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イスラエルとパレスチナ解放勢力ハマスとの戦闘に対する見解

2009年1月16日

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フォーラム平和・人権・環境事務局長 福山真劫

 パレスチナ自治区・ガザ地区では、イスラエルとパレスチナ解放勢力ハマスとの間で戦闘が続いています。報道によれば、イスラエル軍がガザ空爆を開始した12月27日から20日間で、パレスチナ側は1000人以上が死亡し4000人が負傷、イスラエル側は13人が死亡しているとのことです。私たちは、多くの市民が戦闘の犠牲になっていることを憂慮します。また私たちは、戦闘によってガザ地区内で食料や水、電気やガス、医療品などが不足し、国際機関やNGOは活動を制限され、負傷した人々は治療を受けることができず、子どもたちの健康状態が悪化していることを危惧します。

 イスラエルはガザ地区侵攻を、ハマスのロケット弾攻撃に対する自衛戦闘だとしています。またハマスはイスラエルへのロケット弾攻撃を、ガザ地区封鎖と、ガザ地区に対する攻撃への自衛戦闘だとしています。ガザ地区の現状を見れば、自衛戦闘が自衛戦闘を、報復が報復を呼んでいることは明らかです。私たちは、報復の連鎖の中でパレスチナとイスラエルの市民が犠牲となっていることを、見過ごすことはできません。

 国際連合憲章は、紛争解決は平和的手段により正義と国際法原則に従って実現すること、武力による威嚇や武力の行使を慎まなければならないことを謳っています。またジュネーブ条約第1追加議定書は、平和的住民と戦闘員とを区分し、平和的住民を保護しなければならないと定めています。私たちは、国際紛争に関するこれらの原則を支持します。

 パレスチナだけではなく、アフガニスタン・イラク・ソマリアなど、世界の各地で紛争・戦闘が続いています。これらの紛争・戦闘は、当事者が武器を手放さない限り、終わらないことを教えています。私たちは、武力で平和は作れないことを、ハマスとイスラエルの両者に訴えます。

 イスラエルでは先日、自国政府のガザ地区侵攻に反対する市民のデモが行われました。また世界各地で、イスラエルのガザ侵攻に反対し停戦を求める抗議行動が行われています。即時停戦を求める市民の声は諸国政府を動かし、国連安保理決議となって表れました。私たちは、戦闘を止める最も大きな力が、国家・イデオロギー・宗教の違いを超えた、世界的な市民の連帯であると考えます。

 以上の立場から、私たちはハマスとイスラエル、日本と各国の政府、日本と世界の市民に対して、以下の事項を呼びかけます。

  1. イスラエル政府は、ガザ地区への攻撃を直ちに中止すること、兵力をガザ地区から撤退させること、分離壁によるガザ地区の封鎖を解除すること。
  2. ハマスは、イスラエルへのロケット攻撃を中止すること、イスラエル国家の存在を認めること。
  3. イスラエル政府とハマスは、民間人を標的とした攻撃を行わないこと、また被災民支援を行う国際機関やNGOの活動と安全を保障すること。
  4. 日本と各国の政府は、停戦のためのあらゆる努力を行うこと、また被災民に対しての生活・医療支援を行うこと。
  5. パレスチナとイスラエル、日本と世界の市民は、国際連帯が戦闘を止める大きな力であることを自覚し、イスラエルとハマス、自国政府に対して、停戦のためのあらゆる行動を行うこと。

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