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第41回食とみどり、水を守る全国集会に全国から630人参加し松江で開催

2009年11月28日

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091128.jpg平和フォーラムと消費者・市民団体、農民団体などの実行委員会(河田伸夫実行委員長・森林労連委員長)が主催する「第41回食とみどり、水を守る全国集会」は、11月27日~28日に島根県松江市の「くにびきメッセ」を会場に開催され、全国から約630人が参加しました。

 「くらしと地域をつくる食・みどり・水 神話の国から自然の恵みに『だんだん、だんだん』」をスローガンとして、世界的な食料需給のひっ迫や国内の食料自給率の低迷、食品偽装や安全性などの食の安全、国内の農林水産業の衰退、森林や水などの環境問題が深刻になっている事態に対して、どう運動を進めるかを中心に討議しました。特に、民主党を中心とした新たな政権が動き出す中で、食・みどり・水の重要性を改めて見直し、食の安全・安定、農林水産業の再生、持続可能な循環型社会をめざした政策のあり方も課題となりました。

  第一日目は、地元の松江を中心にコンサート活動を続けている、六子(ろこ)さんのさわやかな歌声でオープニングを飾った後、全体集会が開かれ、主催者あいさつに立った河田伸夫実行委員長は、日米の政権交代や経済不況、国内農林業の危機的状況について述べ「人間の生存に欠かせない食・みどり・水を見直し、地域にしっかり根をおろした運動を展開しよう」と訴えました。

 矢倉淳島根県実行委員長(連合島根会長)の歓迎あいさつ、来賓として、溝口善兵衛島根県知事(代理)や松浦正敬松江市長のあいさつなどを受けた後、藤本泰成事務局長が基調報告として、集会の討議課題として、1)食・みどり・水・農林漁業を基軸に、地域からいのちと暮らしを守る運動を拡大する、2)新たな政権のもとで、地域において生産者・消費者・市民が連携して、具体的な施策や活動を提起し、その実現を求める、3)地域の資源を活用した食・エネルギーの自給向上、地産地消運動、市民による環境保全運動等を通じて、市場経済優先から循環型社会への転換を進めていくこと、などを提起しました。

  一日目の後半は3つのテーマに分かれて分散会が開かれ、食の安全について、農と食の環境フォーラム代表の牧下圭貴さんは、現在の食をめぐる状況を様々な視点から捉え、地産地消や学校給食などを通じた食のあり方について訴えました。食料・農業政策について、東京大学教授の谷口信和さんは、民主党の農政下での日本農業の行方について、食料自給率や担い手問題を中心に考察しました。森林・水・環境については、国民森林会議の議長であり、名古屋大学名誉教授の只木良也さんが、「環境としての森林」を中心に、森林の持つ役割や温暖化問題、水との関わりなど幅広く提起しました。

 第二日目は分科会討議を行い、「課題別入門講座」では、地元のJA雲南産直事業課長が「消費者と生産者の架け橋となる地産都商の推進」の経験を語りました。また、来年の名古屋での生物多様性条約国際会議に向けて、「生物多様性と環境・食・農の関わり」についての講演も行われました。  「食の安心・安全・安定をめぐって」は、島根県吉賀町で地域ぐるみの有機農業を進めてきた取り組み報告などを受け、生産と消費の現場での取り組み、食育と地産地消、有機農業推進などの課題を討論しました。 「食料・農業政策をめぐって」は、鳥取県選出参議院議員の川上義博さん(民主党)や、鳥取県畜産農協組合長なども交えて、農業・農村の実態を踏まえた新政権下の農政と課題を中心に討議しました。 「森林・水を中心とした環境問題をめぐって」は、松江市の象徴である宍道湖のシジミから見た環境問題や、いま話題になっているダム問題についての提起を受けて討論が行われました。 「フィールドワーク」は、日本で最初の低温殺菌牛乳を生産した、雲南市の木次乳業を訪ね、工場を視察しながら、その意義を学びました。

  第二日目の午後に開かれた総括集会では、特別報告として、島根大学名誉教授で、全国集会の島根県実行委員会顧問の平塚貴彦さんが「食・みどり・水をどう守るのか」と題して、改めて食とみどり、水を守る大切さと、島根県内での具体的な実践を中心に講演を受けました。 最後に、藤本事務局長の集会のまとめと、WTO交渉での農産物自由化に反対する特別決議、集会アピールを採択し、集会を終了しました。

 なお、集会の翌日には、連合島根が主催して、地域の農産物などを紹介し、味わうことをテーマとした「地SUN地SHOWまつり」が開かれ、多くの人で賑わいました。

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