在日米軍の現状

■主要な在日米軍基地


基地の名称

所属部隊の名称

青森県/三沢基地
空軍●第35戦闘航空団
   (F16戦闘飛行隊 2個)

東京都/横田基地

在日米軍司令部
空軍●第5空軍司令部
   ●第374空輸航空団 
    (C130輸送機など)


神奈川県/座間基地
陸軍●第9戦域支援コマンド司令部

神奈川県/厚木基地

海軍●西太平洋艦隊航空隊司令部

海軍●第5空母航空団


神奈川県/横須賀基地

海軍●在日米海軍司令部
   ●第7艦隊
     空母キティーホーク/揚陸指揮艦ブルーリッジ/
   イージス艦6/その他の戦闘艦3

  ●第7潜水艦群司令部


山口県/岩国基地
海兵隊●第12海兵航空群
   (FA18戦闘攻撃機・AV8B機など)

長崎県/佐世保基地

海軍●海兵隊
   (揚陸艦4隻 ほか3隻)

沖縄県/トリイ基地
陸軍●第1特殊部隊(グリーンベレー)

沖縄県/嘉手納基地
空軍●第18航空団

沖縄県/キャンプ・コートニー
海兵隊●第3海兵遠征軍 司令部
      第3海兵師団 司令部 

沖縄県/キャンプ・シュワブ
海兵隊●第4海兵連隊

沖縄県/キャンプ・ハンセン
海兵隊●第12砲兵連隊

沖縄県/キャンプ・ズケラン
海兵隊●第1航空団 司令部

沖縄県/普天間飛行場
海兵隊●第36航空群

沖縄県/牧港補給地区
海兵隊●第3後方支援群



現在の兵力と再編計画

陸軍

●現在  

兵力/約1800人
「第9戦域支援コマンド」(座間基地)と、「第1特殊部隊(グリーンベレー)」(トリイ基地)が配備されているが、大規模な歩兵部隊は駐留していない。

●再編計画

米本土から座間基地への「第1軍団司令部」の移転が計画されている。「第1軍団司令部」の任務はアジア太平洋地域の戦争に際して、「第25師団」(ハワイ)や「第2師団」(韓国)、多数の予備役師団(本土)の指揮をとること。その活動範囲は、日米安保条約の定めた「極東の範囲」を大きく超えることになる。日本は米陸軍のアジア太平洋地域の司令塔となる。

空軍

●現在 
 
兵力/約13,000人
「第5空軍司令部」(横田基地)の指揮下に、「第35戦闘航空団」(三沢基地)、「第18航空団」(嘉手納基地)などが配備されている。
これらの戦闘機部隊は、湾岸戦争やイラク侵攻に参加している。

●再編計画

「第5空軍司令部」と、戦略爆撃機B52を運用する「第13空軍司令部」(グァム)を統合して、太平洋地域を統括する計画が進行している。
さらに、「航空自衛隊航空総隊司令部」を横田基地に移設し、日米の航空戦力の一体的に運用する案が浮上している。

海軍

●現在  

兵力/約20,000人
「ハワイより西〜アフリカ東岸より東」を活動範囲とする第7艦隊が横須賀基地に駐留。旗艦ブルーリッジ・空母キティーホーク・艦船9隻(うちイージス艦6隻)が配備されている。米国は12隻の空母を保有しているが、海外に母港があるのはキティーホークのみ。イージス艦はローテーションで日本海に送られ、ミサイル防衛(MD)に対応している。

●再編計画

キティーホークが2008年に退役することから、後継艦として原子力空母の配備が検討されている。また、日本海にローテーション配備するイージス艦の補給などを目的として、民間港湾への入港が相次いでいる。

海兵隊

●現在 

兵力/約16,000人
「第3海兵遠征軍司令部」と、その指揮下にある「第3海兵師団」、「第1海兵航空団」、「第3海兵後方支援群」が沖縄県内各基地と岩国基地に駐留している。米国には3つの海兵遠征軍があるが、海外に司令部があるのは沖縄の「第3海兵遠征軍」のみ。

●再編計画

普天間基地の移転や、第12砲兵連隊の移転が検討されている。