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「だまされない」自覚と勇気を! ──再稼働を許さない

2014年4月 1日

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 原子力規制委員会が、鹿児島県の九州電力川内原発の安全審査を優先することを決めた。現在再稼働への安全審査の申請が提出されている8電力10原発17基の中で、川内原発が最初に新規制基準に適合するとされ、再稼働に進んでいくことが予想される。

 九州電力は、基準地震動を従来の540ガルから620ガルに引き上げ、津波の予想は3.5mから約5mへ引き上げている。これで安全は確保されるのだろうか、大いに疑問である。基準地震動については、阪神淡路大震災そして中越沖地震とそのたびに引き上げられてきた。地震動の規模につては、活断層の規模や異なる活断層が連続しているかどうかでも大きく違ってくる。また、研究者の中でも数値の計算に大きな違いがある。中越沖地震の際の地震動は1000ガルを超えていたとも言われている。浜岡原発5号機は、2009年の駿河湾を震源とする地震で、隣接する他の原発を大きく超える震度7の揺れを経験した。その結果基準地震動を1000ガルとしたが、2013年に入って1900ガルと2倍に想定を変更した。このように、地震の揺れは予想できない結果を生む。川内原発の基準地震動620ガルが、原発の安全性にとって確かなものと誰も言えないだろう。

 福島原発事故では、国会事故調の他、政府・民間・東電の四つの組織で事故原因の調査が行われた。国会事故調は「安全上重要な機器の地震による損傷はないとは確定的には言えない」とし、独立法人原子力安全基盤機構の解析結果からは、「地震動による炉心損傷や炉心溶融の可能性を否定できない。1号機のA系の非常用交流電源喪失が津波到達前に起きていた」などとする傍証をあげている。このように事故原因が明確にならない中での安全性とはいったい何なのか、再稼働ありきの安全審査と言われても仕方あるまい。3月15〜16日の朝日新聞の全国調査では、再稼働に賛成は28%、反対は59%だった。大事故の不安は、大いにある、ある程度あるを加えると86%に及ぶ。再稼働に国民が納得していないことを表している。

 社会は脱現発に進んでいる。原発推進派であっても「原発に依存しない社会をめざす」としている。私たちは、生きる哲学として「脱原発」を選択しなくてはならない。3月8日の福島での集会で、大江健三郎さんが述べた「今度だまされれば、日本に将来はない」と言う言葉をかみしめるとともに、「だまされた」で責任を回避しない、「だまされない」自覚と勇気を持たなくてはならない。

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