「新しい歴史教科書」への抗議文アーカイブより転載

日本の歴史教科書に対するわれわれの立場


 独島守護隊は、日本の自民党所属・野呂田芳成衆議院議員が近代日本のアジア侵略を正当化する妄言や、これに便乗した日本内の保守右翼陣営の侵略戦争および植民地政策の美化、日本の軍国的帝国主義の美化された歴史にもとづく歴史教科書採択など、昨今の日本で噴出している反歴史的で反人倫的な妄動に対して、日帝侵略の苦痛の過去に歯ぎしりしているあらゆる韓民族の名において、厳重に警告するものである。

 日本の軍国主義と皇国臣民主義の亡霊は歴史から消え去らなければならない!

 日本の軍国主義と皇国臣民主義の亡霊たちはよく聞け!

 あなたがた日本は、近代史において自国の工業化のための原料供給と植民地近代化の名分の下に、アジア各国で残酷な殺戮と過酷な労働搾取、被侵略国の数多くの女性を性的な玩具として転落させ、中日戦争と露日戦争などの大規模な戦争を引き起こし、アジア全ての国家を血なまぐさい戦争の渦中に巻き込み、南京事件をはじめとする無数の大虐殺を恣行し、無辜な良民を笑いながら殺し、生体実験という残忍な方法でアジア民族の腹を切ったのであり、まさに南太平洋の暑い砂からシベリアの凍土まで、アジア地域で皇国臣民のくるった旗と血まみれた軍靴が通り過ぎなかった所はあったのか!あなたがたの銃剣の下に死んでいった人々の血が小川や大河、西海や東海をすぎながら太平洋に流れていった事実を忘れたのか!地下からひびくその冤魂たちの絶叫が聞こえないのか!厚顔無恥と人面獣心でなくて、それは何なのか?

 あなたがたが主張する植民地解放論と近代化論がどれだけ幼稚な自己弁明の所作なのかをしっかりと知るべきだ!

 朝鮮民族が経験した日本帝国主義35年はどうだったのか!

 日本帝国主義の狂乱は朝鮮でも例外ではなかった。日帝はわれわれの歴史ではやくからその馬脚をあらわしており、壬辰〔1592〕年・丁酉〔1597〕年の倭乱や、数知れず出没した倭寇は、近代日本の本性を伝える証拠であり、19世紀末には国際情勢に困惑していた朝鮮政府に強圧的な開港を要求して彼らの大陸侵奪を容易にさせ、西洋列強の膨張主義勢力と野合し、朝鮮政府に割り込んでその主導権を掌握した後、庚戌〔1910〕年には朝鮮の国権を完全に奪うに至った。朝鮮の国権委譲に力を貸した反民族親日勢力を利用し、朝鮮をあなたがたの忠実な植民地としてつくりあげていった。

 植民地近代化という聞こえの良い名分により鉄道・道路・港湾などを建設し、本国からの搾取を広げ、民族抹殺政策の一環として創氏改名や神社参拝を暴圧的に強要したのであり、近代式社会制度や教育、衣食住生活なども、天皇のための皇国臣民として転換させるのに役立てた。日帝が引き起こした太平洋戦争は、大東亜共栄圏という口実の下にわれわれの若い学生や青年は学徒兵や労務者として南太平洋の名もなき島で死んでいき、われわれの女性たちは野獣のような性欲の犠牲者となり遠い異国で死んでいった。また、民族の国権回復のために抵抗した愛国人士や独立運動団体および知識人たちには懐柔、脅迫、監禁、投獄させ、植民地政策を強固なものとしたが、朝鮮民族においては日本帝国主義は死と暴力の対象そのものであった。

 いまだに終わらぬ恥辱の歴史!

 しかし不幸にも、終わるべき日本の植民地の亡霊は、米軍政に委譲されて生き残り、日帝下の総督府の官吏として天皇の忠臣を自認していた高位官吏や行政官僚も、その民族的罪悪をかくしたまま特権をにぎった。反民族行為特別委員会の解体は、アメリカと李承晩親米政権が清算しなければならなかった親日の罪悪をかくした代表的な事件であり、親日官吏や民族反逆者、親日知識人、親日資本家や企業家らは、また別の支配者であるアメリカにおぶさって富貴栄華を今にいたるまで享受している実情である。また徴用で連れて行かれた数多くの労務者や慰安婦に対する補償がいまだに成されておらず、日帝時期に独立軍を討伐し天皇の皇軍として働いた軍人や知識人は政治、経済、社会、文化の分野で自己の論理を繰り広げて堂々と生きてきており、はなはだしきにいたっては大統領までしたのであり、国内や遠い他国で風餐野宿を耐えて祖国独立のために倒れていった独立志士や烈士とともに国立墓地に並んで埋められているあの奸悪な親日派を、どのような論理で受けいれなければならないのか?これは剖棺斬屍せねばならない売国的親日派の群れが今でも勢力を得ているという事実ではないのか?またこれはわれわれの歴代政府も親日の残滓を清算きないという罪悪から自由ではないことを知る必要がある。われわれは親日の歴史を清算してこそ、民族の前にまっすぐに立つ歴史を見せることができることを知る必要がある。

 警戒しなければならない日本の軍国主義と右傾化!

 日本は東アジアの国際力学関係のなかで、過去の歴史に対する真実の謝罪と十分な補償をまず行い、韓国と平和的な関係を維持して、両国の発展と繁栄という側面でも望ましい史実を知らなければならない。しかしこれを忠実に履行するどころか、独島領有権と関連して繰り返される妄言で韓国を感情的に刺激してきたのであり、平和憲法の改正や自衛隊海外派遣、国連常任理事国進出など、アメリカ覇権論理に同乗し、東アジアにおける覇権国家としての転換と、経済力を背景にした世界的な覇権国家としての移行手順を踏んでいるのではないか?ここにわれわれは不幸な時代を経験した他のアジア各国とともに深い憂慮を表明するものである。日本の軍国主義と右傾化の動きは日本の国益のためにも決して望ましくないということを知らねばならないし、われわれはこうした動きを決して座視しないだろう。またあなたがたは子孫にあなた方の間違った過去の歴史に対して率直に謝罪し、歴史的評価を必ず受けなければならない。そうしてこそアジア太平洋全域にさまよう数多くの霊魂に染みこんだ恨の百万分の一でも返すことになるのであり、発展した形態の韓日関係構築と、東アジアの恒久的な平和と、発展した未来が来るであろうことをよく理解しなければならない。ここにわれわれは、今回日本が恣行した歪曲された歴史教科書採択の動きに対して痛烈に糾弾し、これを幇助黙認した日本政府に今回の事態に対する責任を韓民族の名において問うことを表明し、次のように決議した。

−日本政府は歪曲した教科書採択を即刻中止せよ!!!

−日本政府は野呂田議員を即刻解任せよ!!!

−日本政府は韓国政府をはじめとしたアジア国家に即刻謝罪せよ!!!

−わが政府は日本に即刻的な謝罪を要求せよ!!!

−わが政府は恥辱的な親日の歴史の清算作業を早速に履行せよ!!!

2001年3月1日

独島守護隊

(出典) 日本歴史教科書改悪阻止運動本部