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コリアン情報ウィークリーNo:446 (2012.4.16)

21日、双龍車汎国民追慕大会「生きて工場に帰ろう」


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
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世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org




 Calendar
カレンダー 

 

04月09日(月)

 北朝鮮、3回目の核実験を計画=韓国メディア

04月10日(火)

 米韓国防相が電話協議、北朝鮮ミサイル発射計画は「深刻な挑発」

04月11日(水)

 韓国総選挙の投票率54.3% 前回比8ポイント増

04月12日(木)

 韓国総選挙 与党セヌリ党が過半数確保ヘ

04月13日(金)

 北朝鮮がロケット発射、空中分解

04月14日(土)

 北ロケット1段目設置、発射強行へ最終準備段階

 


Government
政府、政党

総選挙、与党セヌリ152議席で過半数確保


11日に投開票された韓国の総選挙は12日未明に開票が終わり、300議席(小選挙区246、比例54)が確定。保守系与党のセヌリ党は現有の162議席には届かなかったが、劣勢の予想に反して小選挙区127、比例25の計152議席を獲得して過半数を維持、完勝した。

野党陣営では、革新系の最大野党、民主統合党が小選挙区106、比例21の計127議席と改選前の80議席を大幅に上回った。また、民主統合党が選挙協力した革新・左派系野党の統合進歩党も6議席増の13議席と善戦したが、両党あわせても過半数に届かず敗北した。

選挙戦は国民生活の両極化の解消や雇用、福祉の拡充などが争点で、有権者の間には李明博政権の経済政策に対する不満が強いことから一時、セヌリ党が大敗するとの見方もあった。

だが、セヌリ党は12月の大統領選で有力候補と目される朴槿恵・非常対策委員長を選対委員長に据え、候補公認で李大統領系を大幅に排除して刷新をアピール、立て直した。

国会での与野党逆転を目指しながら敗北した民主統合党は、やはり大統領選の有力候補と目される盧武鉉前大統領の秘書室長、文在寅氏が当選。しかし、首都圏以外の各地で接戦を取りこぼし、今後政策や戦術の再検討を余儀なくされる。



Mass■世論、市民運動


21日、双龍車汎国民追慕大会「生きて工場に帰ろう」
 


「申告場所を離脱したとき、公権力を投入して逮捕します」

去る21日午後5時15分頃、京畿平沢駅広場を出発して工場に到着した花の葬儀神輿が燃える中、双竜自動車の解雇労働者と家族100人余りは、平澤双竜自動車工場の正門前で工場への進入を試みた。

工場の正門で阻止した警察は、逮捕の脅威放送を出し、進入を試みる人々の悲鳴と警察が撃った催涙液が混じって混乱が続いた。

一番前に立っていた双竜自動車家族対策委員会グォンジヨウン代表は「阻んでも入ってみたい...」と涙をながしながら語った。

この日の双龍車で整理解雇の後死亡した22人の犠牲者を追悼する「双竜自動車の犠牲者汎国民追慕大会」と「双龍自動車の4次包囲の日」が開かれた。

大雨の中でもペク·キワン統一問題研究所長など各界人士たち約1000人余りが参加した。

去る2009年、いわゆる双龍車労使大合意で77日間の「死にそうな」工場のストライキを終え、歩いて出てきた労働者のうち22人がわずか3年も経たないうちに冷たい死体になってこの日、工場の前に置かれた。

曹渓宗のウォルガク僧侶は、追悼辞で「双龍車の整理解雇の問題で二十二人の大切な命が有名を消えていくとき、私達は、私たちの社会は何をしてきたのか、深い懺悔の言葉を差し上げざるを得ない」と述べた。

労働界は今年はゼネストを通じて双龍車問題を解決していくことを決議した。

民主統合党、統合進歩党、民主化のための教授会など社会各団体から多くの人々が参加し、問題解決の意思を表明した。


 



 


NorthKorea朝鮮の動向

北朝鮮、金日成主席誕生100年記念式開催


北朝鮮は13日午前7時39分ごろ、同国北西部・東倉里(トンチャンリ)の西海(ソへ)衛星発射場から「人工衛星打ち上げ」名目で長距離弾道ミサイルを発射した。日本政府など各国政府によると、ミサイルは上空150キロまで飛んで爆発し、破片は韓国西方の黄海に落下した。ミサイル打ち上げは06年と同様に失敗し、北朝鮮も認めた。自制要求を無視して北朝鮮がミサイルを発射したことに国際社会は批判を強めており、国連安全保障理事会は対応を協議する。

北朝鮮の朝鮮中央通信や朝鮮中央テレビは13日正午過ぎ、「午前7時38分55秒に発射した。地球観測衛星の軌道進入は成功しなかった」と失敗を認め、「科学者、技術者、専門家が現在、失敗の原因を究明している」と伝えた。

また、北朝鮮は15日、金日成主席の生誕100年を迎え、平壌の金日成広場で軍事パレードを行った。朝鮮労働党と朝鮮人民軍、国家機関のトップに就任した金正恩第1書記が観閲し、「軍事技術的優勢は帝国主義者らの独占物ではなく、敵が原爆でわれわれを威嚇した時代は永遠に過ぎ去った」などと演説、「先軍(軍事優先)政治」の継承と「核抑止力」の保持を強調した。金正恩氏の肉声が伝えられたのは初めて。

軍事パレードでは、これまで未確認だった大型の弾道ミサイルが登場した。韓国の聯合ニュースは、射程5千〜6千キロの大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の可能性があると報じた。軍事パレードは金正日総書記の生誕70年となった2月16日以来。

金正恩第1書記は演説で、「私は金正日同志の遺訓を奉じて祖国と革命に対して負った責任をまっとうする」などと述べ、「最後の勝利に向かって前進せよ」と締めくくった。






コリアン情報ウィークリー(2012年)

第446号 2012年04月16日  21日、双龍車汎国民追慕大会「生きて工場に帰ろう」
第445号 2012年04月09日  スト中のMBC労組の個人財産の仮差押え、「最悪の労組殺し」
第444号 2012年04月02日  総選挙、首都圏40〜50ヶ所混戦状態、週末の総力戦
第443号 2012年03月26日  統合進歩党、「野党連帯の影響があれば20席以上も可能」
第442号 2012年03月19日  総選挙中間発表、野党「3ヶ月で30議席失った」
第441号 2012年03月12日  安哲秀、放送3社ストライキ支持
第440号 2012年03月05日  海軍、済州道の基地建設開始
第439号 2012年02月27日  朴ソウル市長の息子の兵役免除、再検診で疑惑晴れる
第438号 2012年02月20日  MBC労組ストライキコンサート、「公正放送取り戻そう」
第437号 2012年02月13日  15日、核安保首脳会議への「対抗行動」発足
第436号 2012年02月06日  民主労総、総選挙方針をめぐって意見対立
第435号 2012年01月30日  大選野党候補支持率、ムン・ゼイン、初めて安哲秀を追い越し
第434号 2012年01月23日  MBC放送ストライキ決定、30日実行
第433号 2012年01月16日  慶州地域団体「月城1号機閉炉し、核廃棄物場工事中断しろ」
第432号 2012年01月09日  現代車労組、焚身をめぐって一部ライン作業中断
第431号 2012年01月02日  選管委HPへのサイバーテロ問題で、大学生の時局宣言続く



コリアン情報ウィークリー(2011年)

第430号 2011年12月26日  28日、金正日総書記告別式開催




コリアン情報ウィークリー(2010年)

第378号 2010年12月27日 法院「時局宣言教師への解任処分は違法」

 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第326号 2009年12月28日 韓国大学生連合「授業料削減」要求し、国会教育科学委占拠



コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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