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あゝわからない、わからない

2013年12月 1日

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 「あゝわからない、わからない。今の浮世はわからない。文明開化といふけれど。表面(うはべ)ばかりじやわからない。あゝわからないわからない。賢い人がなんぼでも。ある世の中に馬鹿者が。議員になるのがわからない」。明治・大正の時代に活躍した添田唖蝉坊(ソエダアゼンボウ)の演歌だ。「本当に分からない、今の政治は分からない」これは、私の今の気持ち。

 教科書検定基準を変えて政府見解に基づいて記述するそうだ。慰安婦問題や強制連行問題は解決済み、竹島も日本の領土になり、尖閣諸島は議論の余地なしとされるのか。加えて、教育基本法の理念を反映しなくてはならないそうだ。「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」という第2条の5項が問題となるのだろう。他国との間に議論のある問題を一方的に教えられた子どもたちは、将来他国を尊重し国際社会の平和と発展に寄与できるのだろうか。私には全く分からない。「道徳」が教科になるらしい。数値では評価できないから記述式の評価となるらしい。評価する側も困るだろう。

 今国会では、「特定秘密保護法案」をめぐって攻防が続いている。この法案と対をなす「国家安全保障基本法」を次期国会で成立させ、集団的自衛権の行使を憲法を改正することなしに認めようとしている。しかし、安倍首相が最高顧問を務める自民党憲法改正推進本部作成の「日本国憲法改正草案のQ&A」のQ8では、「現憲法は自衛権の行使を9条の1・2項全体で制約しているから、自衛権の行使を妨げないよう改正した」とし、「そのことに基づいて具体的な行使の要件を基本法で定める」と記載されている。では、なぜに憲法を改正せずに基本法のみで自衛権行使を可能にするのか。これも分からない。

 国連社会権規約委員会は「朝鮮高校への授業料無償化不適用は差別だ」と言っているが、日本政府は従う必要がないという。分からない。

 あきらめなされよ、あきらめなされ、あきらめなさるるが無事である。私ゃ自由の動物だから、あきらめられぬとあきらめる。添田唖蝉坊のあきらめ節。

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