お知らせ、2025年、新着情報各種
2025年01月21日
「民主主義と憲法を考える2.11集会」開催のご案内
平和フォーラムは2月11日、「民主主義と憲法を考える2.11集会」を開催しますので、以下の通りご案内し、ご参加を呼びかけます。
民主主義と憲法を考える2.11集会
深夜の戒厳令 あの日、韓国で何が
2024年12月3日22時30分頃、韓国・尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、突然の「非常戒厳」を宣布しました。深夜にもかかわらず国会前に集まった市民の怒りの声は、与野党国会議員の背中を後押しし、塀を乗り越えて集まった議員の裁決で、わずか6時間で「非常戒厳」を解除させました。これは韓国の民主主義が正しく「機能」したものと言え、私たちは、今回の韓国の出来事から多くのことを学ぶ必要があります。
いっぽう日本では、緊急時や非常時の国会機能の維持を名目に、憲法への「緊急事態条項の創設」が改憲推進会派から主張されています。また韓国の騒動後、一部国会議員からは「韓国で起きることは日本でも起きる。だから緊急事態条項の創設が必要」という声があがっていますが、あまりにも本末転倒の主張であると言わざるを得ません。私たちが今回の韓国の出来事からくみ取るべきことは、緊急時や非常時に為政者に権力を集中させることの危険性であり、緊急事態条項を憲法へ創設することを許してはなりません。
緊急来日する韓国・仁荷大学法科大学院教授の李京柱(イ・キョンジュ)さんは日本や日本国憲法にも精通されています。名古屋学院大学教授の飯島滋明さんとともに、韓国民主化や日韓関係の歴史、真の民主主義を憲法の観点から考えます。