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250人参加し「東アジアに平和を!-問われる日本人の歴史認識 『建国記念の日』を考える2.11集会」

2011年2月11日

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 平和フォーラムは例年2月11日、戦前の「紀元節」を「建国記念の日」としていることに異議を唱え、集会を行っています。戦後の日本は、自民党内閣のもとで、東アジアとの関係、とくに歴史認識については繰り返し問題が引き起こされてきました。しかし、政権交代してから、昨年8月には、植民地支配についての痛切な反省と心からのお詫びを表明する菅首相談話が出されるなど、一定の前進面も生まれました。他方では、朝鮮半島や尖閣諸島をはじめ、東アジアの緊張状態は強まる一方です。そして、朝鮮学校は高校無償化の適用対象から排除されたままです。そのなかで、本年は中学歴史教科書などの検定が行われます。これらを踏まえて、「東アジアに平和を!-問われる日本人の歴史認識 『建国記念の日』を考える2.11集会」を名称に、会場の自治労会館に250人が参加して学習会を行いました。福山真劫代表の主催者あいさつにつづいて、「歴史認識と教科書問題」と題して大阪市立大学教員の上杉聰さんの講演、「朝鮮学校への高校無償化適用を求めて」と題して東京朝鮮学校オモニ会連絡会代表の厳廣子(オム・グァンジャ)さんの提起を受け、最後に藤本泰成事務局長の閉会あいさつで終了しました。
 このうち、福山代表は、「菅政権の支持率低下は33項目の政策合意からの後退が原因。自公政権時代とかわらない。朝鮮高校への授業料無償化の審査停止にいたっては言語道断」と批判。政権交代の原点にかえった決意とその実施を求めました。
 上杉さんは、最初に第2次世界大戦についてふまえておきたい基本的視点についてのべ、日本人の戦争体験は圧倒的に被害体験だが、アジアの人たちは数倍する被害を受けていることをしっかり認識すべきとし、植民地支配の清算がいまだにできていないと指摘。「韓国併合100年」を期して出された菅談話を今後前進させる重要性を強調。日本軍「慰安婦」や朝鮮人強制連行労働者の死亡者の遺骨返還問題などのとりくみを具体化することについての提起しました。また、「新しい歴史教科書」など草の根保守層の歴史認識の誤りとその危険性を指摘。「新しい歴史教科書をつくる会」が「韓国併合は日本の誇り」と題したパネル展を各地で展開したことの危険性、さらには中学校教科書採択年である今年のたたかいの重要性を提起しました。彼らの目的は教育内容を他国への優越感と排他的なものへと導くとともに、教育主権を教師や地域・保護者子どもから国家へ取り戻そうとする偏狭なナショナリズムの育成にあると批判。「つくる会」は2派に分裂しているが、それぞれが教科書検定を申請するが、反動的な文部官僚は生きのぴており、検定は通ることを推測するとともに、学習指導要領の改悪により教科書自体が右傾化しており、「つくる会」系の教科書採択を阻止をする全国各地の地域的におけるとりくみの必要性を訴えました。
 厳(オム)さんからは、菅政権によって朝鮮高校の無償化からの排除が継続され、高校3年生がぎりぎりの状況に置かれている問題に対して、自らの経験、母親(オモニ)としての気持ちを切々と語りました。さらには「『拉致』問題も重要ですが、かっての戦争で戦犯といわれた人たちの子孫の政治家が、私たちに何をしてくれたのか。未来志向と言うのなら、民族教育をなぜ保障してくれないのか」という点も指摘しました。厳さんは、映画「近くて遠い学校」(作・るんみ)を引用し、「若者たちは、在日、国籍、民族の問題を自分たちの視点でとらえ、訴えている」と朝鮮高校生を始め、若い人たちが「無償化排除」の問題を考える人が増えていることを話し、審査凍結をすみやかに再開し、教育の平等を実行してほしい、と訴えました。

上杉聰さん「歴史認識と教科書問題」レジュメ  レイバーネットニュース報告  ユニオンチューブ動画・厳廣子(オム・グァンジャ)さんの提起

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