平和フォーラム全国活動者会議開く

 平和フォーラムは、3月1〜2日に静岡市内で全国活動者会議を開催し、北海道から沖縄まで、全国から170名が参加しました。昨年同様、被災47周年ビキニデー集会も同時に開催されました。

 岩松繁俊代表(原水禁議長)の主催者あいさつの後、全体会を3つのセクションとして、2日午前中を2つの分科会として進行しました。

 第1セクションとして「ブッシュ政権の国家安全保障アジェンダ」と題して、地球が核戦争によって破滅するのを午前0時になぞらえ、破滅までの残り時間( 98年以後0時9分前のまま)を示す「運命の日の時計」が表紙を飾っていることでも国際的に著名な「ブレティン・オブ・アトミックサイエンティスツ」誌の発行者であるスティーブン・シュウォーツさんから講演を受けました。

 シュウォーツ氏は、「アメリカ政府はビキニ被災を教訓にしようとせず『民主主義を守る』の名目で、何ら罪のない人が核の危険性にさらされてきた」と語り、その上でブッシュ政権の推進しようとしているNMD(全土ミサイル防衛)について「配備されるか否かではなく、いつ配備されのかの議論になっており、核拡散の可能性を高めるものだ」と指摘しました。「運命の日の時計」が今後、いつ、どちらの方向に動くかは「世界の指導者たちが何をするかだけではなく、あなたや私が、われわれの指導者らを説得するために何をするかにかかっている」と問題提起をしました。

 第2セクションでは「憲法調査会をめぐる動きとこれからの課題」のテーマで、獨協大学教授古関彰一さんより講演を受けました。

 同日夜の「被災47周年3.1ビキニデー全国集会」をはさんで2日目の午前中は2つの分科会に分かれ、第1分科会は「脱原発の戦略」のテーマで、吉岡斉九州大学教授と原子力資料情報室共同代表の西尾漠さんから講演を受け、原発立地県各地からの現地報告がありました。第2分科会では「食の安全保障」をテーマに国學院大学教授、久保田裕子さんと日生協組合員活動部の北村洋さんから「放射性照射食品を中心とした食品安全の課題」「食品の安全をめぐる諸問題と『食品衛生法』改正」と題して講演がありました。

 引き続き、午後に開かれた全体会の第3セクションでは、早稲田大学教授の西川潤さんから「アジアの環境問題」に関して問題提起をいただきました。

 活動者会議の最後には、提起と報告として「平和フォーラムの組織確立に向けて」のテーマで、佐藤康英事務局長より発言があり、全国の地方組織から率直かつ様々な意見交換がなされ、2日間、内容の濃い学習と討議が深められました。