2018年、トップランク、沖縄コーナー、集会等の報告

2018年03月06日

戦争させない 東アジアに非核・平和を!3.6集会に400人

 

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朝鮮半島をめぐる緊張が続く中、平和的な解決に向けたとりくみについて考えようと、3月6日、東京・千代田区の「日本教育会館大ホール」で「戦争させない 東アジアに非核・平和を!集会」が開かれ、市民400人が参加しました。「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が主催し、「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会が協賛しました。

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主催者を代表し、弁護士の内田雅敏さん(顔写真左端)は「朝鮮半島の緊張を口実に、安倍政権は軍備を増強し、改憲を企てている。これを許さず、沖縄への基地の押し付けをやめさせよう」と訴えました。
最初に東京大学名誉教授の和田春樹さん(同左2人目)が「平昌オリンピックと米朝戦争の危険」と題し、講演。昨年9月の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核実験以後の、日米政権による北朝鮮に対する圧力と、それに対する緊張緩和への韓国などの必死の努力、北朝鮮の融和の動きなどを時系列で解説。「米朝戦争になれば日本海が中心となり、在日米軍基地が攻撃の対象になる」とし、「米国と一緒に北朝鮮を軍事力行使で威嚇するのは憲法9条違反だ」などと指摘しました。
軍事評論家の前田哲男さん(同3人目)は「米朝対抗と日本の軍事増強」として、安倍政権の5年間の保・防衛政策を説明し、「特に戦争法の施行以降、自衛隊の任務・権限は大きく変わった。小野寺五典防衛相は先制攻撃も容認しようと発言をしている。これまでの方針であった『専守防衛』は現実の防衛政策実施において形骸・有名無実化しつつある」と指摘。その上で改憲の発議を絶対に許さない闘いが重要だと強調しました。
講演の最後に、沖縄から「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」共同代表の高里鈴代さん(同右端)が「沖縄・辺野古と先島の軍事化」について、辺野古の米軍新基地建設や東村高江へのヘリパット建設の動きを厳しく批判し、「本土の人の中にも沖縄に基地を押し付けようとする動きがある」と指摘しました。さらに、宮古島など先島への自衛隊の基地建設が環境を破壊しながら進められている実態も報告。「安倍政権の軍事拡大に反対するこれらの闘いの現実を知り、一緒に立ち上がってほしい」と呼びかけました。
続いて、運動のアピールとして、「イージスアショア配備反対」(秋田県平和センターの佐藤信哉事務局長)、「止めよう!辺野古埋立て国会包囲行動」(実行委員会の野平晋作さん)、「安倍9条改憲NO!憲法を活かす全国統一署名」(全国市民アクションの高田健さん)について、それぞれ呼びかけがありました。
 

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