第3セクションは、参加者同士が「ようこそ」の気持ちを伝えるコーナーです。今年は、25都道府県のお友だちが参加してくれました。全国各地のみならず、韓国、フィリピンからもゲストが参加してくれました。
メッセージを発表してくれた参加者の名前は、イニシャルにさせていただきます。
北海道(K・R)
北海道富良野市のK・Rです。68年前に原爆が落とされ、多くの人達の尊い命が奪われ、いまも後遺症に苦しんでいる人がいます。人と人が殺しあう戦争はもういりません。多くの人の命を奪う原爆はもういりません。わたしたちがこれからも平和で楽しく生きるためにも、原爆のない世界にしましょう。
北海道(N・Y)
北海道から来ましたN・Yです。核兵器はたくさんの人を殺したり苦しめたりもする最悪な兵器です。だから僕は核兵器はこの世で一番いらないものだと思います。核のない本当の平和の大切さを、帰ったら北海道の友達に伝えたいです。
山形(T・S)、(Y・M)
戦争はわたしたちの未来を奪います。世界の未来を奪います。核兵器の悲劇が二度と繰り返されないように、わたしたちは原爆の被害を理解し、その恐ろしさを全世界に伝えていかなければなりません。広島を考え、核兵器を拒否するのです。わたしたちは平和というものが当たり前に存在していける世界をつくることを誓います。
神奈川(N・C)
全国からお集まりの皆さん、こんにちは。神奈川県親子代表団のN・Cです。これから神奈川県親子代表団を代表してアピールします。わたしは神奈川県の厚木基地のすぐそばから来ました。原爆のことは学校の授業やテレビのニュースなどで知りました。原爆が落とされて今年で68年目になりますが、いまでも放射能の影響で病気になり多くの人達が苦しんでいます。地震で起きた福島の原子力発電所の事故で、海や大地、そして学校のグラウンドも放射能で汚染されたと、学校の先生から教えてもらいました。わたしたちの住む神奈川県の横須賀基地にも、原子力で動く空母があるので本当に怖いです。お父さんやお母さんも本当に心配しています。福島の原発事故を1日でも早く解決してください。原子力をなくして、安全な世の中にしてください。広島で勉強した原爆、戦争、原発のことを、神奈川県に帰って多くの友達にこの体験を教えていきたいと思います。神奈川県私鉄労働組合、相模鉄道労働組合、4年生N・C。
神奈川生活クラブ生協(H・S)
神奈川県から来ましたH・Sです。わたしは昔からお母さんに戦争について聞かされてきました。だから戦争はしちゃいけないことだということも知っています。お母さんが言うには、関東の人のほうが関西の人より戦争について知らないそうです。だからわたしはこのツアーで戦争についてよく知り、学校のみんなにそれを伝えていきたいです。
神奈川生活クラブ生協(K・N)
神奈川県から来ましたK・Nです。わたしのお父さんが8月6日の原爆が落ちてしまった日に生まれてしまったということで、そのことを思ってわたしはなぜ戦争が生まれてしまったのか、戦争とはどういうものだったのか、これから学びたいと思います。
東京三多摩(K・M)
三多摩から来ましたK・Nです。これまでに原爆資料館で、原爆がもたらしたあの日の恐ろしい出来事について勉強してきました。わたしは原爆が同じ人間同士がしたこととは思えませんでした。どうしてあんな悲惨な事が出来たのかと感じました。わたしたちはこの出来事をきっと忘れず、伝え続け、平和について考えていくべきだと思います。わたしはこの広島で学んだことを身近な人に話していくなどしていきたいと思います。
埼玉(K・M)
人間の歴史には、常に戦争がくり返されてきました。武器の発展が原子爆弾を作り出し、一瞬にしてたくさんの命を奪い、苦しみました。いまも世界のどこかで戦争が起きています。そして色々な国が核兵器という恐ろしい武器を持っています。これからを生きるわたしたちは戦争のない世界を目指していかなくてはなりません。そして二度と原爆の悲劇を繰り返さないために、一人ひとりが出来ることをこれからもみんなで考えて行動していきましょう。埼玉こども代表団、K・M。
群馬(A・N)
世界から核兵器をなくすために、広島に原爆が投下されてから68年が経ちました。原爆は平和な広島の街を、人の命を、そしてなにより人の心を破壊しました。いまでもその傷は、原爆を体験した人の心から消えることはありません。世界で核兵器を二度と使わないという非核宣言をしている国は、日本だけです。わたしたちはその唯一の国として、広島の悲劇を二度と繰り返さないように世界に核兵器の恐ろしさを訴えかけていく義務があると思います。いまなお世界からは戦争の火が消えません。しかし、武力でなくても問題は解決できると思います。世界から核兵器、そして戦争がなくなるよう呼びかけていきましょう。広島に学ぶ群馬こども代表団、A・N。
長野(K・K)
長野県から来ました、K・Kです。これから広島と世界に向けてメッセージを送りたいと思います。8月6日の朝8時15分、すべてが壊れた。僕らの未来も壊れた。僕らの未来を壊した戦争や核はいらない。望むのは平和だけだと、僕は思います。
三重(M・A)
わたしたち三重こども代表団は、戦争と核兵器の恐ろしさを学びました。想像以上に核兵器の恐ろしさを知り、いまなお苦しんでいると聞きました。広島に落とされる二日前、三重県も原爆投下の練習場所として使用されました。戦争はどの場所でもあってはならないと思います。三重県に戻ったら、日本だけでなく世界が平和になれるよう一人でも多くの人に何が出来るかを考え伝えていきたいです。三重県菰野町立菰野中学校、M・A。
香川(I・M)
香川県から来ました、I・Mです。今回、広島に初めてきました。68年前にひとつの原子爆弾でたくさんの人々が亡くなったことを、わたしは知りませんでした。今日色々な話を聞いて、原子爆弾など核兵器のない平和な日本にしていきたいです。ありがとうございます。
長崎(U・A)
みなさんこんにちは。長崎県から来ました、高校生1万人署名活動のU・Aといいます。わたしたち高校生1万に署名活動は、核兵器の廃絶と平和な世界の実現を目指して活動しています。長崎では毎週日曜日に核兵器の廃絶と平和な世界の実現を求める署名活動を行っています。1年間で集めた署名を持って次に派遣する平和大使がジュネーブの国連本部を訪問します。今日終わってから玄関のところで署名活動を行っているので、もしよろしければご協力お願いします。今日は1日平和についてみんなでいろいろ考えることができればいいなと思っています。ありがとうございます。
広島平和大使(K・C)
さきほどご紹介いただきました、わたしは第16代高校生平和大使のK・Cです。わたしは広島から選出されました。わたしたち高校生平和大使はさまざまな団体の方々に支えられて今年で16年目を迎えます。主な活動としては高校生1万人署名活動と、そしてその署名を国連に持っていくこと、そして国連で核兵器廃絶のスピーチをすることです。わたしたちの手で核兵器がなくせるように、みなさんでがんばっていきましょう。そして最後にわたしたち高校生平和大使と高校生1万人署名活動はみなさんの温かいカンパによって支えられていますので、どうぞ後でカンパのご協力お願いします。ありがとうございました。
広島(T・K)、(H・Y)、(I・M)
戦争がなかったら平和なのか、僕たちは話しあいました。平和って自分たちにとってどんなことなのか、考えました。ご飯が食べられること、みんなと学校で勉強できること、いじめがないこと、自分の意見が言えること、好きな本が読めること、生まれた国や場所で差別されないこと、家族と一緒に住めること。わたしたちが平和だと感じることは、憲法で守られていることも、少しだけど勉強しました。そして国は憲法を守るように努力しないといけないのです。でもいまその憲法を変えてしまおうとしています。できないから憲法を変えてしまうというのはおかしいと思います。憲法9条は、日本は戦争しないことを約束しています。守れないから変えてもいいのですか。戦争しないために、なくすために、みんなでなにが出来るか考えていきたいです。そしてみんなが平和だと思える世界を自分たちで作っていきたいです。
続いて、海外ゲストからのメッセージ発表です。まず韓国の高校生のイ・スヨンくん、続くイ・スンヒョンさん。そして、パク・サングンくんとメッセージを発表してくれたのですが、驚いたことに三人とも、きれいな日本語で挨拶をしてくれました。本当に流暢でびっくりです。そして、フィリピンからのゲストであるマリア・リテシア・コルムナさんは、日本の高校生との交流が盛んなことを伝えるとともに、周りの支援に感謝し、自分の出来ることをしっかりやり、そのことで平和に貢献できるように頑張ると信念を表明してくれました。
会場の参加者もそれぞれに印象に残る言葉があったはずです。自国のみならず、世界を平和にしたいという思いは、国が違っても、暮らしが違っても、同じものなのだと感じられる時間でした。
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