To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:448 (2012.4.30)

統合進歩党、「比例代表選出の不正選挙」認定で波紋


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
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 Calendar
カレンダー 

 

04月23日(月)

 北ミサイル発射失敗 米韓メディアで相反する意見

04月24日(火)

 韓国・李明博大統領側近に再び金銭疑惑

04月25日(水)

 米のBSE感染牛問題 韓国は輸入検疫続ける

04月26日(木)

 「東海」併記は見送り=「日本海」単独表記を維持―国際水路機関

04月27日(金)

 韓米が統合国防協議 北ミサイル発射後の対策など

04月28日(土)

 韓国、来週BSE調査団を米国に派遣

 


Government
政府、政党

韓国、来週BSE調査団を米国に派遣


米農務省は27日、韓国農林水産食品部(農食品部)に送った文書で、BSE(牛海綿状脳症)乳牛の年齢は10年7カ月と明らかにした。韓国が輸入する30カ月(2年6カ月)未満の牛肉との関連性からである。

しかし韓国の農食品部は来週、米国に民官合同調査団を派遣し、現地で調査することにした。

米カリフォルニアのBSE(牛海綿状脳症)発生農家と関連施設で実施する現地調査は、飼料の種類、米国の調査に対する検証などに焦点を合わせることになる。

米国産牛肉に対する検疫もさらに強化した。3%から10%、さらに30%に高めた検査比率を50%に追加で引き上げ、不純物混入または腐敗した牛肉が出た場合は同時に輸入された物量に対して全数検査をすることにした。

しかし、国民の不安と韓国政府の輸入禁止を求める要求は強い。

セヌリ党の朴槿恵(パク・クネ)非常対策委員長はより強力な対策を要求した。

朴委員長はこの日、「韓国政府が国民の衛生と安全よりも、貿易摩擦を避けるのに関心があるという誤解を受けてはいけない」と述べた。また「国民が安心できる確実な情報を確保するまで検疫を中断し、最終分析の結果、少しでも安全性に問題があれば輸入も中断しなければならない」と話した。

青瓦台(チョンワデ、大統領府)の一部からも「必要なら全数調査と検疫中断を準備しなければならない」という意見が出てきたという。



Mass■世論、市民運動


統合進歩党、「比例代表選出の不正選挙」認定で波紋
 


統合進歩党が19代国会議員の比例候補選出のための党内予備選挙で「総体的不良·不正選挙が行われた」と認め、波紋が広がっている。

チョジュンホ・真相調査委員会委員長(共同代表)は2日、国会の記者会見で、「真相調査委は、比例代表候補の選挙が、選挙管理能力の不実による『総体的不良·不正選挙』であったと規定する」と述べた。特に現場投票と関連して「操作と表現することができる部分がある」といっている。

チョウ委員長は、事態の責任について、 「通常の選挙を行うことができない状況で選挙を強行、事態を引き起こした党中央選挙管理委員会と事務総局に一次的な責任があることを明らかにする」と断言した。

最大の争点となっているオンライン投票と関連してチョ委員長は「投票の重要な意思決定に必要なシステムを事前に十分な検証なしに使用しており、投票が中断される事態を招いた」としながら、「これにより、誤って表記されたデータを初期化するなどの事例は、選挙結果の信頼性を失う結果となった」と指摘した。

特にチョ委員長は、「同じIPで集団的に行われた投票行為もあり、代理投票などの不正投票の事例が確認された」と明らかにし、波紋を投げた。

チョウ委員長は「現場投票でも締切以降の投票、システムに登録されていない投票の集計など"多様な形態の不正行為があり、選挙関連党規違反が少なからず見つかった」と述べた。

今後の対策についてチョウ委員長は「党員の民意が歪曲され、国民から多くの疑いと叱咤を受けることになったたことに対して、党の一員として申し訳ない気持ちと重い責任感を痛感する」「全体党員と国民が収容することができる再発防止対策及び党刷新案が提示されるべきだ」と強調した。

チョウ委員長は「調査の結果、今回の選挙は正当性と信頼性を失ったと判断するのに十分であり、責任の所在が明らかな事案については、党規委員会回付など断固たる措置が必要だ」と語った。

チョウ委員長は、真相調査の結果が党の代表団会議などの各級党組織と会議体にもまだ正式に報告されていない状況で、マスコミに一番最初に公開することは、「これが進歩を生かす道であり、党を生かす道だと思っていたからだ」と話した。



 



 


NorthKorea朝鮮の動向

北朝鮮、人民軍創建80周年大会開く、金第1書記発言なし


北朝鮮は25日、朝鮮人民軍創建80周年中央報告大会を平壌で開催した。

ラヂオプレス(RP)によると、李英鎬(リ・ヨンホ)軍総参謀長が報告に立ち、「わが軍隊と人民は、逆賊一味(韓国の李明博<イ・ミョンバク>政権)の本拠地を粉砕する聖戦を展開する」と韓国に対して強い警告を発した。

金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は出席したものの発言はなかった。

北朝鮮は23日に軍最高司令部特別作戦行動グループ名で「北の体制や最高尊厳(金第1書記)を冒とくした」として韓国に対する「革命武力の特別行動を直ちに開始する」と通告するなど、韓国の李明博政権批判を激化させている。

今回も李総参謀長は「極悪非道な挑発者の息の根を止め、挑発の原点を跡形もなくたたきのめす」と韓国批判を展開した。

一方、北朝鮮が主張する「特別行動」が何を指すか不明な中で、米メディアなどは北朝鮮が3回目の核実験に向けた準備をほぼ完了し、まもなく核実験に踏み切る可能性があると報じている。






コリアン情報ウィークリー(2012年)

第448号 2012年04月30日  統合進歩党、「比例代表選出の不正選挙」認定で波紋
第447号 2012年04月23日  再び始まる米産牛肉輸入反対のためのキャンドル集会
第446号 2012年04月16日  21日、双龍車汎国民追慕大会「生きて工場に帰ろう」
第445号 2012年04月09日  スト中のMBC労組の個人財産の仮差押え、「最悪の労組殺し」
第444号 2012年04月02日  総選挙、首都圏40〜50ヶ所混戦状態、週末の総力戦
第443号 2012年03月26日  統合進歩党、「野党連帯の影響があれば20席以上も可能」
第442号 2012年03月19日  総選挙中間発表、野党「3ヶ月で30議席失った」
第441号 2012年03月12日  安哲秀、放送3社ストライキ支持
第440号 2012年03月05日  海軍、済州道の基地建設開始
第439号 2012年02月27日  朴ソウル市長の息子の兵役免除、再検診で疑惑晴れる
第438号 2012年02月20日  MBC労組ストライキコンサート、「公正放送取り戻そう」
第437号 2012年02月13日  15日、核安保首脳会議への「対抗行動」発足
第436号 2012年02月06日  民主労総、総選挙方針をめぐって意見対立
第435号 2012年01月30日  大選野党候補支持率、ムン・ゼイン、初めて安哲秀を追い越し
第434号 2012年01月23日  MBC放送ストライキ決定、30日実行
第433号 2012年01月16日  慶州地域団体「月城1号機閉炉し、核廃棄物場工事中断しろ」
第432号 2012年01月09日  現代車労組、焚身をめぐって一部ライン作業中断
第431号 2012年01月02日  選管委HPへのサイバーテロ問題で、大学生の時局宣言続く



コリアン情報ウィークリー(2011年)

第430号 2011年12月26日  28日、金正日総書記告別式開催




コリアン情報ウィークリー(2010年)

第378号 2010年12月27日 法院「時局宣言教師への解任処分は違法」

 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第326号 2009年12月28日 韓国大学生連合「授業料削減」要求し、国会教育科学委占拠



コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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