| 教育基本法の改悪に反対するすべてのみなさんへ 全国連絡会への賛同と11・6全国集会への呼びかけ |
| 今、日本社会は大きな分岐点にさしかかっています。「戦争か平和か」、「差別か平等か」という根本的な選択が私たちにせまられています。 すでに教育現場の状況はきわめて悪化しています。2003年10月23日に東京都教育委員会は、「入学式・卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施について」という通達を出しました。それにもとづいて「日の丸・君が代」について「職務命令」を出し、従わない教職員を大量に処分しました。これは現場教職員と子どもの思想・良心の自由を奪うものであり、教育行政による教育内容への介入を「不当な支配」として禁じている教育基本法に違反するものです。 教育基本法はこれまで政府や教育行政によって十分に尊重されてきたとはいえません。また近年それを無視する傾向は一層強まりつつあります。しかし教育基本法が意味を失っているかというとそうではありません。個人の尊重と平和主義を唱え、国家権力に規制をかける法という性格をもつ教育基本法は、国家主義と軍事大国化へ向けての力が急激に増大しつつある現在、むしろますますその意義を高めているといえます。 教育基本法が改悪されることになれば、私たちが大切にしてきた教育の自由と平等はその防波堤を失い、状況がさらに悪化することになるのは確実です。それだけにとどまらず、これは戦後における教育や社会の原理・原則を転換することにつながります。2004年2月、超党派議員連盟「教育基本法改正促進委員会」の総会で、ある国会議員は「お国のために命を投げ出しても構わない日本人を生み出す」と発言しました。国家のために犠牲になることを当然と考える「国民」をつくることが、教育基本法改悪の本質であることが公然と表明されたのです。「郷土や国を愛する心」=「愛国心」が教育基本法に盛り込まれれば、国家に従順な「心」や「内面」をもつことがあらゆる教育の場で強制されます。学校現場ばかりでなく、家庭や地域を含めた社会全体で、国家・政府に従うことが善だという規範がおしつけられることになります。これによって教育は子どもたち一人ひとりの権利を尊重するものから、国家中心のものへと変えられます。それは国家の交戦権を否定し、国家のために犠牲となることを否定した日本国憲法第9条の改悪とも直結しています。 こうした教育の国益中心主義は、子どもたちを国家や企業にとって役立つかどうかで差別・選別する体制をもたらします。近年の教育改革によって、学校現場に市場原理が次々と持ち込まれ、教職員と子どもたちはこれまで以上に激しい競争にさらされています。小学校・中学校における学校選択、習熟度別指導、中高一貫校など、子どもたちを「能力」によって早期に振り分け、格差を拡大する危険性の高い政策が進められています。教育基本法の改悪はこの方向を固定化し、教育の平等はさらに奪われることになるでしょう。教育基本法の改悪は、「平和と平等」を目指してきたこの社会を「戦争と差別」へと転換する危険性をもっているのです。 昨年12月23日に東京の日比谷公会堂で行なわれた「教育基本法改悪反対!12・23全国集会」は、教育基本法改悪反対の一点で組織・団体の枠を超えて4000人以上の人々が参加しました。集会では全国各地の教育現場で苦闘する教職員、市民、子どもから熱のこもった報告が寄せられ、教育基本法の改悪を阻止することの意義が確認されました。今年に入ってからも、教育基本法改悪反対の一点で広く教職員と市民が連携する「12・23方式」の集会が全国各地で開かれており、運動は大きく広がりつつあります。 こうした運動の広がりをうけて、2004年4月24日、教育基本法の改悪を阻止するための全国ネットワーク「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」が発足しました。そして11月6日、昨年の12・23集会を上回るこれまでで最大規模の全国集会を開催しよう!ということになりました。皆さん、この11・6集会に参加・賛同して、改悪反対!の意思をはっきり示そうではありませんか。また、これから行なう全国各地の集会で、是非、この11・6全国集会への連帯を表明してください。その思いをつなげ、集めてカウントアップしていき、11・6集会で、連帯集会リストと人数を発表します。 今、教育基本法の改悪に反対し、私たちが教育の権利を獲得することを目指す新たな運動のうねりが目の前にできつつあります。 「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」そして11・6集会への個人・団体での賛同と連帯を、心からお願い致します。 呼びかけ人:大内裕和、小森陽一、高橋哲哉、三宅晶子 |
| 【賛同金】個人1口500円(ただしできるだけ2口以上お願いします) 団体1口2000円 【郵便振替口座】 00190-1-537122 【加入者名】教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会 |
