原子力空母反対で千葉県と東京都に要請
「東京湾の問題」として取り組みをもとめる


「原子力空母横須賀母港化を許さない全国連絡会」・「原子力空母の横須賀母港化を許さない神奈川県実行委員会」・「原子力空母横須賀母港問題を考える市民の会」の3団体は、2006年5月10日、米海軍横須賀基地への原子力空母配備に反対する要請書を、千葉県、千葉市、木更津市に提出し、各自治体に対して、以下の点を強く要請しました。
(1)日本国政府に対して、「原子力空母の配備」と「その安全性」について説明を求めること
(2)住民に対して原子力空母の横須賀配備についての見解を明らかにすること
(3)原子力空母横須賀母港化に反対をすること

 3団体から「事故が起こったとしても、米国側の軍事機密とされ表に出てこない。自治体間で協力して取り組んでいただきたい。」と意見を述べると千葉県副知事からは「千葉では木更津で米軍と地位協定の問題がある。神奈川や沖縄とは状況が違うかもしれないが、問題意識は持っていないといけないと考える。渉外知事会で対応していきたいと思う」等の回答がありました。
 千葉市からは、「千葉市も狭い東京湾の対岸。あまり報道もされておらず、知らなかったが、今後十分注視していきたい。」等の回答がありました。
 木更津市からは「この問題は、近隣の自治体にも伝える必要があるだろう」との返答がありました。
 
 また、5月18日には、米海軍横須賀基地への原子力空母配備に反対する要請書を、石原慎太郎東京都知事に提出し、上記の3点を同様に強く要請しました。3団体からは「原発を首都圏ののど元である東京湾に持ってくるようなものである。原子力空母は原発以上に危険性が高い。被爆国として外務省、防衛庁にも要請していただきたい。」等を伝え、東京都からは「他県との連携の必要性や、施政方針について検討する」との回答を受けました。
 引き続き、首都圏での自治体への要請を強めていきます。



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