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日弁連/改めて取調べの可視化を求める緊急市民集会

2009年11月26日

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 2009年10月、法務省は取調べの可視化に関する勉強会を立ち上げました。しかしながら,すでに取調べの可視化を含む刑事訴訟法改正案は参議院で二度も可決されており、富山・氷見事件や足利事件などのえん罪事件の発覚によって,取調べの可視化の必要性が改めて注目されています。政権交代後の初めての臨時国会に際し、改めて取調べの可視化(取調べの全過程の録画)の必要性を市民と一緒に考え、実現を訴えるための集会が、日本弁護士連合会の主催で、11月26日、弁護士会館で開催され、100人が参加しました。
 川崎達也日弁連副会長の開会あいさつにつづいて、当日衆議院第2議員会館で50人が参加した行われた「改めて取り調べの可視化を求める緊急院内集会」の報告を日弁連取調べの可視化実現本部事務局次長の池田綾子さんが行いました。その後、小堀隆恒・前枚方市副市長が「枚方談合事件の問題点について」、氷見事件でえん罪被害者の柳原浩さんが「富山・氷見事件の問題点」について、日弁連取調べの可視化実現本部事務局長の秋田真志さんが「オバマ大統領が実現したイリノイ州の可視化について」報告されました。
 このうち、開会あいさつをしたの川崎日弁連副会長は、「すでに民主党は、可視化法案を参議院で2度にわたって可決したにもかかわらず、いろいろな意見がでて機運が削がれている感じだ。究極の人権侵害といえるのがえん罪だ。可視化されると治安が悪化する。おとり捜査、司法取引の導入が必要との意見もあるが、これらの意見は誤りだ。次期通常国会で成立を」とのべました。
 談合事件に関わって逮捕され、否認をつづけると人権無視の対応で自白を強要された過程を報告した小堀・枚方市前副市長は、「否認すると『ごみ野郎、くず野郎、ばか野郎』と罵声を浴びせつづけられ、椅子を蹴りつけ壊すほどの暴力的な自白強要だった。医者に処方された薬も飲ませてくれずに、持病が悪化した。紙おむつをあてがわれたが、釈放まで1枚だけだった。それを渇かしては使った。こんな屈辱は決して忘れない」と証言し、「今後は警察の人権無視の捜査について多くの人に伝えていきたい。使命を感じている」と述べました。
 柳原さんは、暴力的な威圧で取り調べ官のいいなりになった状況を報告。現場検証で向かう車のなかでも自白の誘導と強要があること。可視化はこうした車内にも適用されるベきだと述べました。
 秋田事務局長は、イリノイ州の可視化は、2003年8月にオバマ大統領がイリノイ州議員だったころ実現させた法案であること。共和党だけでなく、民主党内の慎重派も説得して実現したものだとのべ、「取り調べ室に入ると同時に記録が始まり、肉親や弁護士の立ち会いがされている。法案成立直後の訪問では、『まだ、成果がでていない』と慎重な意見もあったが、ふたたび訪問するとみな好意的な反応だった」と報告しました。

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