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被爆68周年原水爆禁止世界大会 大会宣言

2013年8月 9日

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被爆68周年原水爆禁止世界大会 大会宣言

 嘆き・悲しみ・苦しむ人々、呆然と空間を漂う瞳、なすすべもない怒り、そこには、キノコ雲も、原爆ドームも、廃墟と化した町並みも、何もない。ただ、さまよい、傷つき、亡くなっていく人らしき人の群れ。丸木位里・俊さんの「原爆の図」です。
 非人道的兵器・原子爆弾による惨劇は、言葉で表すことができないほど人間の尊厳を奪い尽くした世界なのです。ヒバクシャは、生涯にわたって肉体的に、精神的に、社会的に塗炭の苦しみを強いられています。そして、その苦悩と不安は、次世代へとつながっています。
 「ピカも、人が落とさにゃ、落ちん」という、位里さんの母親の言葉。人間の尊厳の基本にある「命」、そして人間の手で奪われる「命」。人間が繰り返してきた愚行。私たちは、ヒロシマ・ナガサキの実相を伝え、その風化を決して許してはなりません。「一人ひとりの『命』に寄り添う社会」を求め続けてきた私たちは、すべてのヒバクシャの願いと想いを受け止めて、新しい世界の創造に邁進します。 
 2011年3月11日、東京電力・福島第一原発事故は、15万人とも言われる多くの人々の故郷を奪い、避難生活を強いています。2年5ヶ月を経過してもなお、放射能がこれまでの生活を拒み、明日の展望を見いだせずにいます。事故は、過去のものではありません。現在も進行中であり、新たな不安を生み出しています。原発事故は、健康を奪い、生活を奪い、地域の文化と歴史を奪い、家族と多くの人のつながりを奪いました。また事故の収束に携わる労働者の被曝も深刻です。私たちは、原発事故被災者と被曝労働者の健康と命と生活を守るよう、政府に強く求めます。
 ヒロシマ・ナガサキの実相とフクシマの実相は、多くの部分で重なり、多くの部分で異なるものです。しかし、それは「命」の尊厳を奪う人間の愚かな行為の結果であり、国策がもたらしたということで根本でつながるものです。国の責任を明らかにし、国の手による補償を確固としたものにする努力を続けます。
  安倍政権は、今、数の力でもって、集団的自衛権の行使を容認し、憲法を全面的に改悪し、国民の権利を奪い戦争への道を歩もうとしています。第二次大戦後の覇権を握ろうとして原爆を投下した米国に追随して、再び戦争国家の道を歩もうとしているのです。戦争のための米軍基地が集中する沖縄で、今大会期間中の8月5日に軍用ヘリコプターの墜落事故が起こりました。沖縄での「命」の軽視は、米国が、日本が、戦争国家であることを象徴するものです。私たちは「戦争国家」を絶対に許しません。
 安心して暮らせる福島を取り戻し、子どもたちに核のない未来を贈りましょう。再稼働を許さず、再処理を止め、脱原発社会をめざしましょう。持続可能なエネルギー社会をつくりましょう。平和憲法を守りましょう。非核三原則の法制化と東北アジア非核地帯の実現をめざしましょう。オスプレイの配備撤回、米軍基地の撤去を実現しましょう。核兵器禁止条約をつくりましょう。すべてのヒバクシャの権利を拡大しましょう。

 「人類は生きねばなりません」

 ノーモア ヒロシマ! ノーモア ナガサキ! ノーモア フクシマ! ノーモア ヒバクシャ!ノーモア ウォー!

2013年8月9日

被爆68周年原水爆禁止世界大会

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