日本の閣僚の靖国神社参拝中止と韓国人合祀取下げを求める大韓民国国会決議案(草案)

発議年月日:2004.11

主 文
 大韓民国国会は、小泉純一郎首相と日本の閣僚に、過去日本帝国主義が19世紀末から韓半島を争奪しようと起こした各種戦争行為の主役や、中日戦争・太平洋戦争のA級戦犯を神として崇めている靖国神社を毎年参拝していることに対し、深く憂慮と遺憾を表する。大韓民国国会は、村山富一首相が不幸な過去に対する謝罪と反省を表明して以来、回復してきた韓日関係が日本の首脳部の靖国神社参拝により毀損されており、韓日関係の未来のためにも決して望ましくない点を指摘し、靖国神社参拝をやめるよう丁重に求める。

 大韓民国国会は、日本が侵略戦争に強制的に動員して犠牲になった韓国人を、その遺族にまったく事実を伝えることもなく、侵略戦争の主謀者や積極的に参加した者とともに合祀したという事実に深い遺憾を表し、関係する遺族の意思にしたがい、日本政府と靖国神社が率先して合祀を取り下げることを求める。

 大韓民国国会は、日本政府が両国の首脳会談を通して持続的に明らかにしてきた「不幸な過去史の清算と未来指向の韓日関係」の精神にのっとり、過去の侵略戦争を美化するなど、日本国内での歴史歪曲の動きに対し賢明に対処することを求める。
 
提案理由
 靖国神社には、日清戦争、日露戦争時期に韓国の良民を迫害したのを始め、1905年の統監府設置後に起こった義兵蜂起の武力鎮圧、1910年の日韓併合以降独立軍抗争の武力鎮圧、1919年の三・一万歳運動の武力鎮圧などに直接加担した日本軍が軍神として崇められている。
 また日帝は、皇民化政策で民族文化を抹殺して皇国臣民の誓詞を読ませ、全国に神社を建立して参拝と宮城遥拝を強制し、神社参拝を拒否した者を投獄し拷問、虐殺などの蛮行を働いた。
 靖国神社は、過去の日本の侵略戦争である太平洋戦争を「大東亜戦争」として美化しており、侵略戦争の主犯を「昭和殉難者」と表現して彼らを軍神として崇めるなど、軍国主義的性格を帯びている。
 小泉純一郎首相は、2001年の執権以来、毎年靖国神社を参拝しており、これからも参拝の意思を曲げないと闡明している。
 これに対して、中国は3年以上も首脳会談を中断し、新たに出帆した胡錦濤国家主席は就任の第一声で、小泉首相の度重なる靖国神社参拝を非難し、日本の国連安保理常任理事国進出に反対の立場を取っている。
 また靖国神社は、遺族の意思すら問わずに韓国人犠牲者を無断でA級戦犯と一緒に合祀しており、これを取り下げてほしいという遺族の要求を、言下に拒否している。
 これに対し、韓国政府の態度は「遺憾である」という外交的な修辞で対応するのみで、その本質的問題認識もせず、解決のための方策も練ることができないまま今日に至っている。
 靖国神社をめぐる日本の首相の公式参拝と韓国人の無断合祀問題を総合的に見つめ、この迅速な解決を求めるために、国民の総意を集めて国会に決議案を提案している。