえて、この秋私たちが取り組まなければならない具体的な課題はつぎのとおりです。
1点目は、防衛省の腐敗と憲法違反行動の徹底追及です。2点目は、自衛隊の海外派兵に反対する取り組みです。
とりわけブッシュのアフガン・イラク侵略戦争に加担する新テロ特措法、イラク特措法に対決して闘いましょう。
3点目は、米軍再編成に対決しての闘いです。自衛隊・日本を米軍・米政府の軍事戦略のなかにさらに組み込むことは絶対に許されません。
原子力空母横須賀母港化、座間、岩国、沖縄など闘いに結集しましょう。
4点目は日朝国交正常化の取り組みです。
10・3集会で、「チマチョゴリをきて、通学することが誇りです」と前をきっと見据えて語った在日の女学生の言葉を胸に刻みたいものです。
5点目は教育基本法・教科書課題の取りみです。
6点目は人権救済制度、男女共同参画の取り組みです。
石川さんは無実を訴えて、44年になります。なんとしても再審を勝ち取りましょう。
国労1047人の不採用の課題もあります。
私たちの前にはその他にも、多くの課題があります。
憲法改悪・解釈改憲に対抗して、平和、人権・民主主義の憲法理念を実現めざして、
引き続き連合や市民団体、平和団体、野党と連携して時代を変革する運動をつくりあげましょう。
来年度は、開催地は香川の高松です。この1年、激動が予測されます。勝利を確信し、がんばりあいましょう。
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