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日弁連シンポ「特捜捜査の闇と取調べの可視化・証拠開示」

2010年10月19日

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 今年9月10日、村木厚子厚生労働省元局長に無罪判決が言い渡された事件では、大阪地検特捜部による違法・不当な取調べや、主任検察官による客観的証拠フロッピーの改竄が明らかとなりました。このような違法・不当な捜査を抑止し、 冤罪被害者を今後生み出さないためには、取調べの可視化(取調べの全過程の録画)と証拠の全面開示が不可欠であるとして、日弁連は、10月19日、東京・弁護士会館講堂クレオに民主党、社民党ほかの多数の国会議員、弁護士、市民など200名以上、各地のビデオ会場とあわせて300人が参加して、シンポジウム「特捜捜査の闇と取調べの可視化・証拠開示」を開催しました。
 開会あいさつで宇都宮健児日弁連会長は、可視化について「議論の時は過ぎてもはや一刻も早い実現のとき」であることを強調しました。「取調べの可視化の現状についての報告」をした小坂井久日弁連取調べの可視化実現本部副本部長は、「ないな、可視化しかないな」の標語を広めることを訴えました。このあと、厚労省元局長事件の当事者村木厚子さんからの検証の仕組みを作る重要性を指摘したコメントが紹介された後、主任弁護人の弘中惇一郎弁護士から、「主任弁護人からみた厚労省元局長事件~浮かび上がる特捜捜査の実態」と題した裁判の詳細な報告がなされ、検察官の取調べメモの廃棄をはじめ擬装やずさんな捜査の実態を紹介しました。つづいて、「ジャーナリストの視点からみた厚労省元局長事件」として江川紹子さんが発言、「当初、検察側自信満々であり、必ずしも無罪は当然ではなかった。3人の検事だけでなく検察の組織ぐるみの行為に、最高検は幕引きを図っている」と指摘しました。
 つづいて、9月3日に大阪府警が行った恫喝の取調べを受けた人がICコーダーで録音したものが明るみに出されましたが、その音声が紹介されました。その上で、「オーストラリアにおける取調べ可視化の実情」について、刑事手続法を専門とするニュー・サウス・ウェールズ大学のジル・ハンター教授が問題点整理を行いました。最後に、弘中惇一郎弁護士、江川紹子さん、小坂井久弁護士をパネリスト、森直也日弁連取調べの可視化実現本部事務局次長をコーディネーターとする白熱したパネルディスカッションを行いました。

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