「21世紀の環境と食料を考えるWTOシンポジウム」を開催
 
 環境・食料・エネルギー問題の解決が、21世紀の世界的な課題と言われています。環境や食料に大きな影響を与えるWTO(世界貿易機関)の交渉は、一昨年のアメリカ・シアトルでの閣僚会議が決裂して以来、包括的な交渉の立ち上げに至っていませんが、農業分野については、昨年末までに各国からの提案が提出され、協議が進められており、今年11月にはカタールで閣僚会議が開かれる予定になっています。
 一方、国内においては、食料・木材は輸入への依存を一層強め、国内農林業は歯止めなき価格低下で、生産を支える農林地の減少と荒廃が進んだ結果、農山村だけでなく、川下の都市部の水や環境の悪化を招いています。また、農林産物輸出国や途上国でも環境問題や農林業の存続の危機に直面しており、公平・公正な貿易ルールをどう確立するのかについて、情勢認識を深め、要求や課題を交渉に反映させる運動が重要になっています。
 特に、これまでの自由化の中で、環境や食料、農林業がどのようになってきたのか、今回の交渉に対する日本提案は、環境や食の安全を守ることにつながるか、また、農林業の持つ多面的機能等について国内外で理解を得る運動をどう展開するか、世界の市民・NGO(市民団体)の主張・動きがどのようになっているか、など、環境や食の安全をめぐる課題を中心として、「21世紀の環境と食料を考えるWTOシンポジウム」を下記の通り開催いたしました。
 
1.日  時  4月17日(火)13:30〜16:30
2.会  場  東京・星陵会館(千代田区永田町2-16-2)
3.主  催  フォーラム平和・人権・環境
        食とみどり、水を守る労農市民連絡会議
4.シンポジウムのパネラーと主な論点
 ○コーディネーター 神山 安雄(元全国農業新聞編集長) 
 @学識経験者…WTO交渉の課題、交渉のポイントなど
   服部 信司 東洋大学教授
 A農林水産省…この間の国内外の農林業をめぐる問題、各国の今後の動向など
   篠原 孝 農林水産政策研究所所長
 B環境問題NGO…自由貿易と環境への影響、世界のNGOの動きなど
   川上豊幸APECモニターNGOネットワーク(大阪)
 活動報告と提起   食を中心とした問題点など(日本消費者連盟、全国消費者団体連絡会)
           ガット後の農業実態、交渉に対する要求、国内施策の問題点など(北海道農民連盟、全日農)