「つくる会」教科書の兄弟版『最新日本史』を採択しないよう要請してください

 「つくる会」教科書の兄弟版である明成社高校教科書『最新日本史』が、今年8月、採択の山場を迎えます。同書は昨年検定を通ったのですが、新学習指導要領のもとで採択の対象となったのは高校1年生のみであったため、使われる冊数が非常に少なく、その結果、山川出版と明成社の2社のみ参入、明成社版はわずかの伸びにとどまりました(「明成社版『最新日本史』採択状況<'02年>とその分析」)。

 今年は2年生が対象となり、大半がこの学年に日本史を習うため、明成社版を含む教科書の採択が本格化し、17社が参入します。以下に、これまで明成社(以前は原書房と国書刊行会)教科書を採択した経緯をもつ学校の連絡先を掲載しましたので、今回は採択しないよう、ぜひ要請文を送ってください。案文も載せておきます。

 なお、今年は採択の決定が、文科省の指示により、「8月31日まで」(昨年までは8月15日まで)と変更されましたが、早めにご自分の文章でこつこつと送っていただくことが、もっとも効果的に思われますので、どうかよろしくお願いいたします。


『最新日本史』(現・元)使用校へ来年度の不採択要請を!

  ★☆ 要請文送付先一覧 ☆★

青森明の星高等学校 URL:http://www.jomon.ne.jp/~aoakekou/
〒030-0961 青森県青森市浪打二丁目6番32号 TEL:0177-41-0121 FAX:0177-41-0149

大和山学園松風塾高等学校 e-mail:shofujuk@infoaomori.ne.jp  URL:http://www.infoaomori.ne.jp/shofuko/
〒039-3351 青森県東津軽郡平内町大字外童子字滝ノ沢37 TEL:017-756-2817 FAX:017-756-2738

水戸女子高等学校 e-mail:mail@mitojoshi.ed.jp  URL:http://www.mitojoshi.ed.jp/
〒310-0021 茨城県水戸市上水戸1−2−1 TEL:029-224-4124 FAX:029-221-6660

茨城県立茨城東高等学校 e-mail:ibara@ibarakihigashi-h.ed.jp  URL:http://www.ibarakihigashi-h.ed.jp/
〒311-3157茨城県 東茨城郡茨城町大字小幡2524番地 TEL:029-292-6245(代表)・292-6039 FAX:029-292-2405

茨城県立常北高等学校 e-mail:admin@johoku-h.ed.jp URL:http://www.johoku-h.ed.jp/
〒311-4392茨城県東茨城郡常北町春園1634 TEL:029-288-2028  FAX:029-288-4969

小山工業高等専門学校 e-mail:syomu@oyama-ct.ac.jp URL:http://www.oyama-ct.ac.jp/
〒323-0806 栃木県小山市大字中久喜771  TEL:0285-20-2100  FAX:0285-20-2880

狭山ヶ丘高等学校 URL: http://www.sayamagaoka-h.ed.jp/
〒358-0011 埼玉県入間市下藤沢981 TEL:042-962-3844(代)FAX:042-962-0656

埼玉県立新座高等学校 e-mail:j795110@pref.saitama.jp URL:http://www.bekkoame.ne.jp/~niiza-shs/
〒352-0015 新座市池田1丁目1番2号 TEL:048-479-5110 FAX:048-489-1032

拓殖大学紅陵高等学校 e-mail:info@koryo.ed.jp  URL:http://www.koryo.ed.jp/
〒292-8568 千葉県木更津市桜井1403  TEL:0438-37-2511(代)FAX:0438-36-7286

千葉黎明高等学校 URL:http://academic1.plala.or.jp/reimei/
〒289-1115千葉県八街市八街ほ625番地 TEL:043-443-3221(代表) FAX:043-443-3443

京華学園商業高等学校 URL:http://www.keika-c.ed.jp/Get.htm
〒112-8612 東京都文京区白山5−6−6 TEL:03-3946-4491 FAX:03-3946-7929

堀越高等学校 URL:http://www.din.or.jp/~hori-ko/index1.htm
〒164-0011 東京都中野区中央2-56-2  TEL:03-3363-7661  FAX:03-3363-2468

鎌倉女子大学高等部 URL:http://www.kamakura-u.ac.jp/tyukou/index.html
〒247-8511神奈川県鎌倉市岩瀬1420   TEL:0467-44-2113 FAX:0467-44-7131

三浦高等学校 URL:http://www.phsk.or.jp/name/ma/miura/miura1.html
〒238-0031 横須賀市衣笠栄町3-80  TEL:0468-52-0284  FAX:0468-52-6980

日本航空高等学校 e-mail:jaa-hs@ny.airnet.ne.jp URL:http://www7.airnet.ne.jp/jaa/jaa-hs-home/
〒407-0108山梨県北巨摩郡双葉町宇津谷445番地日本航空高等学校 広報募集部
TEL:0551-28-3355(代)0551-28-7149(直)FAX:0551-28-3517

日本航空高等学校 通信制課程 e-mail:jaa-el@ny.airnet.ne.jp URL:http://www7.airnet.ne.jp/jaa/jaa-el-home/
〒407-0108 山梨県北巨摩郡双葉町宇津谷445番地 TEL:0551-28-7279 FAX:0551-28-7102

キリスト教自然学園高等学校 e-mail:webmaster@shizengakuen.ed.jp URL:http://www.shizengakuen.ed.jp/body.html
〒408-0101 山梨県北巨摩郡須玉町小尾6896 TEL:0551-45-0510(代) FAX:0551-45-0254

麗澤瑞浪高等学校 e-mail:sinoue@mz.reitaku-u.ac.jp URL:http://www.mz.reitaku-u.ac.jp/index.htm
〒509-6102 岐阜県瑞浪市稲津町萩原1661   TEL:0572-66-3107  FAX:0572-66-3100

オイスカ高等学校 e-mail:hsinfo@oisca.ac.jp  URL:http://www.oisca.ac.jp/hsindex.html
〒431-1115 静岡県浜松市和地町5835 TEL:053-486-3011 FAX:053-486-0021

福井工業大学附属福井高等学校 e-mail:kouhou-h@fukui-ut-fukui-h.ed.jp URL:http://www.fukui-ut-fukui-h.ed.jp/index1.html
〒910-8505 福井県福井市学園3丁目6番1号TEL:0776-29-7880 FAX:0776-29-7893

国際開洋第一高等学校 e-mail:kaiyou1@mail.wbs.ne.jp URL:http://www2.wbs.ne.jp/~kaiyou1/
〒437-1506 静岡県小笠郡小笠町河東5442-5 TEL:0537-73-5141 FAX:0537-73-5199

津田学園高等学校 e-mail:koukou@tsudagakuen.ac.jp URL:http://www.tsudagakuen.ac.jp/koukou/
〒511-0904 三重県桑名市野田5丁目3-12 TEL:0594-31-6311 FAX:0594-31-8179

三重県立四日市商業高等学校 e-mail:shishou@cty-net.ne.jp URL:http://www.cty-net.ne.jp/~ychs/soumu/
〒512-0921 三重県四日市市尾平町永代寺 2745 TEL:0593-31-8324 FAX:0593-31-8327

天王寺学館高等学校 e-mail:tgkoko@tg-group.ac.jp URL:http://www.tg-group.ac.jp/tgkoko/
〒545-0053 大阪市阿倍野区松崎町2-9-36 TEL:06-6621-1860/教育相談室06-6621-7186/FAX:06-6624-1766

岡山学芸館高等学校 e-mail:info@gakugeikan.ed.jp URL:http://www.gakugeikan.ed.jp/index.html
〒704-8502 岡山市西大寺上1−19−19 TEL::086-942-3864 FAX::086-943-8040

立正大学淞南高校 e-mail:shonangakuen@nifty.com  URL:http://www.shonangakuen-h.ed.jp/
〒690-8517 松江市大庭町1794−2 TEL:0852-21-9634 FAX:0852-27-1488

福岡県立門司高等学校 URL:http://moji.fku.ed.jp
〒801-0831 北九州市門司区丸山三丁目1番1号 TEL:093-321-1726  FAX:093-331-7493

筑紫中央高等学校 e-mail:web@chikushichuo.fku.ed.jp URL:http://chikushichuo.fku.ed.jp/
〒816-0942 福岡県大野城市中央2丁目12-1 TEL:092-581-1470 FAX:092-581-1584

文徳高等学校 e-mail:buntoku2@sysken.or.jp URL:http://www.buntoku-h.ed.jp/
〒860-0082 熊本市池田4丁目22番2号 TEL:096-354-6416(代表) FAX:096-359-2373

大分県立三重高等学校 e-mail:hinf6037@oit.ed.jp  URL:http://mie-h.oita-ed.jp/
〒879-7125 大分県大野郡三重町大字内田2706番地 TEL:0974-22-0047 FAX:0974-22-0044

宮崎第一高等学校 e-mail:info@miyaichi.ed.jp URL:http://www.miyaichi.ed.jp/index.htm
〒880-0924 宮崎市郡司分甲767  TEL:0985-56-2626 FAX:0985-56-0088

宮崎日本大学高等学校 e-mail:kouhou@m-nicidai.com URL:http://www.m-nichidai.com/
〒880-0121 宮埼市島之内6822の2 TEL:0985-39-1121 FAX:0985-397427

  ★☆ 県教育委員会 ☆★

茨城県教育庁企画広報室 e-mail:board@edu.pref.ibaraki.jp  URL:http://www.edu.pref.ibaraki.jp/board/
〒310-8588 茨城県水戸市笠原町978番6 TEL:029-301-5152 FAX:029-301-5159

埼玉県教育局 管理部総務課 URL:http://www.pref.saitama.jp/kyouiku/
〒330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1 TEL:048-830-6714 FAX:048-830-4950

三重県教育委員会事務局 e-mail:kyoiku@pref.mie.jp  URL:http://www.pref.mie.jp/KYOIKU/HP/
〒514-8570 三重県津市広明町13 TEL:059-224-2940 FAX:059-224-3001

福岡県教育委員会 e-mail:kkokyo@pref.fukuoka.lg.jp URL:http://www.pref.fukuoka.jp/wbase.nsf/doc/kyoiku_index.html
〒812-8577 福岡県福岡市博多区東公園7番7号 TEL:092-651-1111(代表)

大分県教育委員会 e-mail:e-somuka@oit.ed.jp URL:http://edu.oit.ed.jp/
〒870-8503 大分市府内町3丁目10番1号 TEL:097-536-1111(内5421)


要請文案

明成社版『最新日本史』の不採択を要請します

  明成社発行の教科書『最新日本史』は、従来からその内容が問題になっている図書刊行会版『最新日本史』を引き継いだものです。そして、この『最新日本史』は、1986年に当時の中曽根首相が超法規的に検定を出させた原書房版『最編日本史』を1994年から名称を変更しつつ継承したものであることはご存知の通りです。
 これらの教科書記述のバックボーンは明らかに戦前の「皇国史観」にあります。天皇を中心として日本の歴史が動くように描かれ、天皇の業績や天皇に「忠義」を尽くしたとされる人々や事跡をことさら強調して、現在の歴史学の常識からかけはなれたアンバランスな記述となっています(例えば、聖武天皇の『雑集』や光明皇后の『学毅論』まで記載、南朝正統の押しつけと「忠臣」の列挙、明治天皇の歌の数の多さなど)。
 また、他国の歴史をおとしめることで「日本」の優位性を強調したり、事実をねじ曲げて近代の侵略戦争を正当化、美化をはかっています(満州事変での関東軍の正当化、植民地・占領地に対する収奪や皇民化政策の矮小化など)。そのうえ、天皇などに規準の不明確な敬語や、歴史的用語として客観的な事象にそぐわないために用いられない言葉を多用しています(例えば、「馬子は崇峻天皇を弑(しい)した」、「建武の中興」「吉野朝時代」「日華事変」「大東亜戦争」や元号優先など)。検定修正で一部は書きかえられたとはいえ、総じてこの教科書の意図は、戦前の「国史」教育の模倣であり、天皇や「忠臣」の事跡をことこまかく覚え込まそうというものです。
 今日の高校段階の歴史教育は、第1に、できる限り客観的に歴史的事実を伝えること、第2に、史料批判や多様な学説の紹介まで含めて、歴史研究のおもしろさを生徒にもたせること、第3に、生徒自らの生き方として歴史をどうとらえるか自由に考えさせることをめざしています。しかし、この教科書は歴史を不動のものとしてとらえ、生徒に「皇国史観」を押しつけています。これでは真に楽しい授業ができるとは考えられません。また、この教科書の記述と他の歴史本・参考書などに大きな差があり、生徒が混乱することは目に見えています。
 国際的な情報化社会にあって、この教科書で高校生に偏狭な民族主義・排外主義の歴史観を押しつけることは百害あって一利なしです。ぜひ、明成社および国書刊行会版『最新日本史』を教科書として採用することを、このたびは控えられるよう要請します。