子どもと教科書全国ネット21のホームページより転載

歴史教科書についての抗議



 昨三日町村信孝文部科学大臣は、「新しい歴史教科書をつくる会」の中学歴史教科書を検定合格させた。

 現憲法にもとづく日本の教育は、侵略戦争と植民地支配、暗黒政治への根本的反省と批判のうえに成り立っているもので教育勅語も廃止されたのである。

 しかるに、こうした問題を美化する教科書を検定合格させたことは、現在と未来を担う子どもたちのための教科書に値せず、近隣諸国条項にも反しアジアの人々の心をふみにじり友好関係を深く傷つけるものである。

 今回の検定合格の措置は、これまで政府が表明してきた国際的な公約にも反することは明白であり、「日本は天皇中心の神の国」を信条とする森首相のもとでとられたことできわめて責任重大といわなければならない。

 「再び戦争と暗黒政治を許すな」の旗を高くかかげて日本の将来と民主主義の根幹にかかわる問題として歴史教科書を重視、活動してきたわれわれはここに厳重に抗議するものである。

2001年4月4日

治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟鹿児島県本部
会長 小堀清直
内閣総理大臣 森喜朗殿