「つくる会」の姑息な動きに警戒を!!

  地方議会での教基法改悪決議が思うように進まない中、「つくる会」は今、教科書検定制度の見直しを求める意見書運動を進めています。今のところ決議に成功したのは9月議会に千葉・茨城、12月は神奈川の各県議会にすぎませんが、この動きが今後全国化する可能性もあり、各地での監視を強めていただくよう呼びかけます。

  神奈川県議会で12月19日に採択された意見書は次のようなものでした。

検定制度の見直しを求める意見書
 
  我が国の将来を担う人材を育成するためには、歴史を正しく認識し、我が国の文化と伝統を継承し、自らの国を愛する国民としての自覚を育む教育が不可欠である。世界中のどの国でも、このような観点から、郷土や自国に対する愛情を深める教育を行っており、そのためには小学校、中学校及び高等学校で使用する歴史・公民の教科書は特に大切である。
  しかしながら、現在使用されている教科書の中には、文部科学省の検定を受けてはいるものの、偏った歴史観に基づき記述されているものもあり、子供たちの教育にふさわしいとは言えない。
  よって政府は、教科書検定制度の一層の改善を図るため、次の事項について見直しをされるよう強く要望する。

  1. 史実を正確に把握し、我が国の文化・伝統を継承し自らの国を愛する日本人としての自覚を育む観点を重視し、公正中立な検定を行うこと。

  2. 学習指導要領の目標・内容に照らし、より的確な検定を行うこと。

  3. 委員及び審議経過などの、検定に関する一層の情報公開を促進し、透明性を確保すること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。


 これは、「つくる会」が'04年7月の総会において、100万人の目標で「近隣諸国による干渉から歴史教科書を守るための署名」運動を進めることを決議したことによるもので、署名用紙はおもて向き教科書改善連絡協議会(会長・三浦朱門)の名前で作り、それを隠れ蓑にして行ってきました(最後の画像データ参照)。直接の目的としては、来年4月に申請される次期「つくる会」教科書の検定を有利に進めるためです。

 この運動を教科書改善連絡協議会の名前で行っているのは、推進しているのが、ほかならぬ「つくる会」であることがわかると、特定の教科書のための決議運動であることが明らかになるからに他なりません。先の3の議会は、右派団体と教科書会社の私的利益のための決議を行ったことになります。

 なお、以下に「つくる会」の総会議案書の画像を掲載しておきますので、これらを使って各地で決議阻止運動を進めていただければと思います(とくに《具体的取り組み》の箇所をご覧下さい)。