「新しい歴史教科書」への抗議文アーカイブより転載

日本の歴史教科書改悪のいかなる試みも韓国教会の女性とアジア民衆の名において断固反対する


 韓国教会女性連合会は1967年に創立されて以来今日まで、神の国をこの地にもたらすために人権と平和、統一のために努力してきた。特に日本の軍国主義侵略戦争による最大の被害者である日本軍慰安婦のハルモニと原爆被害者の人権のための活動をねばり強く繰り広げてきた。

 このような運動を展開してきたわれわれは、現在日本の経済の沈滞を背景として、日本社会を帝国主義的な軍事大国として復活させようという守旧勢力の妄想と、日本の中学校歴史教科書改悪が試みられている現実に、驚愕せざるを得ない。歴史教科書改悪の主犯と目されている「新しい歴史教科書をつくる会」は、現在の教科書が日本の過去の歴史を過剰に暗く描写していると指摘し、後世に明るい歴史観を植え付けるためという主張を繰り広げている。こうした人々によるこのような主張はアジア民衆の怨恨と血の涙を覆い隠し、日本社会のなかに歴史に対する中立的な視角が可能であるという虚構の意識を拡散させ、育ちゆく世代に自身の侵略の歴史に対する反省と懺悔を通じて、アジア民衆とともに未来をつくっていける可能性を遮断する行為以上のものではない。

 われわれは日本の歴史教科書改悪のいかなる動きも、結果的に日本の帝国主義と軍事的な覇権主義となっていくことがわかるがゆえに、韓国教会の女性とアジア民衆の名において断固反対する。さらに日本のこうした軽挙妄動に対して、韓国と中国など周辺国の抗議や是正要求を無視している日本の守旧勢力の傲慢と自国中心性に憤怒を越えて危機感をおぼえる。われわれは再びよみがえった日本軍国主義の亡霊を見ており、このようなあらゆる反歴史的な行為の責任は日本政府にあることを明白に述べるものである。われわれをはじめとしたアジア民衆の反対を無視し、歪曲された教科書が検定に通過すれば、われわれは政府のこうした企図を第二のアジア侵略行為であると規定し、アジア民衆と連帯して最後まで闘争することを、韓国教会の女性の名において厳重に警告する。

 日本政府に要求する。

1.日本政府は侵略事実を歪曲する歴史教科書改悪を即刻中断せよ。

2.日本政府は侵略事実を謙虚に反省し正しい歴史教育を実施せよ。

3.日本政府は侵略戦争に対する徹底した真相究明により、被害者の名誉を回復し適切な賠償をせよ。

2001.3.20

韓国教会女性聯合会

基督教大韓監理会 女性教会全国聯合会 基督教大韓福音教会 女性教会全国聯合会
基督教韓国ルター会 女性教会聯合会 基督教大韓聖潔教 女伝道会全国聯合会
救世軍大韓本営 女性事業部 大韓聖公会 全国母親会聯合会
大韓耶蘇教長老会 女伝道会全国聯合会 韓国基督教長老会 女伝道会全国聯合会


(訳=板垣竜太)

(出典) 日本歴史教科書改悪阻止運動本部