「教育基本法『改正』問題に関する参議院選挙全候補者アンケート」のお願い
教育基本法の改悪を止めよう!全国連絡会

2004年5月25日
参議院議員候補予定者各位

「教育基本法『改正』問題に関する参議院選挙全候補者アンケート」のお願い

 昨年3月20日、中央教育審議会は、「新しい時代にふさわしい教育基本法と教育振興基本計画の在り方について」と題する最終答申を、文部科学省に提出しました。文部科学省は、この答申に基づいて、「法案」づくりを進めていることを明らかにしています。

 教育基本法は、国家・政府への忠誠を強要した戦前・戦中の教育を反省し、「個人の尊厳」をうたった「教育の憲法」とも言われるものです。その制定経緯、前文と基本理念の普遍的内容などから見ても、憲法と一体となった重要な法律であり、その「改正」は、今後の教育のあり方に極めて重大な影響を与えることになります。

 「教育荒廃」や「教育危機」として問題にされている現象について、現行教育基本法に原因があるという意見もありますが、教育行政が教育基本法を軽視してきた結果だという意見もあります。教育行政に問題があるのなら、政治主導、行政主導で法律を変えても、問題は解決しません。そもそも教育基本法「改正」が本当に必要なのか、それはなぜなのか、そこからの議論が不可欠です。

 この教育基本法改正に関する問題は、ひろく市民に呼びかけてみんなで検討していかなければならない問題です。しかし、今回の選挙においても、この問題は十分に争点化されていません。私たちは、この教育基本法「改正」という重大な問題について、国会議員の皆さんと一緒に考えていくことが重要だと思っています。

 そこで、このアンケートを参議院選挙全候補者の皆さまにお願いすることにいたしました。選挙という特別の時期でもあり、たいへんお忙しいのは承知の上ですが、問題の重大さと広範な議論の必要性についてご理解いただけるのではないかと思います。アンケートの回答についてご協力をいただけるようお願い申し上げます。

 無回答ということも含めて、回答内容については全国的にひろく公表していきたいと考えています。告示日までに十分なインフォメーションを行うため、アンケートの回答は、2004年6月10日(木)までに下記集約先宛ご返送お願いいたします。

教育基本法の改悪を止めよう!全国連絡会
坪井法律事務所:東京都文京区本郷5−19−6



●参議院選挙候補者への教育基本法「改正」に関するアンケート●

<質問> 以下の質問の、a〜eの選択肢のいずれかを○で囲んでください。
        (4.のみ自由記述)

1.はじめに

  現行の教育基本法をどの程度ご存知ですか。

     a. 十分に理解している。

     b. 一応読んだことがある。

     c. 読んではいないが、だいたいのことは知っている。

     d. ほとんど知らない 。

     e. 回答保留。


2.中央教育審議会答申について

  中央教育審議会答申「新しい時代にふさわしい教育基本法と教育振興基本計画のあり方について・2003年3月20日」(以下「答申」といいます)をどの程度ご存知ですか。

     a. 答申を十分に読んだ。

     b. 答申を一応読んだ 。

     c. 答申を読んではいないが新聞などで要旨を把握している。

     d. ほとんど知らない。

     e. 回答留保。


3.答申にもとづく教育基本法「改正」について

  答申にもとづく教育基本法の「改正」についてどのようにお考えですか。

     a. 「改正」に賛成である

     b. どちらかというと「改正」に賛成である

     c. どちらかというと「改正」に反対である

     d. 「改正」に反対である

     e. 回答保留


4.上記3でお答えになった理由をお聞かせください




5. 国を愛する心(いわゆる愛国心)の教育について

  答申は、現行の教育基本法を「改正」して、「郷土や国を愛する心の涵養を図る」としていますが、愛国心教育を法律で規定することについて、どのようにお考えですか。

     a. 積極的に推進すべきである。

     b. どちらかといえば推進すべきである。

     c. どちらかといえば、反対である。

     d. 国家主義につながるおそれがあり、反対する。

     e. 回答留保。


6.能力主義教育の推進について

  答申は、現行の教育基本法を「改正」して、国家に有為な人材づくりを目的として能力主義の教育を推進するよう提言していますが、公教育において能力主義を重視することについてどのようにお考えですか。

     a. 積極的に推進すべきである。

     b. どちらかといえば推進すべきである。

     c. どちらかといえば反対である。

     d. 子どものための教育が損なわれるおそれがあり、反対する。

     e. 回答留保。


7.男女共学規定の廃止について

  答申は、現行の教育基本法を「改正」して、男女共学の規定を削除することを予定していますが、男女共学規定の削除についてどのようにお考えですか。

     a. 削除に賛成である。

     b. どちらかといえば削除に賛成である。

     c. どちらかといえば削除に反対である。

     d. 性別による教育機会の差異はなくなっていないので、削除に反対する。

     e. 回答留保。


8.家庭教育について

  答申は、現行の教育基本法を「改正」して、家庭教育の内容について、法律で規定することを予定していますが、そのことについてどのようにお考えですか。

     a. 積極的に推進すべきである。

     b. どちらかといえば推進すべきである。

     c. どちらかといえば反対である。

     d. 家庭教育への国家介入のおそれがあり、反対する。

     e. 回答留保。


9.教育内容への行政権限の強化について

  答申は、現行の教育基本法を「改正」して、教育内容に対する行政権限の強化を規定しようとしていますが、そのことについてどのようにお考えでしょうか。

     a.積極的に推進すべきである。

     b.どちらかといえば推進すべきである。

     c. どちらかといえば反対である。

     d.教育内容への国家の介入は、現行法が禁じる「教育の不当支配」であり、反対する。

     e. 回答留保。


10.公教育への宗教教育の導入について

  答申は、現行の教育基本法を「改正」して、宗教的情操教育を行うことを予定していますが、そのことについてについてどのようにお考えでしょうか。

     a. 積極的に推進すべきである。

     b. どちらかといえば推進すべきである。

     c. どちらかといえば反対である。

     d. 反対する。

     e. 回答留保。



お忙しい中、アンケートにご協力くださり、ありがとうございました。