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※「新しい歴史教科書」への抗議文アーカイブより転載
日本政府に送る 日本の歴史教科書改悪の試みに対するわれわれの立場最近、日本に再び中学校歴史教科書の近現代史の内容を改悪しようという動きがあることに対し、驚愕の念を禁じ得ない。現在審査が進行中である歴史教科書の内容は、日帝の侵略戦争を美化し、日本軍「慰安婦」問題を大幅縮小し、日帝侵略時代の加害事実を歪曲している。また日本の歴史教科書改悪の試みは、既に1980年代から継続していることに問題の深刻さがある。 現在、歴史教科書改悪を主導している「新しい歴史教科書をつくる会」という極右集団は、既存の歴史教科書が敗戦による自虐史観であると批判しながら、愛国主義と自由主義史観にもとづいて新たに歴史を記述しなければならないと主張してきた。このような主張は、その他の右翼政治勢力と手をむすびながら、愛国運動として発展してきたが、結局、政府の機関である文部省の協力まで得ることによって、極右軍国主義として武装した教科書改悪作業に拡大され、採択されるような状況にまでいたった。 われわれは日本の歴史教科書改悪の試みが決して偶然のものではなく、日本社会の右傾化傾向と連動していると考える。すなわち1999年、軍国主義の象徴であり国歌(君が代)と国旗(日の丸)の復活、新ガイドライン通過などの一連の軍国主義体制整備作業と、日本の執権党・森首相の「神の国」発言、東京都知事・石原の「三国人」発言など、右翼勢力の妄言等がその脈を一にしていると考えられる。 結局、教科書改悪の動きは、日本が過去の帝国主義侵略行為に対する反省を拒否し、むしろ皇国史観を通じて軍国主義復活を画策している動きの一つであるということである。日帝強占時代、徴用、徴兵、「慰安婦」として連れて行かれ、徹底して人権を蹂躙された被害者が厳然として生きている今、日帝の加害侵略行為を大幅縮小、否認、歪曲し、甚だしくは事実までを否認、歪曲する今回の日本の歴史教科書改悪の動きは、即刻中止されなければならない。 徹底した自己省察と批判の上で記録されなかった歴史は妄言でしかない。日本が本当に平和と人権が尊重される国際社会の一員となることを希望するならば、虚無孟浪たる右翼の論理ではなく、謙虚な反省を通じて、再び後世に不幸な歴史が反復されないように教育することを、まず実現させなければならない。 ここにわれわれは、日帝の侵略事実を大幅縮小する歴史教科書改悪運動に反対する。われわれは歴史の真実が日本社会でしっかりと知られ、教育される時まで、被害当事者と被害国、志を同じくする日本人、そして平和を愛するあらゆる世界人とともに闘い抜くことを表明する。 〔日本政府に対するわれわれの要求〕
2000.9.21 (社)韓国挺身隊問題対策協議会、(社)太平洋戦争遺族会ソウル支部、民族問題研究所、(社)歴史問題研究所、全国歴史教師の会 (板垣竜太訳) (出典) 韓国挺身隊問題対策協議会
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