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戦争犠牲者追悼、平和を誓う集会誓いの言葉

2009年8月15日

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フォーラム平和・人権・環境代表 江 橋 崇

 先の戦争における戦没者、犠牲者の皆様、今年も皆様にお会いして、不戦の誓いを新たにするこの日がやってまいりました。主催者の平和フォーラムを代表して、皆様に慰霊の誠をささげるとともに、ご遺族に心よりの慰藉を申し上げます。
 昨年、皆様に平和に向けた努力をお約束して1年が経過しました。この期間に、全世界的に高まる反戦平和の声に押されるように、これまで世界各地で戦争に奔走してきたアメリカでは政権交代が起こり、オバマ新政権はイラクでの戦争の終結と、核兵器の廃絶に向けた努力の決意を表明しました。日本でも、イラクに派兵されて最後まで残っていた航空自衛隊も撤退しました。
 こうして、世界の平和に向けてわずかな希望が芽生える一方で、北朝鮮によるミサイルの発射と核実験の強行は東アジアにおける平和を大きく脅かしています。ソマリア沖では海賊対策として自衛艦の派遣がおきました。アフガン、インド洋での軍事行動もやみません。わずかな希望に比べれば格段に大きな不安と懸念です。私たちは、平和を希求しながら倒れられた皆様のお気持ちをいっそう深く心に刻んで、戦争に向けたこうした試みにさらに反対の声を上げて、世界の絶対平和を追及しなければならないと思います。
 人は、亡くなられたあとでも、人々がその人を憶えている限り心の中で生き続けるといわれます。戦争において尊い命を犠牲にされた皆様は、アジア各地の戦争犠牲者とともに、人々によって記憶され、追悼されることによって私たちの心の中で生き続けることになります。皆様の平和への思いは、私たちの思いと重なって生き続けます。ですから、私たちは、毎年この地に集い、皆様とお会いして思いを新たにして平和の課題に取り組んできました。
 今、政治の場面では、宗教的に中立な追悼施設建設の是非が問題になっています。今月30日の衆議院議員総選挙を過ぎれば議論の趨勢が見えてくるでしょう。私たち平和フォーラムは、この場で毎年皆様を偲び、追悼する行動を行ってきた者として、改めて、国家神道の拠点である靖国神社における慰霊、追悼の行事への政府の参加、支援に反対し、それに代わる宗教的に中立な追悼施設の建設を期待したいと思います。そのことが、皆様と、また、同じくアジア・太平洋地域で展開された第二次大戦に倒れた多くの方々のお気持ちに応える道であり、平和への願いをさらに強める私たちの責務であると思います。
 今日は、戦火が止んで64回目の8月15日です。私たちは、これからの一年間、さらに平和への思いを強めて、来年の今日、皆様に、その成果を晴れやかにご報告できるように、いっそう努力します。皆様が私たちを静かにお見守りになり、お心安らかに過ごされるようお祈り申し上げます。

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