■日本からの参加者による基地包囲が成功

英国北部スコットランドのファスレーンでは、潜水艦発射核ミサイルの配備を止めるために、英国をはじめ世界各地の平和運動団体によって、1年間にわたる基地のブロッキング(封鎖)が行われています。
7月25日・26日の両日には、日本からの参加者による基地のブロッキングが、実行されました。
日本での新聞記事と、写真が掲載され現地団体のサイトを紹介します。


●朝日新聞 2007年07月26日12時44分
長崎の被爆者ら5人、英で逮捕 人間の鎖に加わる
 英国スコットランドの海軍基地前で、同国の核兵器の更新に反対する運動に日本から参加していた長崎市の被爆者森口正彦さん(68)ら5人が25日夜(日本時間)、現地の警察当局に逮捕されたことが26日、わかった。森口さんは体調を崩し、すぐに釈放されたが、残る4人は身柄が拘束されているという。
 森口さんを英国に送り出した核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会に入った連絡でわかった。森口さんは、被爆体験の継承活動を手がける「長崎の証言の会」の運営委員。
 実行委によると、逮捕されたのは、森口さんのほか、福岡からの参加者3人、広島からの参加者1人とみられる。
 英国では核弾頭を搭載できる潜水艦発射弾道ミサイル「トライデント」の更新が計画されており、森口さんらは英国のファスレーン海軍基地を包囲する人間の鎖に加わり、作業員が入港するのを阻止する行動をしていた。日本からは森口さんを含め13人が参加していたという。
 実行委の広瀬方人(まさひと)事務局長は「激しい阻止行動はしておらず、逮捕は不当だ」と話した。

●読売新聞 2007年7月26日22時49分
長崎被爆者含む反核運動の日本人4人、英海軍基地前で逮捕
 【ロンドン=森千春】英スコットランド西海岸にある英海軍ファスレーン基地で25日午後1時(日本時間同9時)過ぎ、反核運動に参加していた日本人男性4人が逮捕された。
 逮捕されたのは、長崎市の平和団体「長崎の証言の会」会員で被爆者の森口正彦さん(68)のほか、大学教員2人と大学院生1人。
 森口さんによると、4人は、同基地ゲート前で横たわり、車両の出入りを妨害しようとして、「平穏を乱した」容疑で警察官に逮捕された。残る3人も26日、釈放された。
 森口さんは、健康上の理由で25日夜(日本時間26日未明)釈放された。同基地は、核ミサイル「トライデント」を搭載した潜水艦の母港。


Japanese Photo Gallery
http://www.faslane365.org/en/japanese/japanese_photo_gallery

日本からの参加者の行動が、詳細に報告されています。

ペガサス・ブログ バンブーグロックは大成功
日本からの参加者の報告が掲載されました。


■基地封鎖行動の詳細についてはこちらへ
●Faslane365(ファスレーン365日)

■STOP!米軍・安保・自衛隊へ