9/11~19「全国アクション」・9/19「原発にさようなら集会」東京・明治公園

◆◆◆原発にさようなら集会◆◆◆

日時……2011年9月19日 13:30~
場所……東京・明治公園
集会規模……5万人(集会後、パレードがあります) 

◆◆◆さようなら原発1000万人アクション◆◆◆

実行委員会では、9月11日~19日を「9月脱原発アクションウィーク」として、全国・全世界に全国アクションを呼びかけます。


 10 Million People’s Action to say Goodbye to Nuclear Power Plants

The executive Committee declares 11th to 19th September as “Fukushima Day” (provisional title), and calls for actions nationally and internationally.

Please share information about your own actions. (Submission form to be prepared)

55件のコメント

  1. これは言いっ放しのサイトでしょうか?
    以前問い合わせをしたら、全く返答がなく期間が過ぎました。
    本来ならば一方通行ではなく、つながる可能性や糸口を作るべきだと思うのですが?
    それから、ここのサイトはgoogleの管理サイトなのでしょうか?!
    googleは個人情報を掌握して悪用するような向きがあると聞いたので、そうしたサイトをこうしたリベラルな運動に利用するのは如何なものかと感じます。
    しかもこの5/5イベント告知の少し下に行くと、全く利用出来ない空白のみのスペースがあります。
    こいのぼりの図でもあるのでしょうか?
    みんなが共有出来なければ意味がなく、広げたいと思う人間が、
    googleを使っていないばかりに広げられないのだとしたら、これはおかしな問題です。

  2. 署名集め始めました・・・意外にも皆さん協力的ですヨ♪
    私が住んでるのは昔から保守王国と言われる茨城県しかも順農村地帯です。だから、反原発の署名など呼びかけた日にゃ~かなりの拒絶反応があるかもしれない・・・
    と弱気になって実行するのを躊躇しておりやしたハイ
    ところが、思い切って、まずご近所から署名あつめを
    初めてみやした。私にとってご近所こそいちばんやりにくいからです。
    ところが、予想に反して意外に協力してくれました。もちろん、なかには拒絶されるかたもおられます。
    でも、なにか世の中の「空気」がかなり変わってきたのではないかと感じました。
    とにかく、いちばん大切なのは「根気」だと思いますね。
    原子力ムラの連中は熱気が冷めるのをじ~と待っているに違いありません。皆さん! 希望を失わず根気づよ~くやりませう!

  3. 不買運動に賛成です。意外に効き目あるのでは・・・・
    日本の家電品のメーカーを挙げれば              日立・東芝・三菱 のゲンパツ三兄弟のほかにも      ソニー・パナソニック・サンヨー・シャープ・オンキョー
    パイオニア・カシオ・ヤマハ・富士通・NEC・・・・・     と幾らでもある♪  しかも、
    本来は重電器メーカーから出発のゲンパツ三兄弟とは
    違い、もとからの家電品または通信機器のメーカーです。
    その品質が劣るわけがありません。品目によっては
    キョーセラのような変わり者おりますえ~
     私たち一個人ではゲンパツ三兄弟のような巨額な宣伝費などもとよりあるません。が・・有難いことに今はネット
    という道具があります。あらゆる機会にネット上で      「 ゲンパツ三兄弟の製品をボイコットしよう!」
    と呼びかければ、今はどの業界でもモノが売れない時代ボディーブローのように効いてくるに違いありません。
    また、集会やデモの時もボイコットを呼びかけシュプレヒコールをしようではありませんか!
     

  4. 脱原発の考えです。福島の原発事故の惨状をみて、さらに原発を推進しようとする人の考えが理解できません。エネルギー事情から「現実問題として」と声高に言いますが、今こそ「現実問題として」、「化石燃料があるうちに」、脱化石燃料、再生エネルギーの開発などに全ての知恵を集結する時ではないかと考えます。

  5. [訂正] 原発産業《御三家》に「ボイコット」[製品不買] 運動を!
          
    記憶違いなどから間違い、不正確な表現がありました。次のように訂正します。
    1.格納容器もようやく低温安定に近づいた段階だ。
    →圧力容器底部もようやく冷温停止(温度が摂氏100度を下回る)に近づいた段階だ。
    2.比較的軽症のスリーマイル島の場合でも 
    →史上最初の炉心溶解という重大な事故にもかかわらず危うく大惨事を免れたスリーマイル島の場合でも
    3原発廃炉.には二十年を要している。
      →炉心最低部に残存していた溶解核燃料の除去、大量の汚染冷却水の除去、さらに原子炉全体の除染などに十一年以上を要したようだ。

     P.S. 福島の惨事を繰り返さないために、「脱・反原発」を現実のものとするために、一人ひとり、こころの怒りを静かに燃やし続けよう。悠々と急ごうではないか。
                           阿羅漢老人  船木 裕

  6. 原発産業《御三家》に「ボイコット」[製品不買] 運動を!

    「さようなら原発」運動の批判の矛先はこれまでおもに政府、経済産業省、東京電力会社に向けられていた。東京でしばしば催された反原発の集会の後、デモ参加者たちは(この私もふくめて)首相官邸、経産省、東電本社の前で、いったい何度、放射能汚染の抗議のシュプレヒコールを叫んだことだろう。「原発をやめろ ! 子供と妊婦を放射能から守れ ! 政府は情報隠しをするな ! 東電は原発事故の被害者に対して責任をとれ !」と。
    これはもちろん正しい。それら政府、経産省、東京電力に対して、これからもやはり抗議活動を続けなければならない。批判や監視の手を緩めてはならない。9.19「さよなら原発」五万人集会は予想を大幅に超える盛り上がりを見せ、東北大震災と福島事故以後一般大衆の心の底に鬱積していた悲しみと怒りを、無名の多彩な市民による自由なデモ行進によって溢れるように解放し、日本ばかりか世界に向けてその脱・反原発の意志をはっきり示した。渦巻く人波のなか、おそらくしばしの昂揚感と連帯感を肌で感じない参加者は少なかったように見受けられた。こうした情景は戦後の大衆運動の歴史において画期的なことではないか。
    しかし、たびかさなる抗議のデモもシュプレヒコールの訴えも、こうした何万人もの大集会も、さらに何十万人にものぼる請願署名でさえも、権力と組織と金力を持った相手である原発推進体制に対しては、残念ながら、すぐに目立った結果を期待できそうにはない。9.26には山口県「上関原発推進派町長三選」(立地反対派に大差)のニュースが入ってきた。福島原発の惨憺たる事故からまだ半年わずかしか過ぎていないのだ。見通しは決して楽観できない。国民・住民の中に根強くあるこうした原発誘致・容認の考えや動きに、どう向き合い、どう批判していくかが、改めて問われなければならない。これは早急に取り組むべき困難な課題である。
     外国に目を向けると、原発について賛成・推進諸国(原発大国フランス、英米、原発新興国中国など)と脱・反原発諸国(ドイツ、イタリア、オーストリア)にはっきり二分され、対峙しているが、各国が置かれているエネルギー事情も、抱えている政治・社会状況も一様ではない。ヨーロッパにかぎれば、、ロシアに近いポーランドは最近最初の原発建設を決定したが、一方で永世中立国スイスは段階的廃止と新設禁止からなる脱原発方針に踏み切った。
    このように現在の《原発》をめぐる情勢は混沌を極めており、国内外を問わずまったく予断を許さない。原発をめぐって推進勢力と反対勢力はほとんど拮抗している。脱・反原発、自然エネルギーが世界の潮流だとする見方もあるが、それは早計に過ぎるようだ。願望を現実とりちがえてはなるまい。
    翻って、福島原発の事故は収束にほど遠い状況にある。現場の技術者や作業員の必死の努力にもかかわらず、原子発電所の建物はいずれも無残な姿をさらしつづけ、深刻な事態を脱してはいない。格納容器もようやく低温安定に近づいた段階だ。付近の地域内にある高濃度汚染土壌の除染作業は待ったなしだが、まだ始められたばかりである。使用済み核燃料プールは依然としてむき出しのままだし、炉心溶解(メルトダウン)した核燃料処理は一番危険で、重要な工程であるが、これを含めた廃炉の作業はまるで見込みさえ立っていない。かなりの量の放射能がいまなお飛散しつづけ、地下に漏れつづけている。
    福島原発事故が一応の収束を見るにも、まだ十年単位の困難な道のりが控えていると覚悟すべきだろう。比較的軽症のスリーマイル島の原発事故の場合でも原因の調査・究明に十年、原発廃炉には二十年を要している。
    目下、脱原発の世論の高まりやマスコミの「原発村」批判を無視しえず、政府や経産省の中にも従来の強硬な原発推進・輸出計画一辺倒にいくらか逡巡する気配が見え出した。いずれにせよ、日本における「さよなら原発」の運動の道のりは胸突き八丁を迎えているように見える。伸るか反るか。短期的には、これから半年ないし一年の政治・社会状況が、わが国エネルギー政策の未来を決める上で重大な意味あいをもっている。脱・反原発運動を持続し、さらに推し進めるには、9.19「さよなら原発」五万人集会の成功に浮かれて油断することなく、運動をとりまく厳しい現実を見据えながら、これまでより効果的、現実的な戦術や斬新で大胆な取組みを打ち出していく必要があると思う。
    原発推進派を「緊張させる」ような反対運動を繰り広げようではないか。とてつもなく強大な原発推進派の勢力に打撃を与え、さらに追い詰めていかねばならない。が、それには従来と同じような戦術、行動を積み重ねるだけでは、どうみても不十分ではなかろうか。これまでの脱・反原発運動のありかたをふり返ると、運動の形態や方法、取組み方や戦術について、ややもすると政党や組合といった組織にかたより、指導部の方針や動員人数を重視していた嫌いがある。運動の進め方や運動の質の転換が求められているのではないか。端的にいえば、組織より小集団、さらに個人を、規律ある統一より自由な連帯を、既定の方針や権威より、未定の模索と批判を優先させたらどうだろう。一口に《脱・反原発運動》といっても、運動の進め方についても、思想のあり方についても、放射能についても、原子力にかわるエネルギー政策についても、もっと多種多様な考え方や見方があってもいい。残念ながら、現状はかなり類型的で、あまりに感情的であるように思う。もっと活発に意見を戦わせ、もっと率直に疑問を出しあい、もっと自由に批判を述べあってもいい。個人の創意や工夫がもっと発揮されるほうがいい。運動や思想をもっと自由に、伸び伸びとしたものに変えていく、もっと活性化していく視点が大切なのでないか。
    「さよなら原発」の運動の参加者一人ひとりが、大胆な発想に立って、現実的で効果的な手立て、もっと柔軟な戦術を、各自の創意と工夫を活かして、編み出していったらどうか。なにか唯一の名案があるはずもない。無理に一つの方針や考えにまとめることもない。各自の体験と互いの議論を踏まえて、まずは試行錯誤の手探りをしていくよりないと思う。運動のあり方や戦術について相互の批判や検討を通じて、「さよなら原発」の運動を理論的、思想的にもっと鍛えていかねばなるまい。
    さて、皆さん、ここで、しばし沈思黙考しよう。ひょっと原発産業、財界[経団連その他]、御用学者たち、マスコミ、原発族国会議員たちのことを置き忘れてやしませんか ? 
    このさい、とりあえず「原発産業」に的を絞って、3.19五万人「さようなら原発」集会に参加した人々、また当日参加しなかったが脱原発を望んでいる日本中の仲間たちに、取って置きの有効な戦術として《原発御三家のボイコット運動》を新たに提起したい。今後も「反原発・脱原発」の運動を持続・発展させる上で、この手立てはきっと役に立つと思うが、どうだろう。ぜひ考えてみてほしい。
    具体的には「さよなら原発」の運動をささやかでも応援したいと願っている全国の皆さんに、原子力発電関係産業としての《東芝》・《日立(製作所)》・《三菱重工(業)》三社の製品をボイコットするように訴えたい。(三菱重工はミサイル、戦闘機、駆逐艦などを生産するわが国最大の防衛(=軍需)産業の会社でもあるが、われわれが個人でそれらの武器を買うことはないから、ここでは事実上除外しておこう。)
    日本における地域独占的な電力産業九社は、東京電力を先頭にして、政界・財界・官界・マスコミ・学会をとりこむ形で、強大な、根深い構造を形成し、べらぼうな既得権益を温存拡大している。これはよく「電力マフィア」などと俗称されるが、じつは「電力=原発産業マフィア」というのが似つかわしい。資源エネルギー庁を中核とする経産省と電力会社の抜きがたい癒着、馴れ合い(原発官僚OBの電力会社、関連団体への常習的天下りや公開討論会・公聴会での原子力安全・保安院ぐるみのやらせなど)は氷山の一角に過ぎない。
    ちなみに標準的な原発一基を設置するための当初事業費は4000ないし5000億円といわれる。原発大国フランスのEPR第三世代原子炉は一基3000億円あまり、産業界のドル箱になっていて、サルコジ大統領は外国にどんどん売り込んでいる。このように「原発ビジネス」(「東芝」佐々木則夫社長による)は莫大な利潤を生みだす巨大な国際市場である。
    「東芝」・「日立」・「三菱重工」の御三家は、そうした原子力推進体制における原発メーカーとして、わが日本国内ばかりでなく,(あまり知られていないが)じつは全世界的にも重要かつ中心的な役割を果たしている。

    「2010年における原発出力容量ベースの(世界における)シェアは、以下のとおりである。
    1位 東芝・WH 28 %、2位 アレヴァ社 26%、 3位 日立・GE 15%、 4位 三菱(重工) 4%」なお東芝・WHとあるのは、「2006年に日本の東芝グループが、親会社のBNFL(英国原子燃料会社)もろともWH社の原子力部門を買収した」ため。東芝¬=WHと表すほうがいいかも知れない。「総額54億ドル、当時の一ドル115円のレートでは、日本円で6210億円に上る。これまで、東芝はGE(ジェネラルエレクトリック)社が開発したBWR(沸騰水炉)のサプライヤーとして、東京電力はじめ多くの電力(会社)に原発を提供してきた。」(豊田有恒『日本の原発技術が世界を変える』祥伝社2010。著者は「わが国の原発技術は世界最高にあり、この世界一安全な原発を世界に広めることが、世界貢献の道だ」と力説している。’最近似たようなせりふを目にしなかったろうか ? 「国際的な原子力発電の安全性の強化に向け、積極的な貢献を果たす決意を表明した。(日本総理大臣の国連演説)」野田首相は国内についても「電力は経済の血液」として、安全性を確保しながら原発を活用するというのが持論である。)

    「原発3社売上高拡大」海外受注や安全対策で / 震災前と同目標
    《国内原発メーカーの原子力事業目標》
    [東芝]
    震災前 2015年度の売上高1兆円 / (10年度約6000億円)
    15年度までに39基受注   震災後 達成時期が数年遅れ
    (目標数値は維持)
    [日立製作所]
    震災前 20年度の売上高3800億円 / (10年度約1800億円) 
    30年度までに38基受注 震災後 目標をそのまま維持
    [三菱重工業] 
    震災前 14年度の受注高6000億円 / (10年度約3100億円) *基礎目標は非公開  震災後 目標をそのまま維持 
    東京電力の福島第一原発の事故で、原発事業の先行きに不透明感が増しているが、三社ともに事故発生前に設定していた中長期的な売上高などの目標数値は維持した。受注目標は国内外の区別を明確にしていないが、特に海外では地球温暖化対策などで堅調に推移するとみていることが理由。 [東京新聞2011.6.10]

    「原子力発電は環境問題を解決する有力な選択肢であり、巨費を投じて会社経営の柱の一つとした原子力発電事業を簡単にあきらめる気はない。2015年までに国内外で39基の原子力発電を受注しているが、福島の事故の後、建設を断ってきたところは一社もない。」(「東芝」佐々木則夫社長 [朝日新聞、東京新聞などのインタビュー記事])。

    《原発維求める声相次ぐ》「震災後も要望がある。菅首相が何を言おうと原子力の海外展開を進めたい。」(「日立製作所」川村隆会長)( 日本経済新聞7.23「経団連夏季フォーラム」の記事 )

    このように、これら御三家会社は正真正銘《原子力発電産業》の企業である。わたしたちはこのメッセージを積極的に発信し、日本中あまねく広めていく必要があるだろう。御三家製品のボイコット運動を盛り上げることによって、「東芝」・「日立」・「三菱重工」が原発企業であるという認識 (まったく正しい ! ) を日本全国にしっかりと根付かせることができる。結果として、これらの企業イメージの社会的低落[イメージダウン.]がもたらされるだろう。
    .この方法は、老若男女を問わず誰もが、どこでも、手軽に参加しうる点で、小さな脱・反原発運動としてうってつけだ。とにかく明日からでも、広い会場も要らず(場所をとらないから)、大きな組織も必要ない(一人でできるから)。たとえば、われわれが、まあ、LED 電球や大型テレビや冷蔵庫を新たに買ったり、買い換えるとしよう。そのとき「東芝」や「日立」のものは買わない。その代わり、別の会社(たとえばソニーとか、パナソニックとか、シャープとか)の製品を買うようにする。それだけのこと。ただ、それだけですむ。もちろん、わざわざ不要のものまで買うことはない。買わないのが狙いだから。
    こうすることで、原子力発電を「ビジネス」として大々的に、強力に推進している体制の中で原発産業御三家が果たしている、案外知られていない重要な役割を公然と明るみに出すとともに、それに対して一人ひとりが《さよなら原発》の立場から、これらの原発企業に対して抗議の意志を具体的に表わすことができる。明日からでも、来月からでも、日立・東芝製品のボイコットをしませんか。電気屋の店員に「日立」・「東芝」は原発会社だから、いやだといえば、効果はより大きくなる。かく申す自分から(すでに)始めている。あなたもまた、まわりの友達や知合いを誘って、このボイコット運動に参加してみませんか。
    そんなことは子供じみている、実際的な戦術ではないと思う人がいるかもしれない。が、はたしてそうだろうか。いや、今かりに百万にのぼる人々が原発産業の製品をボイコットすることになれば、これらの会社の業績に対して、経済的観点からも極めて有効な打撃を与えられるだろう。
    まあ、百万人は冗談としても、たとえば先日の六万人の集会参加者の六人に一人が、向こう一年間に一人当たり平均一万円の製品をボイコット[不買運動]すると、相手の会社に対してざっと一億円(=10000×10000)だけの売上を減らすことができる(取らぬ狸の皮算用 ?! )。
    原発ビジネスの売上に比べればあまりに些細な金額だと笑うなかれ。これは決してばかにならない。継続は力なり。ボクシングで言えば、ボディーブローのようにじわじわ効いてくる減収効果を期待することができそうだ。    
    もとより、ボイコット運動は、少数の賛同者が実行するだけでは、実際的な効果を収めることはできない。が、かりに五万、十万、百万人の無名の市民、大衆がこの《さよなら原発》、《原発企業批判》の理念に賛成し、口コミや、インターネットなどを通じて、この原発企業のボイコット運動に参加し、さらにこの運動を持続的に、粘り強く展開することになれば、また話は別ではないだろうか。量は質に転化する。巨大な規模と組織を誇示する世界有数の原発企業に対して、脱・反原発の意志を持った無数の大衆が対峙し、拮抗することも可能になるのではあるまいか。原発企業に社会的・経済的打撃を与え、ひいては原発体制を揺り動かすこともあながち夢ではないと思うが、どうだろうか。現実に、ドイツではかの軍需・原発企業として名を馳せた総合電機最大手《ジーメンス》社が、ドイツ国民の反原発のうねりに押されて、ついに最近原発事業からの撤退を決定した。具体的には原子力発電所建設から手を引くことになった。
    いずれにせよ、ボイコットは「国民投票」や「住民投票」(これらもそれなりに意味ある、有効な方法だと思うが)と違って、別に市民がまとまって、何時何時までに時期や内容を決めて、賛否を明らかにするといった手間も、面倒な手続きも必要ない。原発企業ボイコットに賛同するわたし、あなた一人ひとりが、今からでも、どこでも、いわば思い思いの規模で、好きなとき、好きな場所で、自由気ままにボイコットに参加すれば、それでいいわけだ。こんなに手っ取り早く、やさしいことはないと思うが、どうだろうか。
    賛同する方々はぜひともこの運動に「てんでに」参加してほしい。さらに、各自が創意工夫を凝らして、口コミや、ミニコミや、ネットや、さまざまな形で、ぜひ《御三家ボイコット》を呼びかけてほしい。
    日本のような先進型資本制経済にあっては、一般大衆の購買意欲は国民経済の景気動向にも大きな影響力を持っている。これは誰でも知っている。小さくみれば、消費者がある会社の製品を、またどんな製品を買うか否か、どれだけ買うかは、その会社の企業としての実績、損益に多かれ少なかれ直接かかわってくる。
    大衆消費経済の中で占めるわれわれ国民の消費活動の価値の大きさを最大限に発揮してみませんか。ふだん消費者一人ひとりは企業の広告宣伝の対象として、いいように操作されている。が、ときにはボイコットのような積極的な行動を取ることも必要であり、また痛快ではなかろうか。《一寸の虫にも五分の魂》。
    「さよなら原発」自由・連帯・共闘  阿羅漢老人  船木 裕

    • こんな長文では誰も見ませんよ。
      簡潔にモノを言わないと、クドクドと年寄りの説教に見えてしまいますから。

  7. 約3週間ほど前に、朝日の「声」欄に以下の文を投稿しましたが、どうもボツになったようです。もう朝日さんも関係ないと思いますので、ここに掲載させてください。言うまでも無いですが、北関東のある町での本当のはなしです。
    「検出せず」はゼロではないとは 
    先日、私たちの町の今年度産米の安全性を確認するため、県が放射性物質検査を実施した結果、いずれも放射性セシウムが検出されず、安全であることが確認された。との回覧板が回ってきた。そして、その文面は、町内各地区のセシウム134・セシウム137についていずれも 「検出せず」となっている。しかし、その用紙の一番下にこのような但し書きがあるのを見て、私は唖然とした。『検査結果が「検出せず」(国の定めた暫定基準値500Bq/Kg以下)であったことから、当町産米については、出荷・販売・譲渡ができますので皆様にお知らせします。』。ということは、「検出せず」とはゼロであるとは限らないということではないのか? 私は町役場に電話で確かめた結果、やっぱりゼロとは限らず暫定基準値以下で「検出せず」と表記するとのこと。こういう基準の表記が他でもなされているのだろうか。暫定基準値以下であっても数値が出たならそれを正直に表記すべきだ。このようなことでは、発表される検査結果が信用出来ず、むしろ風評被害を拡大するのではないだろうか。検査の実施主体も中立的な立場ではなく、数値が出ると都合がわるい立場の自治体がやるのも問題だ。さらに言えば、暫定基準値以下なら安全との確証も無いのだ

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  9. 反原発の怒りを燃やし続けよう

    「日本は、はるか昔から天変地異の国であった。一瞬のうちに町々を壊滅される大地震。見渡すかぎりの沿岸の住民を押し流し、全滅させる大津波。広大な面積の耕作地帯を水中に呑み込む大洪水。ひろい地域を火山灰で埋め尽くす噴火。こうした相次ぐ大災難のために、この民族は諦めと忍耐のうちに暮らすことに慣らされてしまった。そして又、戦争のもたらす不幸のすべてをけなげに耐えることにも慣らされてしまった ( 小泉八雲「日本からの手紙」)。

     しかしながら、われわれは原発事故のもたらす不幸に耐えることに慣らされてはいない。諦めと忍耐だけでは悲しみは癒されず、不幸は必ずや繰り返されるだろうから。
    五万人を超す人また人の波で明治公園は覆われていた。七十年代の反原発の集会などと違って、あたりは中年や高齢の参加者がやけに目についたが、それは私が老齢のためかもしれない。それに三々五々誘い合って来たような女性たちや夫婦づれも少なからずいたようだ。とてつもない大群衆のはずなのに、集会は喧騒とはほど遠く、意外なほど穏やかだった印象がある。原発を推し進める勢力の壁がどんなに高くとも、私たちはどこまでも平らに広がることで立ち向かうでしょう。そう福島の女性が切々と訴えたときは静寂さえ感じた。会場には大いなる悲しみとともに静かな怒りがみなぎっていた。
    たしかに9.19は「終り」ではなく「結節点」であり「始め」である。
    電力、原発産業・政治家・官僚・財界・原子力学者・マスコミからなる原発利権体制はこれでひるむほどやわではない。着々と巻き返しを図っている。むしろこれからが「さよなら原発」の運動の正念場だと思う。一人ひとりこころの怒りを静かに燃やし続けよう。「福島」の惨事を繰り返さないために、「脱・原発」を現実のものとするために。悠々と急ごうではないか。原発体制に打撃を与え、追い詰めるためには、われわれの経験と智恵を結集して、これまでとは異なった発想に立って、まったく斬新な、現実的にして効果的な方策を次々と編み出していくことが必要ではないだろうか。         
     
    放射能は福島の陸[おか]を汚染し、日本の海を汚染し、世界の空を汚染する。放射性物質は人のからだを蝕[むしば]み、原子力発電は人のこころを腐らせる。       阿羅漢老人  船木 裕

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