2009年、WE INSIST!

2009年12月01日

私の希望

一番大事なもの
私は、1970年に大阪市に就職して以来、自治労に加盟し、それ以来、自治労の中で、自分の理想・夢を実現しようとしてきました。それゆえ、「一番大事なものは」と聞かれたら、迷わず「自治労」と答えることができました。自治労は私の「誇り」です。いろんな闘いの思い出やともに闘った仲間たちの顔が浮かんできます。悔しかったこと、悲しかったこと、うれしかったことなどいろんな過去があります。自治労が全てでした。自治労を通して全ての事態を見てきました。
しかし、2002年4月から、平和フォーラム・原水禁の事務局長になり、そして7年後の2009年9月から代表になっています。そしていま同じ問いをされたら、「自治労」ではなく、「平和フォーラム・原水禁」ときっと答えます。平和フォーラム・原水禁が自分の中に大きな位置を占め、自治労が小さくなっているのです。平和フォーラム・原水禁から自治労を見ている自分を発見します。そして「平和フォーラム・原水禁」によって自分の夢・理想を実現しようとしています。私は平和フォーラム・原水禁の組織と運動が日本の「平和と民主主義」にとって欠くことのできないものだと確信しています。その平和フォーラム・原水禁に身をおき、活動することができることは私にとって「最大の喜び」です。

新政権で政策の実現を
 2009年9月、自公政権が終えんし、民主党・社民党・国民新党の3党による新政権が誕生し、2ヵ月が経過しようとしています。新しい改革の取り組みが私たちの目の前で展開されています。選挙を通しての「革命」の実践です。マニフェストの実現をめざして、鳩山首相の奮闘が印象に残っています。
とりわけ平和の課題では、米政府との緊張関係が続く米軍再編成にかかわっての普天間基地の移転課題、インド洋からの自衛艦の引き上げ課題などです。沖縄は、11月8日、普天間即時返還・辺野古基地建設反対の県民集会を開催し、意思統一を固めました。鳩山首相に沖縄の思いを踏まえた奮闘を期待したい。それでがんばる鳩山首相を全力で支援したい。
新政権は多くの課題に直面しています。必要なのは、国民に対する誠実さです。新政権は、多くの苦難を乗り越えて、希望を切り開くでしょう。
(「ナビ」は今号で終わります)

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