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コリアン情報ウィークリーNo:36(2004.06.07)

駐韓米軍縮小交渉公式開始

北東アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
北東アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

1:Calenderカレンダー/2:Government政府、政党
3:Mass世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
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 Calenderカレンダー 

 

5月31日()

 北、火力発電所求める 「核廃棄先決」米は拒否 6カ国協議作業部会

6月01日()

 米韓両軍将校級が在韓米軍削減問題を協議へ

6月02日()

 北朝鮮が中国国境に鉄条網 完成すれば全土封鎖に

6月03日()

 次回6カ国協議で政策調整 韓国補佐官が米長官と

6月04日()

 金IOC副会長に実刑=公金横領、懲役2年6月

6月05日()

 米国が「3段階案」受け入れか=北朝鮮核問題で大統領が承認−韓国紙
 北朝鮮漁船が境界線侵犯=衝突防止で韓国と合意直後

 


Government
政府、政党

 
6.5再選・補欠撰でウリ党惨敗、ハンナラ-民主「完勝」


「ミニ総選挙」6・5補欠選の結果、国会過半数を占めているウリ党は広域団体長選挙ですべて負け、事実上惨敗した。
反面、ハンナラ党は慶尚南道知事、済州知事、釜山市長選挙で当選され、民主党は全羅南道知事選挙で勝利し、再起の踏み台を造るのに成功した。

ハンナラ党は広域団体長選挙だけでなく、地方自治体長選挙でも完勝した。

また、総38人を選ぶ広域議員選挙でも 首都圏19ケ選挙区で17ケ選挙区を含む、総28ケ所で当選された。

民主党は全羅南道知事はもちろん、2人を選ぶ全南道議会議員選挙でも全勝した。

ウリ党は、全羅北道地域と忠清地域で「体面」を維持しただけで、事実上「惨敗」したことに違いない。

これと関連してウリ党の内部では、党 指導部に対する責任論が提起される可能性があり、補欠選の余波で党内波瀾を起こす公算が大きい。

選管委の最終開票結果、地方自治体長 選挙でハンナラ党13人、ウリ党3人、民主党1人、無所属 2人が当選された。また、総38名の広域議員選挙の場合、ハンナラ党28人、ウリ党6人、民主労働党 1人、自民連1人、民主党2人に集計された。



7日から、駐韓米軍縮小交渉公式開始


米国政府の海外駐屯米軍再配置計画(GPR)によって、韓米両国が7日からソウルで駐韓米軍縮小交渉に公式に入っていく。

韓米両国は7日午後、国防部会議室で第9次未来韓米同盟政策構想会議(FOTA)を開いて、龍山基地移転と連合土地管理計画(LPP) 改正交渉をしたあと、某所で別途の「3人委員会」持って駐韓米軍縮小問題を集中協議する予定だ。

これで去年6月米国側が、「1万2千名 程度縮小」意思を韓国側に明らかにした以後、議論が中断されていた駐韓米軍縮小問題が1年ぶりに公式交渉テーブルに上がるようになった。

これに伴い両国は今後駐韓米軍の縮小 時期と規模、段階別軍隊削減手順、安保不安解消のための補完対策、駐韓米軍の役割、機能調整、駐韓米軍の海外移動時の事前協議制度化及び韓米相互防衛条約改正可否などを議論することと予想される。

現在米側は最大限軍隊削減時期を操り上げようという立場である反面、韓国側は韓国軍の戦力補完対策を用意するのに時間が必要なだけ、その時期をできるだけ遅らせようとしていて、軍隊削減時期が今後縮小交渉で最大懸案に なることへと見える。

また、両国は第9次FOTAを開いて、この間未合意となっていた米軍部隊の雇員解職手当てなどその他の費用問題を妥結させ、可能なかぎり今回の会議で龍山基地移転のため(の)包括協定(UA)及び履行合意書(IA)に仮署名をする方針なのでその結果が注目される。

韓国側は特にGPRにともなう駐韓米軍 縮小時、UAとIAにそのような変化を反映させることができるようにする但し書き条項をおく等、制度的装置の用意を要求する方針である。


南北軍会談、西海衝突防止-休戦線非難戦中断合意


南北軍当局は3日、第2次将軍級軍事会談で、西海上の偶発的武力衝突防止方案と、軍事分界線(MDL)近隣の宣伝活動中断など軍事信頼の構築方案に電撃的に合意した。

この会談で、実務代表接触も10日頃、開城で開くようになり、南北間の軍事チャンネル構築にも一歩近づくようになった。これで、南北経済協力推進委員会と将軍級軍事会談という南北対話の量軸を用意するようになり、朝鮮半島の平和維持と緊張緩和に大きく寄与したという評価を受けている。

第2次将軍級軍事会談を通し、<西海海上での偶発的衝突防止と軍事分界線地域での宣伝活動の中止及び宣伝手段の除去に関する合意書>を発表した。

合意書で南北は、朝鮮半島での軍事的 緊張緩和と強固な平和を成し遂げるために共同で努力するようにして▲西海上で艦艇がお互い対立しないように徹底的に統制 ▲西海上で相手方の艦艇と民間船舶に不当な物理的行為禁止 ▲航路離脱と遭難になった双方の艦艇に対して誤解を払拭するために国際商船共通網(156.8Mhz, 156.6Mhz) 活用 ▲必要な補助手段で気流及び発光信号規定 制定の活用 ▲西海上で提起された問題を協議するための西海地区通信線利用などにも合意した。

南北当局は、このような措置を来る6.15南北共同宣言4周年である来る6月15日から実施することに合意したし、西海艦隊間の直通電話設置問題は8月15日まで現在の西海地区通信線路を南北管理区域に別に伸ばし、それぞれ自己側の地域に通信連絡所を設置して、これを 現代化するのに協力することを決定し、事実上ホットライン開通に合意した。

南北は、また西海海上の敏感な水域で 不法的に操業をする中国など第三国漁船を取り締まり・統制する過程で偶発的衝突が発生できうるという認識を共有し、この問題を外交的方法で解決することに相互協力し、不法操業船舶の 動向と関連した情報を交換するようにした。




Mass
世論、市民運動

民主労働党、新しい党代表に金惠京(キムへキョン・前副代表)選出


民主労働党は6日午後1時から定期党大会及び指導部離就任式を開けて、金惠京ソウル市支部長を新代表に選ぶ等総選挙後の新しい指導部を構成した。

民主労働党は去る2日から5日まで電子投票と地区党直接選挙で指導部選挙を 実施した。

今回の指導部選挙には党員有権者2万6千278人の中で、1万6千629人(63.3%)が投票に参加し、金惠京新代表が64.66%の支持を受けて、当選された。

新任金代表は去る85年カトリック都市貧民会創立を始め、長い間貧民運動に所属し 、去る91年から98年までソウル冠岳区議会議員を経った。

2000年から民主労働党副代表とソウル市支部長を遂行している。



NorthKorea朝鮮の動向

米、「韓国側の北核3段階解決方案に賛成」



米国は韓国がさる2月に提案した北核 解決のため(の)3段階解決方案に賛成したとしながら、北朝鮮核問題を国連に 想定する計画はないと、米行政府のある高位官僚が4日に明らかにした。

匿名を要求したこの関係者は、韓国ワシントン特派員団と持った韓米関係インタービューで、「国連は非常に象徴的な機構」であると前提し、北朝鮮核問題と関連し、米国は国連にこの問題を持ち出す計画はないと強調した。

この関係者は続き、「われらは6者会談が(核問題解決のための)良い契機を提供すると見る」としながら、特に韓国が去る2月に提起した3段階解決方案が 非常に合理的だと評価した。

これは米国が北朝鮮核問題を6者会談の枠組内で解決しようという努力を続けるということと見られる。

また、これは、一時米行政府内の強硬派らが提起した北朝鮮核問題の国連安保理議論方案は事実上放棄されたことを示唆するものである。

韓国はさる2月、北朝鮮が核廃棄に合意して、包括的凍結を始め、国際査察が開始されれば、一部国家らが一時的にエネルギー支援をし、米国は暫定的に安全保障を提供するという方案を提案した。

米行政府関係者は「米国と日本側はこの中で凍結部分を非常に一時的なものにしなければならないが、これが(核問題解決)過程において良い『始動段階(jump start)』だと評価した」と話した。

この関係者は、「率直に話して、議会の一部人々は(条件付きで)私達が北朝鮮に安全保障や一時的エネルギー支援するという計画に非常に憂慮して怒った」としながら、「しかし、ブッシュ 大統領は公開的にわれらは安全保障を 準備すると話した」と伝えた。

彼は「それでわれらは韓国の提案に賛成した」と説明した。

この関係者は、しかし、「北核問題解決のためには誘引策の他に、圧力も併行しなければならない」としながら、「冬が来ると、彼らはエネルギーが必要だ」と話した。

続いて彼は、「米国は次の6者会談の時、より具体的な方案を提案すること」と話した。

 


36
号 200406月07日 駐韓米軍縮小交渉公式開始
35号 200405月31
 移住労働者集会、強圧的な取締りと強制追放に抗議
34号 200405月24
 良心的兵役拒否「無罪宣告」、国防部・検察反発
33号 200405月17
 盧武鉉大統領弾劾棄却…職務復帰
32号 200405月10
 「弾劾審判」宣告切迫…憲裁「激論中」
31号 200405月03
 114周年メーデー行事、非正規的差別の撤廃声高い
30号 200404月26
 政府、まず北朝鮮に百万ドルの生必品と医薬品支援
29号 200404月19
 民主労働党、「イラク派兵撤回推進」、17代国会の初の争点として浮上
28号 200404月12日
 揺れるウリ党支持「一日1.5%ずつ下落、ソウル-嶺南接戦」
27号 200404月05
 追い風民主労働党… 社会団体関係者相次いだ支持表明
26号 200403月29
 「弾劾無効」 最後の光化門ろうそく集会、8万人参加
25号 200403月22
 「書き直した韓国民主主義の歴史」
24号 200403月15
 「弾劾無効-民主守護」デモ、全国で「ろうそく示威」行進
23号 200403月08
 2野党、大統領の弾劾推進
22号 200403月01
 首都圏で総選挙勝負
21号 200402月23
 盧大統領就任1周年世論調査、「間違った」 42.2%、「良くやった」13%
20号 200402月16
 扶安(ブアン)、核廃棄場の住民投票「反対 91.8%」
19号 200402月09
 総選挙連帯、非推薦名簿66人発表
18号 200402月02
 「働き口を創出するために社会的大妥協、2月中旬まで推進」
17号 200401月26
 国連、北への食糧救護2〜3月中に中断危機
16号 200401月19
 民主労総、新任委員長にイスホ氏選出
15号 200401月12
 民主労総次期委員長選挙、終盤の接戦
14号 20040105
 15日、「2004総選挙ムルガリ国民連帯発足」、落選運動から当選運動に発展
13号 20031229
 市民団体、政治改革案改悪非難
第12号 20031222
 19日、汝矣島で「民間人虐殺真相糾明 統合特別法争奪大会」
第11号 20031215
 盧大統領、「不法資金、ハンナラ党の10%を越えれば辞退」
第10号 20031208
 緑色連合、「盧武鉉政府の環境点数はF点」(環境専門家220人の調査結果発表)
第09号 20031201
 「イラクで韓国人2人被殺、2人負傷」、NSC緊急対策会議招集
第08号 20031124
 「全国の関心が扶安郡の反核ろうそくに集中している」
第07号 20031117
 ラムスペルド・米国防長官、「駐韓米軍、韓半島以外の地域投入も可能」
第06号 20031110
 5万人、全国労働者大会後、火炎瓶デモ 『損害賠償訴訟、仮差押さえ等の撤回要求』
第05号 20031103
 『胸には '謹弔' リボン、 手には「仮差押さえ禁止」』
第04号 20031027
 『派兵反対 7大国民行動計画、5大行動指針発表』
第03号 20031020
 『イラクに対する侵略宣言で、アメリカに対する屈従の告白』
第02号 20031013
 盧武鉉大統領、「再信任の国民投票は1215日前後実施」
第01号 20031006 ソウルの竜山米軍基地、来年初から本格的な移転推進

 

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