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狭山事件の再審を求める市民集会-開示勧告から1年~いまこそ全証拠開示と事実調べを!

2010年12月16日

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 1963年に起きた「狭山事件」の第3次再審請求審で東京高裁が検察に証拠開示を勧告してから丸1年となる12月16日、東京・日本教育会館ホールで「狭山事件の再審を求める市民集会-開示勧告から1年~いまこそ全証拠開示と事実調べを!」が全国各地からの800人を越える参加者を得て開催されました。主催は、市民集会実行委員会。
 開会のあいさつに立った組坂繁之部落解放同盟中央執行委員長からは、「昨日5回目の三者協議が行われたが、大きな進展はなかった。しかし、三者協議が引き続き行われていることに意義がある。ぜひとも石川さんが元気なうちに再審決定・無罪判決を勝ちとるためにともにがんばっていこう」と訴えました。
 石川一雄さんは、「証拠開示されても楽観はしない。無罪を勝ち取るまで、不撓(ふとう)不屈の精神で前進あるのみ」と表情を引き締め、「私の時間は逮捕から止まっておりまだまだ青年。私の時を動かすためにも、ぜひとも再審・無罪を勝ちとらなければならない。そのためにも引き続きみなさんからのご支援を賜りたい」と力強く決意を述べました。妻の早智子さんは「凍っていた司法の扉が解けかけている。(再審開始へ)来年は決戦の年」と支援を訴えました。
 弁護団報告では、主任弁護人の中山武敏弁護士が、5月開示の上申書と脅迫状の筆跡が異なるとする新鑑定書を12月15日に高裁に提出したことを報告した上で、「これまでもさまざまな新証拠を提出しているが書面審理だけで(再審請求が)棄却されている。必ず鑑定人尋問など事実調べをすべきだ」と強調。中北龍太郎弁護団事務局長も上申書と脅迫状の書面を詳細に比較し、両者は筆跡だけでなく「国語能力の違いが歴然としており、別人のものということは一目瞭然」と指摘しました。
 「三者協議と今後の闘い」と題し松岡解放同盟書記長より基調提案が行われるとともに、再審冤罪事件当事者からの連帯アピールとして、足利事件の菅家さん、布川事件で再審判決を迎える杉山さん・桜井さん、袴田事件で弟の無実を訴える袴田ひで子さんそれぞれから連帯アピールがありました。
 集会まとめとして狭山事件の再審を求める市民の会事務局長であるルポライターの鎌田慧さんは、えん罪事件は、えん罪被害者が血を吐くような長い努力がなければ再審・無罪を勝ち取れない。しかし、無罪を勝ち取っても振り出しに戻ったわけではない。その間受けた傷は物凄く深く治らない。日本国憲法は基本的人権が保障しているが、ほとんどのえん罪事件において基本的人権は無視されている。この社会的不条理をどのように変えていくかが課題であるとしました。
 最後に、徹底した証拠開示と事実調べを行ない再審開始を求めるとともに、取り調べの全面可視化や再審請求における証拠開示の法制化を訴える集会アピールを参加者全員で採択し、石川さんの無実を勝ち取るためにガンバロー三唱を行い閉会しました。

→集会アピール

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