憲法審査会レポート、2026年
2026年07月24日
憲法審査会レポートNo.78
7月22日、参院憲法審査会で「国民投票法改正案」が採決されたものの、24日・本号編集時点では参院本会議での採決には至っていません。国会延長により会期末は25日となっていますが、「副首都」構想法案の成立が見通せないことから、再延長などという動きが出ています。
これは政府・与党の国会軽視による「身から出た錆」であり、野党に責任転嫁できるものではありません。前号の繰り返しとなりますが、「このような政府・与党には憲法という根幹となるルールに手を出す資格などないことが、よりいっそう明白になっていると言えます」。
2026年7月22日(水)第221回国会(特別会)
第8回 参議院憲法審査会
【アーカイブ動画】
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=9213
【マスコミ報道から】
国民投票法改正案 参議院憲法審査会で賛成多数で可決
https://news.web.nhk/newsweb/na/na-k10015182381000
国民投票法改正案を可決 参院憲法審、24日にも成立
https://www.jiji.com/jc/article?k=2026072200136&g=pol
国民投票法案が可決 参院憲法審、24日成立へ
https://www.47news.jp/14664463.html
国民投票法改正案、参院憲法審で可決 ネット規制は「必要な措置を」
https://www.asahi.com/articles/ASV7Q1C2PV7QUTFK008M.html
「国民投票法」改正案が参院憲法審で可決、24日成立へ 賛成の立憲民主「これで完成するわけではない」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/502968
【傍聴者の感想】
7月22日、参議院憲法審査会は、日本国憲法の改正手続に関する法律の一部を改正する法律案(衆第11号)(衆議院提出)に対する質疑、討論、採決(附帯決議含む)という流れで進行しました。発声した傍聴者に対して「出ていけ馬鹿野郎」などと怒鳴る委員の姿もあり、一時異様な雰囲気になりました。
事前の幹事会が長引いたため、予定より遅れて10時10分に開会しました。質疑は小西洋之委員(立憲)、原田大二郎委員(公明)、山添拓委員(共産)、奥田ふみよ委員(れいわ)の順に、9人の法案提案者(衆議院憲法審査会委員)に対して行われました。
そもそも憲法改正をするは必要ない、十分な議論がなされていない、ネット社会の状況に十分に照らし合わされていない、憲法改正は望まれていない、という趣旨の質疑者からの発言に対し、衆議院の憲法審査会で繰り返されたものと同様の回答をする法案提案者たち。「憲法審査会を通して議論を進めていきます」「議論を進めていく中で、中身が詰まった部分から形にしていく」という、見切り発車もいいところだと思いました。
今回の「改正手続き法を改正する法案」についても、曖昧な回答の仕方や言い切れない部分が多いところからも、議論途中で「もういいだろう」と採決に進んだように感じられます。
討論に進み、山添委員が反対意見を述べた後、小西委員が「賛成の立場で」と発言した一瞬、傍聴席からは声にならない声が聞こえました。「憲法解釈すらきちんとないまま暴論で毎週憲法審査会をやるなんて」「憲法が壊れたら国民を守れるものはなくなる」というまっとうな発言をしてきた姿が印象的だったこともあり、落胆した傍聴者がいたようでした。
採決は、賛成多数で可決。その後、吉田忠智委員が付帯決議を読みあげた後に、あわせて付帯決議も採決し、こちらも可決となりました。
立民会派が賛成に回った理由は、付帯決議で「ダメなものはダメ」としっかりやっていくからいいだろうということでしょうか。もちろんしっかりと議論ができるなら、問題はありません。しかし、衆議院ではそれが出来ないまま今日に至ったのに、これからの憲法審査会できちんと議論ができるのかは疑問です。
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3.日本政府は、世界平和の実現のために国際社会の先頭に立ってください。

