「つくる会」が来年度用の教科書を検定申請しました!!今年からいよいよ対決が
――地方議会決議は私たちの決議が350を突破――
「新しい歴史教科書をつくる会」は3月25日、九段会館で「検定基準から近隣諸国条項を削除せよ!」のスローガンを掲げて集会を開き、決議文を4月12日、川村文部科学大臣に提出するとともに、翌13日には同会の公民教科書の新訂版を、19日には歴史教科書の改訂版を検定申請しました。
これは、三年前の「つくる会」教科書が、間違い記述が多く、また近隣諸国条項の実質適用によって大幅に検定意見が付されて、南京大虐殺を記述しなければならなかったことなどを受け、検定基準緩和の圧力を周到に準備したものです。この日に向けて、同趣旨の署名約55万人分を集め、地方議会決議も検定問題で茨城や千葉、神奈川などで追求するなどし、“ドラ息子が入学できないのは試験制度が悪い”という、やくざまがいの圧力をかけてきたものでした。
とはいえ、川村文部科学大臣は4月12日、同会(正式には教科書改善協議会)と40分間会談するなど、彼らの要求を実質的に受け入れることは確実で、「つくる会」教科書は前回よりさらに悪質な教科書になることが予想されます。今年は8月に東京の中高一貫校で同会の教科書を採択する準備が進められていることなど、来年に向けて忙しい一年になりそうです。
教育基本法改悪決議について、彼らの内部資料裏技マニュアル≠ェ発覚!
いっぽう、教育基本法をめぐる動きは、中央のレベルでは、超党派の議員連盟が4月14日、40人の議員を集めて第二回の勉強会を議員会館で開いていますが、どうやら本格的な動きは参院選後になりそうです。地方議会は、今回、私たちの決議が350を突破しました。いっぽう、彼らは香川・高知・佐賀・熊本などの県議会で改悪推進の決議を挙げました。ただし、まだ市町村レベルにまで降りてきていません。
これは、最近当HPが入手した「日本会議」の内部資料裏技マニュアル≠ノよると、「各県で採択に取り組むさいは、先ず県議会で採択すると市町村はやりやすくなります」「ただし、東京、大阪など県議会レベルで革新系が強く採択が難しい地区は、周辺部の市町村から働きかけます」としている手法と完全に一致しています。同文書はさらに、「敵に知られないように動くこと」、そのため請願の提出は「締め切り直前に行う」こと、「公明、民主を巻き込もう」としているなど、私たちがどのような点に気を付けるべきかも教えてくれています。
県レベルでまだ決議があがっていないところは、6月議会に向けて警戒の目を光らせてください。また香川県・高知県・佐賀県・熊本県などは、これから市町村議会で決議が試みられますので、ぜひこれに対抗してください。
また、請願・陳情の内容も、当HPがこの下の欄で予測したように、議会の力関係を考え、教基法の「1、早期の改正を求める」、「2、改正を求める」、「3、徹底論議を求める」の三つの対応があり得ると柔軟な方法を考えています。特に彼らは、「実際にはこの(第)3のケースが多いと思われます」と、力を入れており、調布市につづき今回も府中市が決議をあげています。
同文書は、「反対派はすでに全国の300を超える市町村で決議を挙げています」「改正賛成の国民世論は盛り上がっていない」「今こそ地方の良識を中央へ、そして国会を動かしましょう」と呼びかけています。地方議会決議のもつ意味を彼らはこの様に考え、力を入れています。私たちも、6〜9月議会が山場になることを予測し、常に議会事務局から情報を取り寄せ(ほとんどが市町村役場内にあります)、彼らの動きを監視するのをはじめ、私たちの決議を増やすことにも全力をあげましょう。