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※「新しい歴史教科書」への抗議文アーカイブより転載
451次日本軍「慰安婦」問題解決のための定期水曜デモ声明書1992年1月以来、満8年間持続している水曜デモは、新たな歴史をつくっていく歴史の場として機能してきました。それまで埋もれていた日本軍「慰安婦」の問題を可視化させ、これを女性に対する性的侵害と暴力の問題として規定しつつ、戦時に女性の性を強制的に動員して蹂躙した家父長制と帝国主義の権力をくずすための土台をつくってきました。また日本政府から賠償と謝罪をかちとるための行動表現の場として位置づけながら、女性の連帯とネットワークをつくってきました。この間の努力と汗の蓄積は、去る2000年12月、2000年法廷で全世界60億人口が見守るなか、日本軍性奴隷制度に関与したあらゆる戦犯者に対する有罪判決を導きだすという歴史的な快挙にむすびつきました。 われわれはこの間の実践を通じて、歴史はわれわれ自らつくっていくものだということに対する確信をもつようになりました。今日、われわれはそうした確信のなかで、もう一つの歴史をかえていくために、この場に集まりました。現在、日本の「新しい歴史教科書をつくる会」という極右集団は、日帝の侵略戦争を美化し、日本軍「慰安婦」問題等を大幅縮小しようという歴史教科書改悪の試みを敢行しています。日本のアジア戦争はアジア解放の意味をもっている、植民地支配が韓国の近代化を助けた、また7個の教科書で「慰安婦」という用語が消え、3個の教科書だけが「慰安婦」を記述するなど、過去の経験を縮小、歪曲、削除しようとしています。 このような歴史教科書改悪の動きは、過去の日本の家父長制的帝国主義の歴史的事実を隠蔽するだけにとどまりません。これは帝国主義の侵略とその過程で発生する女性の性、身体に対する暴力行為を可能にする論理をひきつづき持続させる効果へとつながるという点に、その問題の深刻さがあります。日本軍「慰安婦」の問題は、過去の韓国にだけ限定された問題ではありません。現代も全世界の各地で起きている戦争と内紛のなかで、数多くの女性の性がいまだ蹂躙されています。そして戦時の女性の身体を強制的に動員する論理は、非戦時における多くの女性の身体と性に対する暴力へとつながっています。このような状況をみるとき、日本の歴史教科書改悪は全世界の女性の身体に対する人権侵害を自足させる帝国主義的国家権力を維持させる結果へとむすびつくという点で、明白に反対しなければなりません。 われわれは女性に対する性的人権侵害と帝国主義的侵略行為を縮小、歪曲する日本の歴史教科書改悪運動に反対します。われわれは歴史の真実がしっかりと知られ、教育されるまで、全世界の被害者、良心的な日本人、そして平和を愛し歴史をきっちりとつくっていこうという意志をもつ全世界の人々とともに、最後まで闘争します。 1.日本政府は家父長制的帝国主義の侵略事実を歪曲する歴史教科書改悪を即刻中断せよ! 1.2000年法廷判決どおり日本政府は公式謝罪、賠償せよ! 1.女性を戦時の性的道具として動員し人権を蹂躙する全世界の家父長制と軍事主義をたたきこわそう! 1.韓国政府は微温的な態度を捨て日本に対して主体的に対応せよ! 1.女性に加えられるあらゆる人権侵害に対抗し、女性たちよ団結せよ! 〔3月14日水曜デモにて〕 (訳=板垣竜太) (出典) 日本歴史教科書改悪阻止運動本部 |