To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:15(2004.01.12)

民主労総次期委員長選挙、終盤の接戦

北東アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
北東アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

1:Calenderカレンダー/2:Government政府、政党
3:Mass世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館5
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 Calenderカレンダー 

 

1月05日()

 韓国IBM、情通部など9カ所に不正納品

1月06日()

 北朝鮮めぐる6カ国協議、1月中の開催難しい=韓国外交通商相

1月07日()

 北朝鮮が核問題で踏み込んだ提案、米国は歓迎

1月08日()

 今年も110万トン穀物不足 北朝鮮
 「竹島切手」予定通り発行=日本との友好継続期待−韓国

1月09日()

 高句麗史編入の動きに反発=中国に憂慮伝える−韓国

1月10日()

 「日本の領土」に韓国反発 小泉首相の竹島発言に

 


Government
政府、政党

 
北の核凍結代価、「三つの措置」を協議


韓国と米国、中国など6者会談関連国らが、北朝鮮の「核凍結に相応する三つの行動措置」に対し、協議をしていることが知らされた。

これは2次会談開催の議論が、いわゆる「言葉VS言葉」の段階をすぎて、「行動VS行動」を取り上げる段階に入ることを意味することで、注目される。

外交通商部高位当局者は、12日、「既に北朝鮮が核凍結に相応する三つの措置を掲げた」と前置きした後、「現在は関連国らが北朝鮮の核凍結相応措置に対して意見を調律する過程」と話した。

北朝鮮が掲げた核凍結に相応する三つ の措置とは、△テロ支援国の名を解除 △政治・経済・軍事制裁と封鎖撤回 △重油・電力などである。

外交通商部は、この日、先週北朝鮮を訪問した米国民間代表団に核抑制力を見せたという北朝鮮の主張と関連し、 公式論評し、「これは北朝鮮の核抑止力保有主張との延長線にいる」としながら、「6者会談の関連国等と緊密に 協議し、事実関係と北朝鮮の意図を確認した後、包括的に対応する」と明らかにした。



Mass
世論、市民運動

参与連帯、「落選運動」突入


今月末、1次落選名簿発表…

参与連帯がくる4月総選挙で、腐敗・反改革政治家に対する「落選運動」を公式宣言し、本格的な有権者審判活動に 入った。

参与連帯は、他の市民団体らに「2004 総選挙市民連帯」結成を提案し、4年前選挙場を熱した「変えろ熱風」が、再現されるのか、注目される。

参与連帯は、12日、ソウル安國洞ケヤキ・カフェで記者会見を行って、来る 4・15総選挙で腐敗・反改革政治家に対する落選運動を展開すると宣言した。

参与連帯は宣言文で「現在の政治状況は、4年前、市民団体らが総選挙市民連帯の旗を掲げた時とあまり変わっていない。」としながら、「不法大統領選挙資金事件と、破産危機に置かれている政治制度改革などを見て、腐敗政治 の退出を念願する国民の要求を無視することができなくて、苦心の末、もう一度落選運動の旗を掲げることに決断した」と明らかにした。

2000年当時、この運動が一部有罪判決を受けたことと関連しては、「オンラインを通した評価と意見交換、不正選挙監視告発及び言論公表など現行法と 大衆の情緒を勘案した、賢明な方式を 選ぶ」と話し、法の枠のなかで活動する意向を表わした。

参与連帯は、今月末、前・現職国会議員を中心に、落選対象者1次名簿を発表して、2月初、政治新人など非現役議員を中心に、落選対象者2次名簿を発表する予定である。


インド・ムンバイ世界社会フォーラムに400人参加、「ブッシュ落選運動を広げるつまり」


来る16〜21日、インド・ムンバイで開かれる「2004世界社会フォーラム」参加団が、12日、ソウル安國洞ケヤキカフェで出国の記者会見を行なって、活動計画の計画を明らかにした。

チョヒヨン・聖公会大教授と、カンチュンモ・韓国労総国際部長など5人は この日記者会見を通し、「世界各国の 市民運動陣営と会って、戦争と新自由主義世界化の反対に関する意見を交わして、特に、韓半島の北核危機の根本的な理由はブッシュ米国大統領の軍事主義のためだという点を集中的に知らせる」と話した。

去る2000年、ブラジルで開かれた1次 フォーラム以後、今年で4回目である 世界社会フォーラムは、新自由主義秩序を強調するダボス・フォーラムに対抗した、世界民衆陣営の討論の場である。

今回のフォーラムには、韓国で民教協など韓国社会フォーラムと、民主労総、「下からの世界化」、大学生など400余名が参加し、世界化に対抗したアジアの運動、家父長制、カーストと人種差別主義、生態安保など多様な主題の 討論会と、野外集会などに参加する予定である。


民主労総次期委員長選挙、終盤の接戦


「力」を選ぶか、「変化」を選ぶか

来る16日、986名の民主労総代議員等の間接選挙で行われる民主労総4期委員長選挙は「力」と「変化(革新)」の対決に圧縮される。 だが、選挙の終盤に入った11日、現在までの状況を占うに難しい接戦を繰り広げている。

現場中心の労働運動を指向する記号1番、有徳上(ユドクサン、49)候補(現民主労総首席副委員長)陣営は「力強い民主労総」を核心スローガンで持ち出した。

ユー候補側は金属産業連盟と大学労組 等から相対的に多くの支持勢力を確保していると分析している。

労働運動を国民・大衆運動に拡大しようという路線を取る記号2番、李スホ(55)候補(前全教祖委員長)陣営は「私たちを変えよう! 世の中を変えよう!」という標語を前面に押し出している。

李候補側は、事務金融連盟と病院労連などで比較的に優位に立っていると見ている。

ユー候補陣営は、現民主労総執行部路線を継承するなかで、力強い闘争を通した労働運動に重さをおいている。

反面、李候補陣営は、現執行部に対する批判的な評価の中で、民主労総の革新を通した労働運動方向を提示している。

今回の選挙は、結局、金属産業連盟(335人)、公共連盟(173人)、全教組(157人)、事務金融連盟(80人)等代議員数が多い連盟での票が、当落に決定的な影響を及ぼすようになると見られる。


 

NorthKorea朝鮮の動向

米民間代表団、 北のプルトニウム施設を訪問


北朝鮮外務省が6日から5日間、北朝鮮を訪問した米民間人核専門家グループに、「核抑止力(Nuclear Deterrent)」を公開したと明らかにしたことによって、北朝鮮核開発の進行と意図に対する関心が集中している。

米の核専門家グループは、北朝鮮訪問期間の中、一日、午前に平壌を出発、 約5〜6時間、核施設を見回した後、夕方に平壌へ戻ったことが確認された。

韓・米両国は、北朝鮮が公開したという「核抑制力」は、今後2次6者会談 の開催に、影響をおよぼす可能性が大きいと見ている。

韓・米両国は、北朝鮮が米訪朝団に既存に知らされた核開発施設の以外、他の施設に対しては公開しなかった可能性が高いものと見ている。

ニューヨーク・タイムズは、11日、ブッシュ行政府関係者の話を引用、北朝鮮訪問団が北朝鮮で実際、核兵器を見るよりは、核燃料(プルトニウム)製造施設を見回したと報道した。

また、ワシントンポストは北朝鮮が最近再処理したプルトニウムであると主張したものをみたというブッシュ行政府の官僚の話しを報道した。


15号 200401月12
 民主労総次期委員長選挙、終盤の接戦
14号 20040105
 15日、「2004総選挙ムルガリ国民連帯発足」、落選運動から当選運動に発展
13号 20031229
 市民団体、政治改革案改悪非難
第12号 20031222
 19日、汝矣島で「民間人虐殺真相糾明 統合特別法争奪大会」
第11号 20031215
 盧大統領、「不法資金、ハンナラ党の10%を越えれば辞退」
第10号 20031208
 緑色連合、「盧武鉉政府の環境点数はF点」(環境専門家220人の調査結果発表)
第09号 20031201
 「イラクで韓国人2人被殺、2人負傷」、NSC緊急対策会議招集
第08号 20031124
 「全国の関心が扶安郡の反核ろうそくに集中している」
第07号 20031117
 ラムスペルド・米国防長官、「駐韓米軍、韓半島以外の地域投入も可能」
第06号 20031110
 5万人、全国労働者大会後、火炎瓶デモ 『損害賠償訴訟、仮差押さえ等の撤回要求』
第05号 20031103
 『胸には '謹弔' リボン、 手には「仮差押さえ禁止」』
第04号 20031027
 『派兵反対 7大国民行動計画、5大行動指針発表』
第03号 20031020
 『イラクに対する侵略宣言で、アメリカに対する屈従の告白』
第02号 20031013
 盧武鉉大統領、「再信任の国民投票は1215日前後実施」
第01号 20031006 ソウルの竜山米軍基地、来年初から本格的な移転推進

 

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