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震災から考える、「人間の安全保障」で「生命の尊厳」を 憲法理念の実現をめざす第48回大会(護憲大会)アピール

2011年11月 6日

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 世界規模の不況と「格差と貧困」の広がりに加えて、3月11日の東日本大震災の未曾有の自然災害と東京電力福島第一原子力発電所事故という歴史的事態による深刻な被害を受けながら、その復興に向けて懸命にとりくんでいる東北の地に私たちは集い、憲法理念の実現をめざす第48回大会(護憲大会)を行いました。
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故によって、日本社会は大きな岐路に立ちました。放射能との長いたたかいが始まりました。まさに「生命の尊厳」のために変革が求められています。戦争放棄と非武装・平和主義、基本的人権の尊重、主権在民を三大原則とした日本国憲法の理念に基づく政策を実現させていくとりくみを広げ、実際に確実に実現させる粘り強さが求められています。
 そのためにも、憲法の生存権のもと、脱原発・温暖化克服の環境づくりとライフスタイルを築きましょう。脱原発のエネルギー政策の転換に向け署名をはじめとした「さようなら原発1000万人アクション」のとりくみを拡げましょう。被災地の復興に向け地方の自立と市民政治を確立しましょう。原子力災害に関わるすべての被害への補償制度を確立しましょう。子どもの権利条約に基づく教育・福祉・環境を実現しましょう。
 2012年は日朝ピョンヤン宣言10周年です。日本政府に「過去の清算」や朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との国交正常化に向けたとりくみをさせましょう。また、アジア蔑視の差別的な歴史観と貧困な人権感覚を払拭し、多民族・多文化共生社会をめざしましょう。そのためにも朝鮮学園に対して一刻も早く高校無償化を適用させましょう。国際人権条約を完全批准し、国内人権機関の設立をはじめ、すべての人に差別のない人権を保障する制度を確立しましょう。
 私たちは、「武力で平和はつくれない」という立場で、9条をいかして平和を築きましょう。日本の安全保障にとって、在日米軍基地の機能がどのようなものであるのか、徹底して検証しましょう。日本と東北アジアの非核化・軍縮をすすめましょう。海外から自衛隊を撤退させましょう。米軍再編や原子力空母母港化をやめさせましょう。来年は沖縄の本土復帰から40年です。憲法のもとへの復帰を求めた沖縄県民と連帯し、復帰の内実を改めて問い直しましょう。普天間基地返還をはじめ沖縄の基地を縮小・撤去しましょう。災害救助隊の整備など、憲法にもとづく平和基本法を制定しましょう。
 「人間の安全保障」を指針に、東アジアや世界、日本各地の平和・人権・環境の運動をすすめる人々・団体と連帯する大きなネットワークをいっそう築いていきましょう。いまこそ「つなげよう 子どもたちの未来へ」の言葉を胸に刻んで。

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