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| □今年は4回目になりました | |
| 「メッセージfromヒロシマ」は今年で4回目を迎えることができました。昨年までと同様、実行委員会は高校生を中心に結成され、企画・運営を行いました。海外、全国から広島を訪れ、資料館などで原爆の被害について見学を終えた子どもたち約300人が参加しました。 | |
| □はじまりはじまり〜 | |
「小太鼓の舞」を披露してくれた皆さん |
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オープニングは広島朝鮮初中高級学校、高級部舞踊部の皆さんによる民族舞踊「小太鼓の舞」で始まりました。華やかな音楽ときらびやかな衣装で披露される見事な踊りに、参加した子どもたちはくぎづけになっていました。 さて、今年の総合司会は、アジアンスパークの須黒奈緒さんと松田卓也さんです。松田さんは顔を真っ赤に塗り、銀色の全身タイツ姿で頭にはカラフルな羽飾りをつけて、「ギラギラマンでーす」とあいさつ。須黒さんは真っ白な顔に日本髪風のかつらをかぶり、浴衣姿で「まいこはんどす〜」と登場しました。緊張ぎみの子どもたちを驚かせ、一気に会場の雰囲気がほぐれていきました。この二人の司会をお手伝いしてくれたのが、実行委員の山本哲さんと梅田のぞみさんです。 第1セクションでは、まず実行委員のメンバー紹介があり、委員を代表して今井拓真さんがこれまでの取り組みや「メッセージfromヒロシマ」に込められた思いを紹介しました。 つづいて中学生ピースウォークの活動紹介がありました。昨年の三次市から平和公園まで歩き通した姿がビデオで映し出され、「今年はちょうど今、平和公園に向かっているところです」と紹介されました。 |
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| □みんなの平和の思いをかたちに! | |
| 第2セクションでは、昨年同様、参加者全員が、広島で学んだことや平和への思いなどを言葉やイラストにして、花の形をしたメッセージカードに描いていきました。できあがったメッセージカードは大きなシートに貼り付けて、3.6m×3.6mの巨大なモニュメントを皆でつくりあげました。 メッセージカードが配られると、(何をかこうかな〜)とじっくり考える子ども、絵や短い言葉で次々に仕上げていく子ども、すぐに描き終わってしまい走り回り始める子どもなど、それぞれに作業を楽しんでいました。司会を手伝う山本さん、梅田さんは会場をまわってインタビュー。カードに描かれたメッセージや参加者の声を紹介していきました。 |
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| □全国のお友だちからのメッセージ | |
| 第3セクションは全国・海外から来てくれたお友だちが自分たちの思いを伝え合いました。 はじめに、北海道の佐藤友樹さんが「僕は1年生のときから広島に行ってみたいと思っていました。59年前原爆で大勢の人たちが殺されました。今、イラクでは大人たちの戦いで大勢の子どもたちが死んでいます。平和な戦争のない21世紀にしたいと僕たちは思っています。その願いをこめて僕たちはつるをおりました。核も戦争もない21世紀にするため、皆さん呼びかけましょう」と力強く話しました。 |
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山形県から来てくれた大井友里さんは、「このヒロシマで原爆ドームや原爆資料館を見学し、平和公園のたくさんの碑をめぐり、そして被爆者の方の体験談を聞き、歴史の事実をきちんと学び、現在とつなげて考えていきます。21世紀のキーワードは、『非暴力・非軍事』です。私たちは殺されるために生きてきたのではありません。また、殺すために生まれてきたのでもありません。ヒロシマで学ぶ多くのことを心に刻み、一人でも多くの人に伝え、核や戦争のない、暴力や差別のない平和な社会となるよう私たちも山形の地でがんばります」と語りました。 |
| そして、「『争いがないこと』では正確に平和とは言えない気がします。それはただ争いがないだけであり、水面下では争いの準備をしているかもしれません。完全な答えではないのですが、平和とは『危険な物質(武器、兵器)がないこと』ではないでしょうか。例えば、ここの原爆ドームは過去の出来事を無言で語ってくれます。もう59年前の悲劇を起こしてはならないのです。それは全世界で絶対に防がなくてはならない。『核兵器の廃絶』それが平和への第一歩だと思います」と、埼玉県の原康祐さん(中2)。 | ![]() |
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東京の三多摩からは糸賀慎吾さん(中1)。「昨日見学した原爆資料館では本当の原爆の恐怖、破壊力がよくわかりました。こんな核兵器が世界中で使われたら……と思うと頭が変になります。僕は人が生きていくために『核』は必要ないと思います。『全く関係のない人が死んでしまわないようにするためにも』この世界から『核』を無くし、二度と戦争が起こらないようにしたいと思います。また、悲劇を繰り返さないためにも、日本国憲法第9条『戦争を放棄し戦力を持たない』を守り、『核兵器NO』を訴え平和な世の中にしましょう」。 |
| 神奈川県の武田桜理さん。「私たちの住む神奈川県は沖縄についで米軍基地がたくさんあります。現在も世界各地で戦争が絶えません。横須賀や厚木の基地から米軍の戦闘機や空母が外国へ出撃し、爆弾やミサイルで多くの方が死んだり、ケガをしています。もうこれ以上の血を流してはいけないと思います。神奈川県にもどり、同級生や友達に平和の尊さを伝えます」とアピールしました。 | ![]() |
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生活クラブ生協神奈川の廣瀬竜靖さん、山本達也さん(ともに小6)は「戦争の本を読むと悲しいと思います。でも、僕は戦争を知りません。武器をむけるのを見たことがないから、見るとカッコイイと思ってしまいます。友達や家族、そして自分が武器を持って人を殺すことがないように広島に行き、どんなことが昔起こったかを知って、知らない人に伝えたいと思います」と、ありのままの気持ちを話してくれました。 |
| 長野県からは小山太士さん(中3)。「今から59年前、広島と長崎に原爆が落とされ、多くの市民と何の罪もない僕たちと同じ世代の多くの子どもたちが命を失いました。また世界ではイラクをはじめ多くの子どもたちが戦争による被害に苦しんでいます。僕たちが大人になる前に、核兵器や戦争のない平和な世界が生まれるよう世界の子どもたちと手をつなぎ世界平和を訴えて生きたいと思います」。 | ![]() |
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三重県の岡田裕美子さん。「59年前の戦争の状況は今の私たちにはわかりませんが、戦争は二度と起こしてはいけないという事はわかっています。口で言うのは簡単だけど、実行に移すのはそんなに簡単じゃありません。けど、皆が『戦争はしないように』と願っていれば、いつか必ず戦争がない平和な世界がつくれると思います。また、世界がいつか絶対平和になると私は信じています」。 |
| つづいて香川県の国村実咲さん。「私は、ここに来る前に『かわいそうなぞう』という本を読んで来ました。それは、戦争のために、ぞうがおりからにげてあばれないように、食べ物をあたえないで死なせる話でした。私は、人間も動物たちも安心してくらすことのできる平和な世界でくらしたいです」。 | ![]() |
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群馬県の金井理美さん(12)からのメッセージ。「戦争が行われていない時代はこれまで一度もないと聞いたことがありますが、原子爆弾を投下されたのは、世界で唯一日本だけなのです。原子爆弾でどれほどの人々の生活が破壊され、その時代を生き抜くことがどれほど大変だったのだろうかと広島で考えたことはたくさんあります。私たちは唯一原爆被害のある日本の子どもたちとしてこの広島で感じたこと、思ったことを後世に伝えていかなければいけないと思います。戦争が世界中からなくなるその日をめざして」。 |
| 長崎からは津田麻友子さん。「私たちは長崎で核兵器の廃絶と平和な世界の実現をめざす『高校生1万人署名活動』を行っています。今年で4回目になるこの署名は8月19日にスイス・ジュネーブの国連軍縮局に提出します。また、私たちは『ミサイルよりもえんぴつを』を合い言葉にアジアの子どもたちに学用品を届ける活動もしています。皆さんと一緒に核も戦争もない平和な世界を実現させましょう」と話しました。 | ![]() |
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最後に地元広島から堀田紗千さんと伊藤恵さんが、「私は戦争が大嫌いです。ほんの一部の人たちが『国のため』という理由で、私たちの思いを無視して私たちの命を奪う。そんなことは絶対に許せません。でも今、日本はどんどん戦争ができる国になろうとしています。戦争でたくさんの人が殺され、今でも苦しんでいる人がたくさんいるのに、そんなことはほうっておいて、いまだに戦争をしようとしています」と話し、「一番大切なのは、『戦争はいやだ』と一緒に言ってくれる友だちをもっとつくることです。今日感じたこと、見たことを家に帰って友だちに伝えようと思います。ここにいる皆が帰って友だち一人に伝えたら、戦争はいやだという声は2倍になります。そして、来年この集会に参加するときまでに、『戦争はいやだ』と一緒に言ってくれる友だちをもっともっと増やしたいと思います」と締めくくりました。 |
| □海外のお友だちからのメッセージ | |
| つづいては、アメリカから来てくれたゲストから。代表してエリ・アシュリン・ハンナさんが、「今まで僕は、核兵器のことをたくさんアメリカの高校や大学で学んできました。でも、どんな先生も、どんないい教科書も、どんなすばらしい読み物も本とかでも、どれ一つとっても、今日、今ここ広島の地に来て、資料館などを見て学んだことにかなうものはないと思います。これからの将来、僕たちの未来は、本当に皆の手にかかっていると思います。今後も核兵器廃絶のために、皆でいっしょになってがんばっていきましょう」と呼びかけました。 |
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韓国から留学中で、アジアンスパークのメンバーでもあるキム・スンヨンさんは、「今回ヒロシマに来て原爆被害者たちのことをもう一度考えるいい機会にもなりました。韓国にも原爆被害者たちがまだたくさん残っています。戦争も、戦争の被害もなくなって欲しいです。 今、まだイラクでは戦争が起きています。皆のメッセージが世界中につながって平和な世界になって欲しいです。そして、ここに来て色々な友達ができたこともとてもうれしいです」と話しました。 |
| □みんなで踊ろう!「花まつり」 | |
| 第4セクションは、昨年に引きつづきアジアンスパークのダンス教室です。「花まつり」という歌に合わせた踊りで、「戦争よりもまつりを」、そして「いろんな違いを持ちながら、楽しくやっていこう」というメッセージを表現しています。ステージで踊るメンバー、会場で踊りをリードする実行委員はそれぞれ頭に紙でつくった大きなピンクのお花をつけて、はりきってダンスをしました。参加者も見よう見まねで体を動かし、「ラッセラー、ラッセラー」と大きなかけ声を出していました。 | |
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| □平和のメッセージを世界に発信! | |
| 楽しい時間もあっという間に過ぎ、ついに「メッセージfromヒロシマ2004」もエンディングを迎えました。実行委員の石黒友恵さん、横山千夏さん、楠本ふみさんがメッセージを読み上げます。このメッセージは首相官邸や、アメリカやイギリスなど核保有国の代表あてにメールで送信するものです。会場いっぱいの大きな声でカウントダウンをし、一斉に送信すると、大きな拍手が起こりました。 | |
| □みんなでつくった「PEACE」 | |
| つづいて、参加者全員でつくったモニュメントが披露されました。舞台のうしろにある幕が下りると、たくさんのメッセージカードが集まって、大きなハート型になっていました。ハートマークの下には「PEACE」の文字があり、司会者から「この文字の部分は長崎に集まったお友だちがつくってくれます」と紹介がありました。最後は再び「花まつり」を踊ります。会場にいた実行委員もステージいっぱいに広がり、フィナーレを盛り上げました。 みんなでつくりあげた「メッセージfromヒロシマ2004」。今日のことはきっといつまでも子どもたちの心に残り、平和をつくる仲間たちが日本中、世界中にいることを思い出させてくれることでしょう。 |
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| □海外ゲストと交流 | |
| 「メッセージfromヒロシマ2004」終了後、実行委員と海外ゲストのみなさんで交流会を行い、互いにこれまで取り組んできたことや今考えていることなどを紹介し合いました。「アメリカの人々はブッシュ政権をどう思っているのか」「日本からみたアメリカのイメージは?」などの質問も飛びかいました。こうして集まった機会を生かして、また別のことでも協力しあえるとよいですね。 | |
