声明・申し入れ、2009年

2009年10月03日

10.3NO NUKES FESTA2009集会アピール

「10.3NO NUKES FESTA2009~放射能を出さないエネルギーへ~」参加者一同

 地球温暖化を防止するため、世界に通用する持続可能な社会をめざすことが求められています。放射能を撒き散らし、放射性廃棄物を出すような原発などで、途上国と一緒に問題を解決することはできません。日本のような工業先進国は、自然と共生する社会モデルを目指すことが必要です。
ところが、これまでのエネルギー政策は、予算の大半を原子力に投入し、自然エネルギーの開発利用を遅らせてきました。また、2005年に策定された原子力政策大綱では核燃料サイクル路線が再確認されました。
しかし、根幹である六ヶ所再処理工場では技術的欠陥が続出し、本格稼動は延期を重ねていますし、もんじゅ運転再開の目途も立たないなど、原子力政策は矛盾だらけです。中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発や東海地震の震源域に立地する浜岡原発などに安全のお墨付きを与えつつける安全規制体制は、国家的耐震偽装ともいえ、国民の信頼を失っています。
原子力関連企業や原発推進の研究者による利権構造は、現実を踏まえた国民的議論を拒んできました。原子力委員会は、これまで5年ごとに行ってきた政策大綱の見直しすら先送りするとしています。
わたしたちは、非自民の新政権が発足した今こそ、原発の新増設を中止し持続可能な社会を目指す方向にエネルギー政策を転換するべきであると考え、本日、明治公園に集まりました。
危険なプルトニウム利用として計画されている六ヶ所再処理工場の稼動、各地の原発でのプルサーマル、もんじゅの運転再開を中止させ、原発の新増設を止めさせましょう。
破たんしている原子力政策大綱の見直しを政府に要求して行きましょう。また、原子力安全規制体制の抜本的見直しを要求して行きましょう。
わたしたちと子どもたちの未来のために!

 

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