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日本社会の貧困、 それは政治の貧困

2015年2月 2日

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 「憲法の平和主義は変わりません」とは、安倍晋三首相の言葉。日本の政治の最高責任者の言葉だが、聞いている方にはうそっぽく聞こえる。4兆9801億円、過去最大の2015年度防衛予算額だ。14年度の補正予算額と合わせると5兆1901億円。15年度の概算要求額を500億円ほど上回る。2014~18年度の中期防衛力整備計画(中期防)を超えるペースで、歯止め無く防衛予算が膨張している。

 これまで中期防は、2回連続で減額されてきた。しかし、今回の中期防は前回比で1兆2000億円増額され、その上、年度予算がそのペースを上回ることとなった。その影で、沖縄振興費が5年ぶりに減額された。しかも辺野古新基地建設費は倍増となっている。予算編成に見えてくるのは、弱者切り捨ての発想、民意を一顧だにせず、中央の言うことを素直に聞け、聞けない者は許さないという傲慢な態度だ。

 この国の政治に人の心はあるのか。弱い立場の者に寄り添う姿勢はあるのか。本当に心の底から悲しくなる。生活保護の予算が188億円削減される。主に家賃と光熱費分だ。家庭によっては月1万円の減額もある。あの沖縄が一致して配備反対に声を上げたオスプレイを5機も購入する予算が516億円。3機にしておけば生活保護費の減額はない。いや、本当は1機も必要ない。子どもの貧困率が16.3%を超えている今、何のための防衛費なのか。

 歳出総額は、過去最高の96兆円、国債依存度は38.3%で少し下がったとは言え、国と地方の借金は合わせて1035兆円、対GDP費は233.8%で、深刻な財政危機にあるギリシャを大きく上回る。財政破綻寸前にあり、そして貧困と格差がこれほどまでにはびこっている国が、対潜哨戒機20機で3504億円、イージス艦1680億円、ステルス戦闘機1032億円、たいそうな買い物だ。お腹をすかせる子どもたちの顔が、安倍首相には浮かんでこないのだろう。

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