2012年、WE INSIST!

2012年01月01日

さようなら!原発 全国から送られてくる声

6歳と2歳の子を持つ母親からのお手紙。「…(略)…娘がまだ幼稚園の年長さんだった今年の2月頃の雪の日に撮った写真。空に向かって大きく口を開けて降ってくる雪を食べている様子。でも、残念ながらもうこれからはこんなことを日本のどこへ行ってもできなくなるのでしょうね。日本には四季があり、季節ごとに風の香りが変わりますよね。私は、季節の変わり目にただよう、過ぎ去ろうとする季節の香り、そして次にやってくる季節の香りを思い切り深呼吸して季節を感じるのが好きでした。家事や育児に追われてストレスまみれの自分が唯一手軽に息抜きできる瞬間でもありました。『あ、夏の香りがする』と5月くらいに思ったり、秋も終わりになると、どこかの庭先で落ち葉を燃やしている煙のにおいが微かにただよってきて、『もう冬が来るんだな』などと思うのです。ほんの小さな私だけの楽しみでしたが…今、外で思い切り深呼吸なんてできません。…(略)…私はイチ(ママ)主婦で、ごくごく平凡で無知な人間です。でも、子どもは守りたいです。子どもは健康に育ち生きるべきだと信じているからです」

全国いたるところから、「さようなら原発1000万人署名」が送られてきています。ドイツのミュンヘンに25年近く住んでいる人からの便り――「福島原発事故は、人災とも言える事故だけに、悲しみとともに激しい憤りを禁じ得ません」。乃木坂の飲食店の経営者から130人分の署名―「飲食店なのでお酒も出るので、汚れたり無くなったりしそうなので、1回目を送ります」。福島のある町からの署名――「風にゆれる花見る人は、誰もなし」との詩とともに。11月26日にあった熊本での「さようなら原発集会」に1,000人の署名を届けてくれた「スナック・みらの」のママさん、「黙ってちゃ駄目、言いたいことはちゃんと言わなくては」。次は2,000人分が目標、良き酒と良き料理、署名もありがとうございます。

思いの伝わる手紙を読むのはうれしいものです。がんばってとの声、声、でも署名数はまだまだです。本当にがんばらないと!

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