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被災55周年ビキニデー アピール

2009年3月 2日

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被災55周年3・1ビキニ・デー全国集会

 1954年3月1日、アメリカは太平洋中西部のマーシャル諸島・ビキニ環礁で、広島型原爆の約1000倍に当たる15メガトンの水爆実験(ブラボー実験)を行い、大量の死の灰をまき散らし、第五福竜丸をはじめ多くの漁船が被災し、第五福竜丸の久保山愛吉さんが「原水爆の被害者は私を最後に」と言葉を残し亡くなりました。さらにマーシャルの島々でも多くのヒバクシャを生み出されました。55年経ったビキニも、原爆投下から63年経ったヒロシマ・ナガサキでも、いまなお多くの人々が放射能の被害で苦しみつづけ、悲劇は続いていることを忘れてはなりません。

 いまも世界には約2万1千発もの核兵器が存在し、核兵器の使用と核拡散の危険も存在し、い まだ核と戦争の脅威から私たちは解き放たれていません。核兵器は、米・ロ・英・仏・中の5ヵ 国からインドやパキスタン、イスラエルへと拡がり、朝鮮民主主義人民共和国の核実験やイラン の核開発疑惑など核の拡散の動きも止まっていません。また、核兵器に転用できる核物質も、原 子力の商業利用の中で増え続け、拡散しているのが現状です。

 しかし核大国アメリカでは、オバマ新政権の登場により、「核兵器のない平和な世界を追求すべき時が来た」とし、2010年のNPT(核兵器不拡散条約)再検討会議での大幅な核軍縮推進やC TBT(包括的核実験禁止条約)の批准、カットオフ条約の容認などを打ち出しています。また、アメリカの核軍縮の機運を支える動きも、かっての保守派の指導層の中からも出ることによってオバマの政策を後押ししています。今後アメリカが核軍縮の流れに乗ることを強く期待します。

 一方、日本の自公政権は、積極的にアメリカの戦争政策を支え続け、「核の傘」も含めアメリカ の核・軍事の戦略体制に一層強く組み込まれ続けています。特に米軍再編を軸に、ミサイル防衛 や原子力空母の横須賀母港化などが押し進められ、インド洋のへの海上自衛隊の給油艦の派遣や ソマリアへの自衛隊の派遣などが進められています。さらに核問題においては、六ヶ所再処理工 場やもんじゅの事故による停止はプルトニウム利用政策の破綻を示していますが、いまだ強引に 政策推進をはかろうとしています。これらは東アジアに新たな緊張をつくりだすものです。

 このような平和や命に対する脅威が進行する中で、あらためてビキニ水爆被災の意味と今後の 反核・平和を求める私たちの運動のあり方が問われています。

 核兵器を頂点とする武力で平和は作れないことを私たちは再度確認し、対話と連帯の中で平和 と安全が生みだされることを確認しましょう。その上で、これまで原水爆禁止運動が取り組み、 成果を上げてきた核兵器廃絶、ヒバクシャ援護、脱原発などの課題を新たな決意で前進させなけ ればなりません。

 私たちは、ヒロシマ・ナガサキから連綿と続いた核被害から「核と人類は共存できない」ことを学びました。そのことをいま、反戦・反核・平和の課題とともに内外に発信していくことがますます重要になっています。これは広島・長崎、ビキニ、JCO臨界事故でのヒバク体験を持つヒバク国の市民としての責務です。ビキニのヒバクシャをはじめ世界中のあらゆるヒバクシャや平和を求める人々と連帯し、あらゆる国の、あらゆる核実験・核兵器に反対し、そしてヒバクシャを生み出す全ての核開発を止めていきましょう。

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