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米国大統領への要請文「武力で平和はつくれない。戦争と占領をやめ、米軍はイラクからもアフガニスタンからもただちに撤退を」

2008年3月22日

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「WORLD PEACE NOW 3.22~平和をねがい世界が動く」集会

 アメリカ合衆国大統領-ジョージ・ウォーカー・ブッシュ様

 ジョージ・ウォーカー・ブッシュ大統領。あなたが、「サダム・フセインは大量破壊兵器を所有している」「サダムの政権はアルカイダなどの国際テロリスト組織とつながりがある」などの空言で世界を欺き、国連憲章や国際法にも違反して、イラクへの一方的な武力攻撃を開始してから早くも5年がたちました。

 この5年間で、あなたが主張していた「中東での自由と民主主義の確立」への希望の光が少しでもさしこんできたのでしょうか。事実は正反対です。正確な数は誰にも分からないとはいえ、この5年間でイラクではすでに十万人とも数十万人とも言われる人びとが殺されました。シーラー国連イラク人道問題調整官が2月11日に明らかにしたところによれば、人口2,700万人のイラクで400万人が飢餓に直面し、40%の人びとが安全な水を手に入れることができず、国内難民も2006年から倍増し、250万人に上っているということです。この数字に100万人を超えると言われる国外への難民を付け加えなければなりません。米兵の死者もすでに4,000人を目前にしています。イラクの人びとの人権も当の米軍によって蹂躙されていることは、アブグレイブ収容所での拷問、ファルージャでの市民大量虐殺などによって突きつけられてきたことでした。

 もはやあらゆるごまかしや傲岸不遜な言動を捨て去るべき時です。米国とともにイラク戦争・占領に加わった諸国も続々とイラクの戦場から離脱しました。しかしブッシュ大統領、あなたはあくまでも軍事力による制圧に固執し、アフガニスタンやイラクの現実から学ぼうとはしていないようです。

 昨年あなたは、あなたのお父さんの腹心だったベーカー元国務長官を座長とした「イラク研究グループ」による、「イラン、シリアとの対話」による「和解の実現」、2008年3月までの全戦闘部隊の撤退という提言を無視して、13万人に上る駐留軍に加えてイラクへの3万人もの米軍増派を強行しました。今年1月の年頭教書演説であなたは、この「増派」の「成果」を強調しました。「増派」によってイラクの治安が「劇的に改善」されたというのがあなたの主張でした。

 しかし昨年の米兵の死者は戦争開始以来最多となりました。そして年頭教書演説以後、むしろ「自爆テロ」などによる死者は激増の気配を見せています。イラクの人びとの反米・占領反対の意識は、拡大の一途をたどっており、イラクの主権を奪って石油資源を多国籍企業に委ねる「石油法」が国会の承認を得るメドもたっていません。何よりも、あなたのお膝元の米国でも軍の撤退を求める世論がますます広がっているではありませんか。あらゆる国家間紛争は政治交渉による解決が可能です。イラクやアフガニスタンでの殺戮と破壊をやめ、政治的解決に移行すべきです。

 私たちWORLD PEACE NOWは、2003年以後、イラク戦争に反対し、日本政府の戦争支援・自衛隊派兵に反対する行動を継続してきました。私たちは今年も、全世界の人びととともに戦争と占領を終わらせる集会とピースパレードを行っています。

 武力で平和はつくれません。民主主義も人権も自由も、戦争と占領が続くかぎり、破壊されるのです。私たちはこれが最後の訴えとなることを願いながら、ブッシュ大統領と米国政府に要求します。戦争と占領をやめ、米軍はただちにイラクからもアフガニスタンからも撤退すること!

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