新潟でイージス艦入港反対行動
緊急の呼びかけに190人が参加


米海軍のイージス艦「ジョン・S・マッケイ」が6月30日、新潟県聖籠町の新潟東港に入港しました。「ジョン・S・マッケイン」は、神奈川県の横須賀港を母港とするミサイル駆逐艦です。イラク戦争では、やはり横須賀を母港とする空母「キティーホーク」とともに参戦し、巡航ミサイル・トマホークによるイラク攻撃を行いました。

 新潟港への米軍艦船の入港は、04年10月11日のイージス艦「レイクエリー」、05年8月29日のイージス艦「カーティスウィルバー」、06年7月30日の掃海艇「ガーディアン」と、4年連続しています。米国は現在、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)や中国の弾道ミサイルを警戒するために、イージス艦による日本海常駐配備を進めています。連続した米軍艦船の入港の背景には、民間港湾である新潟港を、米軍の準母港にしようという意図があるようです。

 イージス艦入港の情報を得た新潟県平和運動センターは、新潟港の管理権を持つ県知事に対して入港を認めないように要請すると共に、入港当日には抗議行動を行いました。埠頭付近で行った陸上での抗議行動には約140人が参加。「新潟港の軍事利用反対」の声を上げました。また海上ではチャーター船3隻に約40人が搭乗して、イージス艦に肉薄しての抗議行動を行いました。

 在日米軍再編による自衛隊・米軍基地の強化が進む一方で、在日米軍再編では取り上げられなかった、米軍艦船の民間港入港が相次いでいます。06年には過去最高の28隻が入港しました。07年も昨年を上回る勢いでの入港が続いています。民間港湾を戦争の道具にさせないために、米軍艦の入港に反対する運動を、今後も続けていきましょう。



●6月30日早朝、船舶からの抗議行動に参加するメンバー40人が、港に集まりました。
護憲フォーラムにいがたの有坂勝代表が、情勢報と行動提起を受けました。


●3隻の船に、40人が分乗して出航です。


●港の埠頭で抗議行動を行う仲間たち。140人が参加しました。



●イージス艦「ジョン・S・マッケイン」が見えてきました。


●船はイージス艦に向かって速度を速めます。


●船全体が、肉眼でも見える距離に接近しました。


●さらに抗議を続けますが・・・。


●抗議船とイージス艦の間には、海上保安庁の船が何隻も入り、真横までいくことはできませんでした。


新潟日報6月30日
米イージス艦が東港に入港

 米海軍横須賀基地所属のイージス艦「ジョン・S・マッケイン」(8700トン)が30日、聖籠町の新潟東港中央埠頭(ふとう)に入港した。歓迎セレモニーの一方で市民団体による抗議行動も行われた。
 米イージス艦の新潟港入港は2005年8月に続き3回目。
 同艦は乗組員325人で、海上訓練の途中で同港に寄港した。米海軍は入港目的を「友好親善と休養」とした。
 同艦は午前9時すぎ、中央埠頭(ふとう)にゆっくりと接岸。新潟日米協会による歓迎セレモニーでは、よさこいの踊りが披露され、トーマス・ハルバーソン艦長は「新潟での多くの人との交流が楽しみです」と話した。
 一方、入港の1時間以上前から、県平和運動センター(小日山紀郎議長)が抗議行動を行った。約140人が同埠頭(ふとう)付近や海上の漁船から「港の軍事利用反対」「新潟港の平和を守る」などと入港反対を訴えた。
 乗組員は新潟市の蒲原祭りや専門学校生とのスポーツ大会に参加し、7月4日に出港する予定。

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新潟県知事への要請

新潟県知事  泉田裕彦 様

米海軍イージス艦「ジョン・S・マッケイン」の新潟港寄港に抗議の申入れ


米海軍のイージス艦「ジョン・S・マッケイン」の新潟港寄港を認めたことに強く抗議します。

「ジョン・S・マッケイン」は、トマホーク巡航ミサイルを搭載しており、イラク戦争ではトマホークを発射して戦闘に参加しています。また、2004年秋から米本土防衛のために日本海に配備されており、そうした艦船が新潟の民間港を利用することは、日米安保条約からも逸脱するもので認められるものではありません。

今回の寄港目的はこれまで同様「休養と親善」と想定されますが、こうした米海軍の寄港は04年10月の「レイクエリー」以来4度目となり、米海軍の寄港を常態化させ、新潟港を準母港化させるための地ならしと見ざるを得ません。

度重なる米海軍の新潟港寄港は、北東アジア地域の軍事的緊張をいたずらに高め、『日本海を平和な海に!』と願う県民・国民・近隣諸国民の思いと逆行するものです。

米国は海外基地再編にあたって、「歓迎されない場所に米軍は配備しない」ことを明確な方針にしています。

つまり、新潟港の恒常的な軍事利用を許し港と県民を危険にさらすのか、それとも新潟県民の安全と平和を保つのか、それは県と県民の明確な姿勢や立場によって決定づけられることから、私たちは港湾管理権をもつ知事が『自治体の平和力』を活かし拡げられることを切に願っています。

にもかからず、今回もまた米軍艦船の入港を認めました。

私たちはこのことに強く抗議するとともに、これ以上入港を認めないよう強く要請します。

2007年6月27日

新潟県平和運動センター
議 長 小日山 紀 郎


米軍への要請

在日米海軍司令官  ジェームズ・ケリー少将 様
在日米海軍横須賀基地司令官  グレゴリー・コーニッシュ大佐 殿


米海軍イージス艦「ジョン・S・マッケイン」の新潟港寄港に反対し中止を求める申入れ

在日米海軍横須賀基地所属のイージス艦「ジョン・S・マッケイン」が、今月30日から7月4日の予定で新潟港に寄港を打診していると聞き及んでいます。

私たちは新潟県内の労働者・労働組合で構成する平和団体「新潟県平和運動センター」で、貴基地所属の「レイクエリー」が2004年10月に新潟東港に寄港して以来、毎次、反対の抗議行動を展開しました。今回の「ジョン・S・マッケイン」の新潟港寄港にも反対し、入港を取りやめるよう強く申し入れます。

今回の寄港も「休養と親善」が目的のようですが、貴基地所属の軍艦が寄港するは5度目であり、こうした度重なる寄港は、新潟港を準母港化させるための地ならしと見ざるを得ません。

米海軍の新潟港寄港は、北東アジア地域の軍事的緊張をいたずらに高め、『日本海を平和な海に!』と願う県民・国民・近隣諸国民の思いと逆行するものです。

貴国は海外基地再編にあたっては「歓迎されない場所に米軍は配備しない」ことを方針にしていると聞いています。

新潟港は、明治元年より開港5港の1港として対岸の国々と交易を重ね、環日本海時代の今日、中核国際港湾としての役割を期待されています。新潟港に入れるのは、「軍艦」でなく貨物船であり、客船、商船です。

私たちは「ジョン・S・マッケイン」の新潟港寄港に反対です。来られても歓迎はしません。新潟港への入港を即刻とりやめてください。

2007年6月27日

新潟県平和運動センター
議 長 小日山 紀郎



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