横須賀に原子力空母はいらない!!
ジョージ・ワシントン配備1周年抗議集会に3500人が参加

■日時  2009年9月26日 午後
■場所  神奈川県・横須賀市・ヴェルニー公園


9月26日午後、米海軍横須賀基地に隣接するヴェルニー公園で、「空母母港化36周年・原子力空母ジョージ・ワシントン横須賀基地母港化1周年抗議・原子力空配備撤回を求める9・26全国集会」が開催されました。
 主催は、平和フォーラム・全国基地問題ネットワーク・平和センター関東ブロック・神奈川平和運動センター・三浦半島地区労で作る集会実行委員会です。関東各地をはじめ全国から労働者や市民が集まり、集会には2800人が、デモ行進には3500人が参加しました。
 主催者を代表して平和フォーラムの藤本泰成・事務局長が「いのちを大切にしない自民党や蒲谷市政は倒れた。誕生した新政権にいのちを大切にする政治を求めていこう」とあいさつしました。続いて宇野峰雪・神奈川平和運動センター代表は、「多額の金を使って原子力空母を維持する必要がない時代にしなければならない。空母の母港化をやめさせるためには長い時間がかかるが一緒にがんばろう」と呼びかけました。山城博治・全国基地ネット事務局長(沖縄平和運動センター事務局長)、呉東正彦・母港問題市民の会共同代表の現地報告、金子豊貴男・厚木爆同副委員長の訴えの後、集会アピールを採択し、横須賀基地前までデモ行進しました。
 以下に集会とデモ行進の写真を掲載します。ご覧になってください。
(※写真は全て、今井明さんの撮影です。)








(上・左)藤本泰成・平和フォーラム事務局長

(上・右)山城博治・全国基地ネット事務局長

(下)呉東正彦・母港問題市民の会共同代表




●横須賀の街を米軍基地に向けてデモ行進。


●米軍基地の正面ゲート前でシュプレヒコール。


●こちらは、東京・三多摩・埼玉のみなさんです。


●東京交通労組のみなさん。

●全水道・東水労のみなさん

●こちらは横須賀の市民団体の皆さんです。


●私鉄総連のみなさんは、300人以上の参加でした。


●厚木爆同のみなさん。


アピール

 昨年9月25日、米海軍は原子力空母ジョージ・ワシントンを、横須賀基地に配備しました。私たちは原子力空母の横須賀母港化に反対して、原子力空母の危険性や、横須賀が空母母港として固定化することの問題点を訴えてきました。また集会やデモ、国や自治体への要請、住民投票条例制定要求など、さまざまな運動に取り組んできました。しかし日米両国政府は、私たちの声に耳を貸すことはありませんでした。

 それから1年が経過する中で、横須賀基地では何が起きたでしょうか。米海軍は1月から5月にかけて、ジョージ・ワシントンの大規模修理を実施しました。修理は原子炉の1次冷却系についても行われ、修理後には大量の放射性廃棄物が発生しました。日米両国政府は市民に対して、横須賀基地内では原子炉の修理は行わないこと約束していました。しかし配備から半年も経たないうちに、約束は反古にされてしまったのです。

 また8月24日には、ジョージ・ワシントンが出航中の横須賀港に、別の原子力空母ニミッツが入港してきました。米国は以前から、西太平洋に原子力空母2隻を常駐させることを表明しています。このままでは横須賀は、ジョージ・ワシントンだけではなく、もう1隻の原子力空母の配備先としても固定されてしまいます。

 私たちが原子炉事故の被害者にならないためには、私たちが米国の進める戦争の加担者にならないためには、横須賀基地から原子力空母を撤退させなければなりません。日本全土から、米軍基地を撤去しなければなりません。原子力空母の横須賀母港化から1年を迎える本日、私たちは新しい決意を固めましょう。

 私たちの力で、横須賀から原子力空母を撤退させよう!
 私たちの力で、横須賀から米軍基地を撤去しよう!
 私たちの力で、平和な海を取り戻そう!
 私たちの力で、米国の対テロ戦争を止めよう!
 私たちの力で、日米軍事一体化に反対しよう!

2009年9月25日
空母母港化36周年・原子力空母ジョージ・ワシントン横須賀基地母港化1周年抗議原子力空母配備の撤回を求める全国集会 参加者一同


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