開会の言葉
イ・ミギョン 李美卿 (大韓民国・国会議員)


 「東アジア米軍基地環境問題解決のための国際シンポジウム」にいらっしゃった皆様に会えて、非常にうれしく思います。私は大韓民国・国会議員の李美卿と申します。 
 本日、私たちは韓国と沖繩、日本など、東アジアの米軍基地現況を検討し、問題解決のために連帯しようと、この場に集まりました。お忙しい中、遠く日本や沖縄よりお越しくださった皆様と、この会に参加くださった全ての皆様を歓迎し、心より感謝いたします。
 最近、アメリカは、海外基地再配置政策によって東アジアの米軍基地を再編しています。韓国の平沢、沖繩の辺野古に代表されるこのようなことは東アジアのあちこちで進んでいます。一方、米軍基地再編成によって、大規模な基地だった土地が本国に返却されましたし、今後とも返却される予定です。
 しかし2007年韓国の在韓米軍基地返還の過程でよく知られたように、基地内部の環境汚染問題は非常に深刻な水準です。土壌・地下水問題のみならず、騷音被害などで隣近地域住民は苦痛を訴えています。
 しかし、アメリカ政府と韓国政府の間では、まだ明らかな解決策を出していません。この問題解決のためには、関係住民、市民団体、専門家、政府などが一緒に集まって、絶えず論議する席が先行されなければならないと思っています。こうした中で本日、このシンポジウムを開催するということは非常に深い意味になるでしょう。
 これまで日本は住民運動、市民社会運動を通じて連帯団体を構成して意味ある成果を得ました。韓国はこのような日本の良い先例を参考にして、チャンスと機会を設けて頑張るし、日本は韓国との連帯を通してもっと大きい支持を受けることができるでしょう。そして、明日から訪問予定である仁川富平、原州、群山などの米軍基地現場を察しながら適切な解決方案を一緒に考えてください。
 去年の沖縄(日本)に引き続き、今年もシンポジウムを企画し何から何まで準備してくださった、韓国と日本、沖縄など関係者の皆様本当にご苦労さまでした。皆様が先に立ってこの問題を争点化し、解決のために努力していらっしゃったことを心より感謝申しあげます。私たちのたゆまぬ関心と促求だけが今の状況を変化させる一歩になりますことを願いながら、開会辞を終わります。ありがとうございます。

※イ・ミギョン議員は国会日程の関係で参加が遅れたために、この開会の言葉はイ議員の秘書が代読しました。イ議員からは、会場到着後に、改めて歓迎のあいさつをいただきました。


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